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Posted by あしたさぬき.JP at

2008年11月30日

国産レモンは産直で

 前にも書いたけど、レモンの木を庭に植えている百姓はけっこういるので、産直でレモンをよく見かけるよ。うちにも樹齢35年のおじい木と10年の一昨年くらいから精出して実をつけてくれている木と5年目の若木と2年目の苗がある。いろんな種類の木とごちゃごちゃに植えているせいか、病気にもならず、また、強風も避けられるので柑橘の天敵かいよう病にも無縁でええが。



 収穫はまだや。まだ夢ハウスによその生産者が出しているのがあるきんな。それもかいよう病やすす病にやられてなくてとてもきれい。マルナカなんかでたまに国産レモンあるけど、かいよう病のついた小さいのがけっこういい値段するきんな。産直やったら輸入もんと同じか安いくらいで買えるよ。今あるぶんが無くなったらリレーで出そうと思っとるんや。わしが思ってるだけやけどな。去年はこの時期にもう出してたんやけど、年明けにはなくなって、問い合わせが来たきんな。春先くらいまでみんなで繋いで、なるべく長い時期、国産レモンがお手軽に手に入るようになるといいな。



 今日は牡蠣食べ放題に行ってきた家族のお土産の牡蠣を全部カキフライにして、レモンのしぼり汁をかけて食べた。カキフライってなんであんなにうまいんやろな。カキフライは心とお腹を潤してくれる。リリンの生み出したフライの極みだよ。
  


Posted by kazuzo at 21:35Comments(2)産直

2008年11月28日

花売りのおっさん

 ただいまのうちの主力商品はブロッコリーともうひとつ、スプレー菊。去年挿して増やしたんやけど、秋菊の残党しかないこの時期にようけ咲いてくれた。寒菊は別にあるきんええんや。この、花のない時期に咲いてくれてありがとう。



 普通の小菊の感覚の間隔で植えたらどんどん分枝して密植気味になってしもうた。おかげでちょっと病気やアブラムシがきとるけど、自分で束にして出すぶんにはぜんぜん大丈夫。産直じゃなくて市場出荷なら薬剤かけまくらないかんところやろうけどな。


 暖かいきんキンセンカがもう咲っきょる。脇芽がいっぱいでるので遠慮なしにサクサク収穫。これは明日から。


 ブロッコリーも花の蕾やきんな、花に食わせてもらいよるが。
  


Posted by kazuzo at 20:53Comments(0)

2008年11月27日

雨が多くて困るがー。

 この秋はほんまに雨が多いな。ほんでぬくい。するとどうなるか。作物に病気が出る。病気の原因はウイルスもあるけど、細菌や糸状菌(カビ)が多いきんな。

 昨日ちょっと触れた、来月お目見えの茎が甘くて太い品種のブロッコリー。花蕾の目もきめ細かくて、こんなうまいブロッコリーはないでっていうくらい美味いんやけど、なんとて病気に弱い。べと病、黒腐病、もちろん根こぶ病など。前二者は葉につく病気やきん、広がらないうちに精出して薬ふったらなんとかなる。今年は予防的に先手先手を打ってきたんやけど、とうとう黒腐病がそこかしこに出てきた。もう防除はせんつもりでおったのに、めんどくさー。炭酸水素ナトリウム剤…要するに重曹やけど、今降ってる雨がやんだら散布せないかん。

 そんで、うちの畑ではやけど、新顔の病気がまた出てきた。


 菌核病や。キャベツではポピュラーな病気げなな。根元から白いカビが広がって、その中に黒豆のような菌核を作る。根元から広がるきん、気づいたときにはもう遅くてたいてい枯れとる。ギャフンや。しかもこれにはブロッコリーに登録のある薬剤がない。こらえてつかよ。

   


Posted by kazuzo at 19:54Comments(0)野菜

2008年11月26日

ブロッコリー食べてつかよー。

 輸入の冷凍ブロッコリーに針が入っていた事件が香川県を騒がせとるが。高知では爆弾らしいけどな。四国の表裏でえらいちがうもんやな。

 風評被害を心配したけど、今日も産直ではブロッコリーを完売したが。今出しているのは小さいのを袋詰めにしたぶん。

 根こぶ病にやられた株も、寒くなって病気の元のカビの活動が収まったのか精出して新しい葉を出して花蕾もつけとる。



 下は順調に生育しとるぶん。

 ところが、上のは規格外なんよね。無理やり規格の大きさまで置いといて集荷場に出荷するとどうなるか。秋の生育期に成長を長く阻害されとったきん、花蕾は緩み、形もいびつで茎も細い。秀優良の良のMサイズがええとこ。市況がよくないと良のMはひと箱24個で数百円ということもある。ひとつあたりだと20円から40円。百姓が負担する流通経費は、ところによって違うんやろうけど、ひとつで40円弱くらい。秀の2Lサイズであろうと良Mであろうと流通経費はだいたい同じや。氷代や運賃やかかる人件費は変わらんきんな。というわけで出荷した時点で赤字になるということもある。

 ブロッコリーはまだ価格が安定しとるほうやけど、白菜やキャベツや大根なんかは暴落した場合、畑に鋤きこんでしまうことがあるよね。精出して育てて収穫して出荷しても、出荷すればするほどお金を取られるのは理不尽やもんね。それやったら鋤きこんで畑を肥やしたほうがええということやな。みんな精出して国産野菜食べてつかよ~。

 話をこんまいブロッコリーに戻すけど、こんまいのは緩む前の食べごろのぶんを早朝収穫して袋に2~4つくらい詰めて産直に出すよ。これが結構人気なんや。スーパーではこういう売り方を見かけないけど、料理に使いやすいのが受けとるんかな。栄養価の高い太い茎のを食べてほしい気もするきん複雑な気分やけどな。12月の半ば以降はものすご茎が太うて甘い品種のぶんが出るきん、今のうちはこれを食べて待っとってつかよ~。  


Posted by kazuzo at 20:20Comments(0)野菜

2008年11月24日

玉野市内にて農産物のPRについて考えた

 岡山県南部はナスの名産地なんやてな。知らなんだ。ナスはありふれすぎるほどありふれた野菜やしハウス栽培でも出来るきん、どこでもできるもんやと思ってたけど。というか、産地うんぬんはイメージ的なものも大やきんな。どうも岡山のほうではナスを大々的にアッピ~ルしようとしとるらしい。その現場を視察しに、わざわざ船に乗って玉野市を訪れたがー。

 まず、上のリンクにもあるように、香川の産直サンバ隊のような「なす絶対食べさせ隊」というのがおる。目立つPR部隊を組織して各地を転戦するのは基本やな。しかし産直サンバ隊がフルーツを主にPRしているのに対して、なす絶対食べさせ隊はナスや。なんとて地味や。岡山弁で言うとぼっけー地味や。そこでナスを使った新料理を考案してPRに役立てとる。それが下の写真のナスピザや。無料で配っとった。



 輪切りにしたナスにチーズとピザソースやらなんやらを乗せ、要するにピザ生地をナスに置き換えているわけや。ぼっけーうまかったがー。ナスとチーズは相性がいいよね。うちでも夏にナスがようけできたら、ナスのチーズ焼きをようやる。しかしナスのチーズ焼きではインパクトが弱い。ナスピザだと意外性があってPR力が生まれるということなんやろうな。なるほど、意外性って大事やのー。フルーツならたいていワインかジャムにしてそれを特産加工品にしようとするけど、なんだかもうお約束感があるよね。そういう定番も大事やけど、いちじくの天ぷらとか、そういうインパクトで勝負する方向性も必要やな。


 しかし無料のはずのナスピザが後でえらい高うついたが…。
  


Posted by kazuzo at 23:50Comments(0)雑記

2008年11月22日

相対的に全然若者

 本日を持ちまして33歳になったがー。75年の11月22日は歌手のaikoさんとお誕生日そっくり同じ。33年前の「いい夫婦の日」に生まれたのがわしや。いい夫婦の日にできたお子さんやきんな、なんか象徴的なお子さんやな。朝、女友達から「今日はいい夫婦の日だねえ(間にいっぱい改行)誕生日おめでとう」とメールが来たきん、「そそそそりは遠まわしな結婚しようよでしか?」とネタで返信したらピシャっとマジレスが帰ってきた。

 しかし33となると、蜜柑の木やったらそろそろ寿命や。そう考えると歳をとったなあという気がするけど、なんせこういう職業やきん、周りからしたら若造もええとこ。遊び場も競輪場やきん、若造もええとこ。なんせ職業も趣味も平均年齢60オーバーの世界やきんな。

 競輪場には20くらいから出入りしていて、その強烈じいさんワールドで長年揉まれたせいか、おかげで百姓業界にもすーっと入っていける。寄り合いでも浮いてる気せえへんし、じいさんばあさんとのコミュニケーションで苦労もしない。ああ、競輪やっててよかったよ。これからの高齢化社会に対応しようと思う若者は競輪やるべきや。介護関係に就職しようという若者なんかとくにお勧めするよ。競艇や競馬は客がちょっと若いきんダメ。

 かくのごとく年寄りに囲まれて生活しよるともうひとつ利点がある。30代になると罹りがちな「最近の若者は」病にならんで済むんや。なんせ自分が若造やきんな。それと、若者のマナーの悪さよりもじいさんたちのマナーを超えた無頓着さを普段からよく見とるきんな。30前後になると、自分の若い頃や各種統計資料を無視して最近の若者を憂い出すもんがアブラムシのごとく沸いてくる。そういうのは客観的に見て見苦しいよ。ああ、競輪やっててよかった。百姓やっててよかった。

 まだまだ勉強することは佃煮にするほどある。若造らしく精出して貪欲に勉強せなならん。とりあえず今から、今日の玉野競輪のダイジェストをネットでチェックすることにするがー。  


Posted by kazuzo at 18:48Comments(0)雑記

2008年11月21日

答はないきんおもっしょいんやが。

 今日はブロッコリーの目揃え会やったが。目揃え会ちゅうのは、現物の野菜を前にして出荷規格を生産者みんなで確認しましょうねの会や。今年も農協のTさんのブロッコリーからヨトウムシを出す手品が炸裂しとったが。Tさんがこれと目をつけたブロッコリーを、机の上でトントントンと釘を打つように叩くと、花蕾の中からヨトウムシが出てくるんや。全ての花蕾に虫が入っているわけでもないのに、なにやらすごいが。

 今年は秋に雨がようけ降ったやろ。というか香川はようけ降ったんや。そやきん、畑が準備できんで、苗を植えられなかった畑がようけあって、予定の8割の作付けに留まったそうや。お天道様のご機嫌伺いは植えるときからすでに始まっとるんや。植える時期は品種の特性によって、またその後になにを作るかによって制限があるきんな。ブロッコリーみたいな気候に敏感な野菜は特にそうや。うちはその時点ではやけど幸いにして予定通り全部植わった。

 植える時点ではよかったんやけど、その後根こぶ病にやられたのは前に書いたとおり。今日も根こぶ病の話題になった。やっぱり増えとるんやと。そんで、まんのうのほうはまだマシなんやけど、河の下流の多度津のほうになると9割の畑が根こぶ病の菌に汚染されとるげな。こらどいや。水は高いところから低いところに流れる。水に乗って移動する菌がそれに従うのは道理と言えば道理やけど、不条理やな。

 その対策なんやけど、発覚から1ヶ月、いろんな人に話を聞いたり本を読んだりしたけど、人によって言うことバラバラ。おもろいなー。いやね、方向性は同じなんよ(2方向ある)。でも方法がバラバラ。ちょっとまとめてみるよ。

1.根こぶ病に罹らない環境作り
 (1)pHを上げる 
   石灰資材を数年掛けて多投 
   有機石灰を上に同じ
   転炉スラグをいっぺんにどかーんと投入
   鶏糞を300kgくらい投入
 (2)畑を過湿にしない。
   高ウネ
   排水路をしっかり掘る
 (3)畑の微生物層を豊かに  
   有機物(牛糞堆肥など)多投
2.菌密度を下げる(上げない)
 連作しない。
 おとり大根の作付け
 薬剤散布

 相互に矛盾するものもあれば併用できるものもある。太字は他と全く抵触しないもの。薬剤散布は好き嫌いの問題はあるけどね。

 来年に向けて、これだけの材料を取捨選択して根こぶ病の出ない畑という絵を描いていくわけや。そう考えるとおもろいなー。悟空やったら間違いなく「オラ、ワクワクしてきたぞ!」というね。まっさらな畑より根こぶ畑のほうが相手として手ごわいわけやきんな。わしもわくてかするぞ!

 とかいいつつわし、ドラゴンボール嫌いですねん。死んだ人間とか宇宙人とか簡単に生き返るやん。昔、こういう漫画やドラクエみたいなえせロールプレイングゲームの流行が、どんな暴力描写よりも子供が命を軽視することに繋がるんやと真面目に思っとった。そんなわけでわしはウィザードリーばっかりやってるガキやったが。  


Posted by kazuzo at 21:17Comments(1)

2008年11月20日

wwwwwwwwwwwww

 周りでは麦の作付けの準備が始まっているけど、麦は正味の話あんまり割に合わないきんうちのヒノヒカリ跡の田んぼはほぼほったらかし。主に草を生やしとる。レンゲにヘアリーベッチのマメ科緑肥。それに今年初めて蒔いた菜の花がようやく芽を出した。


 
 もう一枚の小さな田んぼは正真正銘のほったらかし。最初はここに菜の花を蒔こうと思ってトラクターを出動させてみたら、稲ワラの間からカラスノエンドウの芽が出とる。今年の春に田んぼの一部で咲いてたんやけど、どうやら田んぼ中に種が広がったらしい。カラスノエンドウはマメ科でヘアリーベッチと同じくソラマメの仲間。普通は単なる雑草扱いやけど、実質的には緑肥になる。じゃあ、ほったらかしにしてほこらせようということになった。

 

 ちなみにレンゲは今こんな感じ。


 どの田んぼもこの記事のタイトルのように草がほこるとええな。夏の草はたいていはがいけど、冬から春の草は役に立つものが多いよ。


   


Posted by kazuzo at 21:09Comments(0)

2008年11月18日

明日は雪かもしらん。

 って、今オフトークで言ってたよ。明日の朝の収穫は産直に出す用のブロッコリーだけやきん、ちゃっちゃと終わらせておこたで丸くなっとこう。わしは犬より猫が好きやきんな。鎖に繋がれたくも繋ぎたくもないし。

 旧満濃町内の気候でよく言われることやけど、バイパスじゃないほうの32号線を境に南のほうがようけ雪が降る。あと、丸亀とまんのうの境目の道(宮武のうどん屋がある道)の南北でもだいぶ違う。うちはその2つの道の間にあるんやけど、明日はどうなるやろな。雪がブロッコリーに当るとアントシアンが発生して赤くなるきんやめてほしいんやけどな。健康マニアホイホイのアントシアンじゃなくてアントシアンね。単に赤くなるだけ。温めると緑に戻る。そういう意味のないことはやめていただきたい。  

Posted by kazuzo at 21:31Comments(0)雑記

2008年11月17日

周りは罠

 漢字が読めない学習院大学出身首相のことが話題になっとるけど、わしもこの前、端境期を「たんきょうき」と読んで笑われたがー。わーん、絶対こんなん音読みでも訓読みでもええってーと思って帰って辞書引いてみたけど、訓読みやった。IMEでも「たんきょうき」では変換してくれん。ぎゃふん。

 産直での最近の挨拶代わりの話題と言えば、「大麻は反でなんぼになるんな?」や。もちろんうそやけど。「反でなんぼ」とは「1反(10a)でいくら儲かるの?」の意味。百姓のそろばん勘定は基本的に1反が単位。北海道とか行ったら1町(1ha)になるんかもしれんけど。

 実際現行法下で免許持ってない百姓がやるんやったらどうなるやろなー。これはあくまで思考実験やきん、炎上とかこらえてね。まず畑のぐるりに背の高いソルゴーを蒔く。目隠しや。大麻も押入れとかじゃなくちゃんと育てたら背が高くなって目立つしな。種が、テレビで見たのでは10粒5000円。1反に2000株立てるとする。計算がめんどいきん発芽率は100%で計算するけど、種代だけで100万800円もかかるでないか(800円はソルゴーの種)。肥料とかはあんまり要らんと聞いたことがある。虫や病気はどうなんやろか。このジャンルでもやはり有機無農薬が好まれるのであろうか。カルチャー的にはそうかもしれん。

 でも1反もになったら収穫が大変そうやなー。専用のコンバインとかあるんやろか。どうもなさげ。家庭菜園ならぬ家庭麻園がテレビで煽るように流行っとるんやったら末端価格も下がっとるかもしれんしなー。というか早よ寝よ。明日も朝からブロッコリーとらないかん。


 懐かしのタイマーズのこの曲でお別れです。音量が小さいのはうp主の配慮であろうか。


   

Posted by kazuzo at 20:52Comments(0)雑記

2008年11月16日

いちじくおしまい。ルッコラ売れた。レモンどうしようかな。

 ジャンキー&フリークスのお客さんもそうでないお客さんも、今年もありがとうございました。今日を持ちまして今年のいちじくおしまいでした。今週から寒くなるらしいしな。今年は大不作の去年に比べたらようでけた。カイガラムシが結構おったきん、すす病(実や葉が黒くなる)を心配したけど気候のせいやろか、そんなに出んなんだし。来年もまたよろしくお願いいたします。

 


 土日に初めてルッコラを売ってみたんやけど、そこそこのお値段で割りとよう売れたがー。なんせ競輪場並みの年齢層の田舎の産直市場、あえてハーブとか書かずに、ネットで調べた健康情報もなんだか眉唾もんやったきん、上記のような感じで売ってみたんやけどまあまあ興味を持ってもらえたようやった。蒔いて1ヶ月くらいで収穫できるもんやし、周年作ってみようかな。けったいなお味でうまいしの。

 いちじくが終わったらレモンを出す季節や。まだちょっと青いけどな。レモンは露地でも10月くらいになったら青くても果汁はしっかりつまっとるもんなんやけど、なんせレモン=黄色いもんという固定観念を多くの人が持っとるきん、青いと売れん。ほんまはいちじくとグリーンレモンをセットにして手作りジャムキットとして売り出したいんやけどな。

 ところで庭先にレモンの木を植えとる百姓はわりといてて、ちょこちょこ産直に出とる。でも値段設定が安いんよねえ。有り得ないくらい安い。普通の大きさやのに3つで100円とか。防腐剤に漬け込んである輸入もんがスーパーでたいてい3つでイチキュッパーでっせ。同じスーパーでも国産買うとその3倍くらいするけどの。産直でもせめて輸入もんと同等かちょっと安いくらいの値段つけようで。皮まで安心して使えるレモンの価値を舐めたらあかん。そら安いとお客さんにはありがたいけど、国産レモン復活のためには、長い目でみたら適正価格を求めたほうがええはずや。

 去年は2つで110円という値段設定を試みて気合の入ったポップで売った。3つ100円のがなくなった頃合いを見計らって出したんや。ところが途中でまた3つ100円があらわれた!じっと我慢の子で売り切ったけどの。今年は2つで120円にチャレンジしてみたい。それ以上上げる気はないんやけど。上でアゲアゲ言うてるけど、高級品にはしたくないきんな。冷蔵庫にいつも入ってたらうれしいもんであるべきや、レモンは。  


Posted by kazuzo at 19:50Comments(0)産直

2008年11月15日

農機具の大展示会に行ってきたがー。

 ニューレオマ(ジャーをオニシにカセたらえらいことになった)ワールドで行われたI社の年に一度の大展示会に行ってきたがー。

 レオマの駐車場からエスカレーター上がったところの広場にところ狭しと並ぶ農機具たち。
  

 
 なんだかエヴァンゲリオンと戦ってそうな機械やけど、その正体は農薬散布から肥やりから畝たてから中耕まで畑でなんでもやる夫くん。もちろん高い。汎用決戦兵器や。

 
 ステージ上ではトラクターの実演会。写真には映ってないけど、ちゃんと司会のおねえさんもいたよ。

 見てるだけで(特に値札を)お腹いっぱいになったがー。お弁当もろたので実際お腹いっぱいになったけど。

 ところで最近ネットの一部で日本とアメリカの家電製品の違いが話題になっとった。日本の大手ブランドのはやたらハイテクだったり高機能だったりコンパクトだったりして高い。アメリカのは安くてでかい。それはなんでなという話や。その辺同じことが農機具、特に農機具の白物家電と言えそうなトラクターやコンバインにも当てはまりそうな気がするよ。最近は価格を抑えたもエントリーモデルも出ているけど、数社の寡占状態で、やたら高機能で高い。農機具の場合はお金を払えば払うほど作業時間を短縮できるきん、金で時間を買ってるようなもんやけどな。この機械とこの機械さえあればもっと昼間にニコニコ動画が観られるのに…。というわけで、時間というのはお値段の張るもんやなあということを思い知らされた秋の午後やった。  


Posted by kazuzo at 20:30Comments(0)雑記

2008年11月14日

ルッコラと茎ブロッコリー

 茎ブロッコリーが収穫期を迎えたので、週末にルッコラといっしょのコンテナでご提案してみるよ。週末はちょっと変わったサラダでスイーツ気分でどないだというわけや。



 茎ブロッコリーの畝の隣は小菊やきん、モンシロチョウの飛来はかなり防げた。なんでも食うよのヨトウムシは来たけどな。



 真ん中の頭頂花蕾を獲ると、脇から側枝がいっぱいでてくるんやが。それを茎ブロッコリーとして食べる。これは茎がやりこいきん皮を剥かずに固ゆででOK。アスパラのような食感で栄養満点や。ブロッコリーはなにげに茎に栄養がつまっとるきんな。

 茎ブロッコリーは明日の朝収穫するけど、ルッコラは夕方収穫して洗うた。水が切れたら袋に入れて出すよ。なぜ朝採らないかと言えば葉っぱもんは夕方採ったほうが栄養価が高いきんや。その辺の野菜tipsはこの本に詳しいよ。↓




  


Posted by kazuzo at 19:48Comments(0)野菜

2008年11月13日

今年のブロッコリー初収穫

 根こぶ病に半分やられた今年の早生ブロッコリーも収穫の日を迎えたがー。いうても今日は数えるほどしかなかったけどな。こんだけ。



 若い娘さんと新鮮な野菜はドアップにすべきや。


 根こぶ病が発病している株も精出して子孫を残そうと花蕾をつけとる。しかし悲しいかな人間の都合により規格外やきん、茹でてお昼においしくいただきました。


 みんなも精出して食べてつかよ!  


Posted by kazuzo at 19:40Comments(2)野菜

2008年11月12日

井戸水がぬくいと冬はもうすぐや。

 明日からブロッコリーの収穫を始める予定は未定なんやけど、収穫用のコンテナを今日は精出して洗ったがー。前日になって洗うのは一番きれいきれいで清潔な状態で使うためや。けっ、決してまんどくさくて先延ばしてたわけじゃないんだからね!

 井戸水の蛇口をひねると井戸水がぬくい。陽射しはあってももうだいぶ気温が低いきんな。井戸水の温度は夏でも冬でもたいして変わらない。そやきん、夏は冷たく感じ、冬はぬくく感じる。おかげで、洗って出荷する柑橘や軟弱野菜の多い冬は助かるんよね。

 とりあえず、さしあたって必要な分だけ洗った。なんとて一番きれいきれ(ry

  

Posted by kazuzo at 19:38Comments(0)雑記

2008年11月11日

ガソリンは安うなったけど肥料は相変わらず高い。

 いちじくにお礼肥をやらないかんきん、夏の肥料価格爆上げ以来久々に肥料を物色しに行ったけど、相変わらず高かった。有機肥料も化成肥料も高い。いちじくは窒素よりリン酸とカリが欲しいきん、リン酸・カリ多めの肥料を探すんやけど、そういうのほど高い。窒素肥料は空気中の窒素やナフサから作るきん、まあ安いんやけど、鉱石が原料で外国産に限られるリン酸やカリは値段が下がらないんや。参ったねえ。

 頼んどる安いし尿肥料はなかなか取りに来いとの通知が来んし。これがあったら、くん炭と混ぜて果樹園のお礼肥を十分賄えたんやけどなあ。とりあえず今必要最小限のものだけ買って帰ったがー。明日ふっとこ。  

Posted by kazuzo at 20:13Comments(0)雑記

2008年11月10日

薪で焚く風呂はキモチA



 寒くなって太陽風呂もあんまりぬくくならんようになったきん、薪で風呂を焚いているよ。去年のいちじくの剪定枝を一年間軒下で乾燥させて釜に投入や。薪で焚いた風呂はすごい温まる。やまうちのうどんになった気分や。温泉の素とかいらんし。〇〇水とかいらんし。遠赤外線とかいらんし。というか遠赤外線商売はインチキが多いきんなー。

 灰は畑に返す。酸性を中和してくれるし、カリも供給してくれるきんな。リサイクルマークはエコマーク…ってPerfumeのDVDのMCであーちゃんも言ってたよ。陳腐化したエコという言葉は好かんけど、あーちゃんが言うなら許す、うむ。


  
タグ :あーちゃん


Posted by kazuzo at 20:19Comments(2)雑記

2008年11月09日

雨読にも道具が必要や

 雨が降り続くと仕事ができんのでおうちの中で音楽を聴いたりニコニコ動画を見たり昼寝をしたり本を読むことになるんやけど、雨と同時に寒くなったので炬燵を出したら読書が実にはかどった。寝床で読むと30分で寝るきんな、わしは。

 最近導入した読書台が調子ええが。


 某有名書評ブログで紹介されていたもんなんやけど、読書台3台目にしてええのにめぐり合ったが。1台目は大昔に東急ハンズで買ったもので、当時流行のトランスルーセント(初代iMacみたいなん)を取り入れたデザイン性の高いもんやったけど、ページ押さえが弱かった。2台目はダイソーで100円で買ったんやけど、いろんなところがあまりにも弱かった。この3台目は押さえもスタンド部分もしっかりしとるし、角度調整もバッチリ。台の部分が緩やかにカーブしていて本が読みやすい感じに収まるのがええな。安いし。



 雨中読んだ本。

 ジャイアンリサイタル並の金融・経済音痴のわしに金融理論(の入門部分)を理解させてしまうおそるべき本。高校時代の日本史で習ってよく分からんかった〇〇の改革の意味が15年の年月を経て今分かったがー。


 宮台、香山、三浦展、あずまん、チャーリーなどの「俗流」若者論を、主に統計面の根拠薄弱さから滅多切りにしちゃって痛快は痛快なんやけど、あずまんは動物化した若者でも生きていける社会を模索してるんやから別にええんちゃうかなあ。言葉遊びより統計に基づく制度設計が大事なのはもちろんやけど。


 一見おいしい野菜を見分けたい主婦向けやけど、作り方に関する記述は完全にプロ農家のほうを向いて書いてるんよね。詳しいレビューはまたLibros a un labradorに書くよ。   
タグ :アサマシ


Posted by kazuzo at 20:02Comments(0)雑記

2008年11月08日

カリ高メモ

カナダの肥料メーカー大手3社で構成する輸出組合カンポテックスは6日、日本向けのカリウム輸出価格を3割引き上げると発表した。
カナダの肥料輸出組合、対日輸出価格を3割上げ


 世界経済の混乱で肥料価格の上昇は一服するかと思ったんやけど、そない単純にはいかんみたいやなあ。精出して籾殻くん炭を作らないかん。カリは有機肥料原料に含まれる率が低いきんな。リン酸なら鶏糞や米ぬかで結構なんとかなるもんやけど。
   


Posted by kazuzo at 19:11Comments(0)雑記

2008年11月08日

柿ニモ負ケズ蜜柑ニモ負ケズ

 まだまだいちじく収穫中。雨が降ったせいで、木に残ったわずかな実がどんどん開いてきよるでないか。



 寒くなったこの時期、ふつうはこんなん。↓


  
 ところが雨が降り続くと

 くぱぁ。

 
 明日もまだまだあるよ。産直の棚が柿に占領されて、置く場所ないんやけど…。  

Posted by kazuzo at 11:32Comments(0)いちじく