この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

Posted by あしたさぬき.JP at

2010年07月26日

腐女子はブルーベリーやおいの夢を見るか。

 ブルーベリーが収穫最盛期やが。とはいってもうちは一日10パックがせいぜいなんやけどな。でもそれがほぼ毎日全部売れるんやきんうれしいな。ブルーベリー出し始めて5年目、確実に認知されているのを感じるよ。

 ところでブルーベリーにはあほほどの種類の品種がある。そんで、これはラビットアイという系統に顕著なんやけど、自家不和合性が強い。同系統の違う品種同士で受粉させないと大きな実が生らないんや。

 そういう性質もあって、ブルーベリー品種のマニアは多い。でもネットを見てみると男性が多いような気がするな。軽くて収穫しやすい果物やきんもうちょっと女性がいてもいいような気がするけど。

 そこでなんやけど、ブルーベリーの上記のような性質はやおいにならないのやろうかと考えた。が、ググってもみたけど見当たらなかった。例えばティフブルー×デライトみたいなのを擬人化してクネクネさせる文化を育む取り組みが必要なのではあるまいか。いやそうでもないか。  

Posted by kazuzo at 21:08Comments(4)ブルーベリー

2010年07月04日

ブルーベリーを出すよ。



 土曜日にちょっとだけブルーベリーを夢ハウスに出したよ。完売御礼。日曜出すぶんはまだなかった。

 今年は春が寒かったきん、ブルーベリー遅いなあと思ってたんだけど、そうでもなかった。去年の記事を見ると、7/6にそろそろ出そうかなと書いてある。この記事にあるポップで今年も販売するよ。

 ブルーベリーって、ついつい目にいいよとか健康効果とか書きたくなるけど、あんまりそういうのはね、フードファディズムの片棒担ぎになるきんな。黒歴史として、販売に苦労してた数年前は実はそういうこと書いたことある(きゃー、恥ずかしい)。もうそういうのはやめた。変な疑似科学やフードファディズムで食べるものに枠をはめずに、楽しくいろんなものを食べて欲しいと心から願う。

 今夢ハウスは面白いよ。そりゃこの時期の常として玉ねぎとかジャガイモが多いけど、そんな定番の間に、山の涼しいところから来るいろんな葉物や、定番野菜でもちょっと変わった品種、さらに変り種ではアイスプラントなんかも売ってる。生産者が多いことから来る価格競争を避けてちょっと違ったものを作ろうとする生産者が増えて、それがお客さんにも認知されつつある感じだよ。こんな田舎の産直でも安いだけではない、スーパーにはないものまで売り買いができる。楽しいね。ほんと楽しいね。  
タグ :夢ハウス


Posted by kazuzo at 23:06Comments(2)ブルーベリー

2010年03月01日

ブルーベリーの加工品について視察を行った。

 加工品についての記事を書いた後もまだまだ考え中。その記事ではイチジクを考えたけどブルーベリーも捨てがたい。そこで、ブルーべりーのケーキが美味しい大野原のブルーベリー茶屋へ視察に赴いた。

 いつ見ても見事な枝振りのブルーベリー。



 そしてブルーベリータルトとブルーベリーオーレのBBずくし。いつもながら安くておいしい。


 ブルーベリーオーレはブルーベリーの果汁を凍らせたものを牛乳に入れてるんだけど、ほのかな甘味と酸味がうれしい。冬にも関わらず果汁氷をガリゴリ食べ尽くした。

 イチジクはそのまま食べるほうがポピュラーやけど、ブルーベリーはお菓子やケーキなどに加工して食べるほうがまだまだポピュラー。わしもブルーベリーのPOPではバニラアイスの上に乗せて食べることを推奨しとる。やはり可能性のある分野なのでこれからも考えていこう。


 よく考えたつもりだったけど、視察費用は余計にかかってしまったが。しかし初めて視察に同行した先生がお土産ゲットに成功した。


  


Posted by kazuzo at 18:55Comments(4)ブルーベリー

2009年08月05日

久々にブルーベリーを大人食い。あと、食育について。

 うちのブルーベリーは朝採りしたのをその日に売り切って余ったのは自家消費というのがコンセプト(そんなたいそなもんでないけど)なんや。そやけど今年は余らんきん、収穫中や水やり中に裂果したのや落ちたのをちょこちょこと食べるばっかりやったんや。

 今日は久々に1パック余ったのでブルーベリーが食べれるがー。わーい…ってなんか商売として間違っとるな。



 プレーンヨーグルトにグレープフルーツジュースをたらしてその上にブルーベリーをどっさりと。ブルーベリーの控えめな甘さが引き立つよ。幸せやが。

 
 お昼ごはんを食べて一服しとったら、NHKの「スタジオパークからこんにちは」に西原理恵子先生が例によって割烹着で出とったが。昼間っから西原節全開で楽しい楽しい。お母さんたちが一休みしてテレビ観てる時間におかんの本音トークが炸裂や。働く母親の立場からの食育批判が実に痛快。そしていかにも体に悪そうなギトギトの鳥唐揚げまで披露。喝采も得たやろうけど、抗議の電話も多かったんとちがうやろうか。わしは大笑いしながら観とったが。

 食育という言葉は農業関係者からも積極的に出る。それは新鮮な国産農産物の消費に繋がるとの思惑なんやろうな。でもわしは正味の話あんまり興味がない。というかもの食う人として若干の嫌悪すら覚える。

 食育基本法という法律があるけど、そもそも個人の健康について国が干渉するんがすかん。あー今日もタバコがうまい(´ー`)y━~~

 あと、食育の名の下にトンデモやニセ科学が跋扈しとるのがキモい。食育基本法はなにしよんや。べつになんもしてくれんでかまんのやけど。でも、トンデモ食育で不安を煽って商売する連中はセコく生きてちょうだいってなもんや。わしも産直のポップで作物の健康効果を謳いたくなる誘惑に駆られることがあるけど、最近は面白ポップを追及するほうが楽しい。

 ごはんは家族でわいわいしながら食べたらそれでええんと違うやろうか。そんなわけで微妙に面白ポップで家族の一食分、袋にいっぱい入ったオクラを売る毎日です。不安→解消→不安→解消のスパイラルにはめられながら食べるごはんっておいしい?  
タグ :食育


Posted by kazuzo at 20:56Comments(0)ブルーベリー

2009年07月25日

もやしもんの地ビールの話を読んでブルーベリーに思いが至った。

 漫画『もやしもん』の最新刊は地ビール編。例によってビールのうんちくを登場人物や登場菌に語らせながら、日本の地ビールの問題点を浮き彫りにしつつ、地ビールを盛り上げるひとつの手段を提示しとるが。

 わしはこれを寝床で読みながらブルーベリーのことを考えとったんや。地ビールは日本全国にいろんな個性を持ったものがある。だが知られていない。一部のマニアの嗜みみたいな扱いや。ブルーベリーも全国で栽培されていて品種は膨大にあり、しかしやはり一部のマニアは品種を語りまくるが、前に書いたようにそれと消費とのギャップが大きい。

 それがなんだか似たような状況に思えたんや。ブルーベリーはフードファディズム的な健康効果ばかりクローズアップされて、果物本来の楽しみ方が多くの人に共有されていない。どうしたらええんやろう。とりあえず、今あるものとしては各地の摘み取り園には頑張ってもらいたい。新鮮ブルーベリーのおいしさと同時に品種情報なんかも提供してもらって。ブルーベリーは品種を知ってたほうがやっぱり楽しめるきんな。

 『もやしもん』では本場ドイツのオクトーバーフェストの日本版を行うことによっていろんな地ビールを大勢の人に楽しんでもらっていた。日本のブルーベリーもこういうお祭りができんやろうか。ブルーベリーは鉢植えができるきん移動も可能や。初夏から夏にかけて、ハイブッシュやラビットアイのさまざまな品種を一同に集めてみんなに楽しんでもらうお祭りは楽しそう。いろいろ食べ比べてもらってお気に入りの品種を見つけてもらうもよし、むぉりむぉりと食べまくってもらうもよしや。ヨーグルトやアイスクリームと一緒に食べたり、お菓子やケーキの加工品もたくさん用意して。

 そうやってブルーベリーの楽しみ方が認知されて、スーパーなんかでもどこどこ産298円だけみたいなラベルじゃなくて、品種の構成が記載されたラベルのブルーベリーが常時何種類も並ぶようになればいいな。リンゴやかんきつはいろんな種類のものが同時にスーパーに並ぶんやもんね。将来ブルーベリーもそうなるとええと思う次第や。

もやしもん 8―TALES OF AGRICULTURE (イブニングKC)
石川 雅之
講談社 (2009-07-23)
おすすめ度の平均: 5.0
5 「ムトーが大活躍!」
5 ムトーの本気
4 新キャラ登場
5 武藤が見つけた答え
5 ムトーは言う


  

Posted by kazuzo at 20:10Comments(0)ブルーベリー

2009年07月11日

ここ最近のブルーベリー商業栽培ブームってひょっとしてバブル?

 今日は土曜日やったこともあってブルーベリー完売。いうてもまだ出始めのラビットアイやきん少量カップ4つだけなんやけどな。でも産直でブルーベリーを売り始めて4年目。だいぶ手ごたえを感じてきているよ。

 ところで今年は町内の高冷地からもブルーベリーが来とった。機能性の高いブルーベリー専用カップにきれいなラベルを貼って。大規模にやっとるんやろな。用事で事務所行ったときにブルーベリーの話題になったんやけど、ハイブッシュ系とのこと。高冷地やきんな、ええなあ。試食用があったきん食べさせてもろたんやけど大粒でうまい。やっぱりブルーベリーはハイブッシュなんかなあとちょっと羨望やったが。

 先日、スーパーでまんのう産のブルーベリーがえらい安く売られていた話を書いたけど、その後も同じスーパーでは地場産なのに298円で普通に売られとる。みんなもっと食べようで。

 ブルーベリー関係のニュースをチェックしとっても思うことなんやけど、なんだか農業ビジネスの世界でここ数年、大規模ブルーベリー栽培ってブームみたいやな。でも、都会では知らんけど田舎では実需が追いついてないような。何度も書いとるけどブルーベリー生食文化がまだないんや。ちなみに今年のわしのブルーベリーポップはそういう状況に一石を投じる内容にした。

 ブルーベリーは果樹にしては珍しく有機無農薬栽培が比較的容易にできる品目で、その面では管理が楽。水と生理障害には注意やけど。また、実が軽いきん高齢者にも取り組みやすいと喧伝される。もちろん高く売れるという話もね。

 でも初期投資が結構かかる。それで食うていこうと思えば結構いい値段のする苗木を最低数百本から植えないかん。保水力のある酸性土壌が必要やきん植え穴にはピートモスを主体にした用土をたっぷりと。さらに潅水施設に畑全体を覆う鳥避けネットも。そういった栽培システムを一括して提案している企業もあるよ。丸亀にこれを導入しているとこあるよね。ちなみにうちはボチボチ増やした数十本の木だけなので鳥避けネットも500円で足りる。

 初期投資を精出して回収していかないかんのに安売りされたらしんどいよね。収穫期は手で完熟果をひとつひとつ摘んでいかないかん。これ、結構神経を使うんやが。そら軽いんは軽いけどな。数売らないかんきん大変やが。あんまり安売りされたらアルバイト雇うこともできんが。そこで中国人留学生ですか。最近過労死が増えとるそうですが。

 ブルーベリーって寒冷地に向く品種と暑いとこに向く品種がちゃんと揃ってて、日本全国で栽培でける。そやきん逆に言えば特にブランド産地もない。そんなわけで全国で上記のような状況が生まれてるのではないかと危惧する次第やが。退職金突っ込んだお父さんとかならそれが飛んでいくだけで済むけど、借金までして開園した人はどないするんやろ。もちろん、自分でうまいこと宣伝して摘み取り園と出荷の両輪でうまく経営しとる人もおるやろうけどな。

 繰り返しになるけどみんなもっと国産ブルーベリー食べようで。健康効果は話半分に聞いといてもろたらええけど、なにより生はおいしいで。 

 

  

Posted by kazuzo at 20:47Comments(2)ブルーベリー

2009年07月06日

ブルーベリーのポップを悩み中。



 ブルーベリーなんやけど、もうちらほら完熟果が出始めててそろそろ産直に出そうかと思うとるんやけど、ポップをうーんと考え中なんや。

 去年まで使っていたポップはやめて全く新しいものにしようと思っとる。ちょっとだけ文章考えてたんやけど、先週くらいから夢ハウスにブルーベリーを出している生産者がいてて、同じことをその人に先に書かれちゃった。同じ文面、しかも後出しで同じ店内に並べても実にしゃあない。また一から考え直しや。でもわし以外に初めてブルーベリーを出す人が出てきたのはうれしい。価格競争はごめんやけど、同じ品目にも選択肢があったほうがお客さんにも認知されやすいんとちがうかな。

 去年まではポップにフランクな感じで健康効果とか書いてたんやけど、今年はその辺一切やめとこと思っとる。ちなみに先の生産者さんは健康効果と、わしが今年書こうと思ってたことをポップに書いておられる。

 さてどうしよう。最近のわしのポップスタイルはちょっと凝ったフォントのでか文字でのワンフレーズのインパクト一発や。長々と書いても読んでくれへんしな。ブルーベリーを夢ハウスに出すんも4年目やし、もうそろそろインパクト一発で行こうと思うんやけど、ブルーベリーってなんか説明したくなるんよなー。なんでやろ。他の果樹と違う点が多いきんかな。

 それはともかく、今ちょっとええ感じのフレーズを思いついたよ。とりあえずこれで行こうかな。どんなんか知りたいご近所さんは今週末辺りに夢ハウスで実際に見てみてつかよ。そんでもって買うてつかよ。  
タグ :ポップ


Posted by kazuzo at 21:01Comments(0)ブルーベリー

2009年06月17日

うちんくのブルーベリー

 去年の今頃大量枯死したうちのサザンハイブッシュ系3年生やけど、今年もちょっと前から残党が枯れてきた。原因はなんやろうかと調査した結果、ようやく判明したけどふが悪いきんちょっと書けん。もともとブルーベリーは親父の趣味の園芸やったのをわしが営利事業に引き上げたんやけど、その辺の事情から権限や役割分担をはっきり決めてなかったわしが悪い。まさか親父が追肥と称して生の油粕を用土に混ぜ込むとは思わなんだがー、しかも2年連続(泣)。根に毒ガス攻撃かええええええ。

 二度にわたる生命の危機を生き残ったオニールが立派な実をつけていたよ。


 水やりしながらちぎって食べるブルーベリーは最高にうまいが。うちは上記のような事情で結局ラビットアイ中心のままやきん、本格的に食べられるのは来月から。サザンハイブッシュは今年の冬にまた苗木買うかな。  
タグ :オニール


Posted by kazuzo at 20:33Comments(0)ブルーベリー

2009年06月16日

まんのう産ブルーベリーがえらい安く売られてたがー。

 今日はいろいろ買い物。農材屋さんにいちじくの夏果にかぶせる桃の袋を買いに行ったり、スーパーに行ったり。

 丸亀の某生鮮食品が安いスーパーでえらいものを見つけたがー。まんのう産のブルーベリーが198円で売られとるんやが。これは安い。相場の半額くらい。輸入物でもこんなに安いのは滅多にない。このスーパーは、高松の青果市場も使うんかもしれんけど、地方の競争の少ないところで安く大量に仕入れてくる印象があるんよね。ブルーベリーの生果をたくさん仕入れようというスーパーは特に地場のスーパーでは少ないきん、安く買えたのではなかろうか。

 生産者にしたらつらいよねー。手取り一個100円くらいでしょ。きれいな印刷のほどこされた穴あきパックがたぶん15円くらいするよ。それに完熟果を手でひとつひとつちぎるのは大変。

 ブルーベリーはサプリメントや飴ちゃんではなじみが出たけど、生果を食べる習慣がイマイチついてないんよね。都会では知らないけど。業務用需要はどうせ輸入物がメインになるやろうし。でも、サプリメント舐めるより生のほうが絶対おいしいよ。栄養素はサプリメントより野菜や果物からいろんなものといっしょに摂取したほうがよく吸収されるという研究もあるよ。みんな生でやろうよ!と、収穫を間近に控えたブルーベリー生産者は思うのやった。  

Posted by kazuzo at 20:48Comments(2)ブルーベリー

2009年05月14日

ブルーベリーがふくらんできたがー。

 久しぶりにブルーベリーの水やり業務をやっとったんやけど、もう花がすっかり終わって、花の付け根だった部分がふくらんできとるでないかー。



 ものすごピンボケ。最近この7年ものデジカメ、ズームの調子がおかしいような気がする(と機械のせい)。それはともかく、なんかこの「できちゃったハート」って感じのふくらみかたがええんよな。わくてかするよね。これはラビットアイ系やきん、食べごろまであとひと月半というところかな。ちなみにデライトという品種で、これはわしの一番のお気に入り。でかいしジューシーやし、プニプニというよりシャリシャリしとるし。あの食感は邪道と言われようとお気に入り。コシがあってええやん。  
タグ :デライト


Posted by kazuzo at 19:59Comments(0)ブルーベリー

2009年04月19日

ブルーベリーの花が満開やがー。



 というか紹介が遅れたんやけど、もう終わりかけー。ちなみにこれらはラビットアイ系(遅いぶん)。サザンハイブッシュ系はもう花終わった。なんだか世界中で蜜蜂騒動中やけど、ちゃんと蜜蜂、うちんくにも来てくれとる。ハウスやないきんハナアブとかもおるしね。

 ところがいらんもんもおった。



 マイマイガの幼虫やと思うんやけど、ようけおった。数十匹テデトールしてアシデフームした。若葉が出る時期に困るなあ。初夏になるとイラガ(刺されるとがいに痛い)はつくけど、この時期に毛虫がいっぱいついたのは初めてやが。なんでやろ。ぬくいきん?  
タグ :マイマイガ


Posted by kazuzo at 20:02Comments(2)ブルーベリー

2009年03月12日

ブルーベリーの病気?

 サザンハイブッシュ系ブルーベリーの早いのには花が付きだした今日この頃やけど(写真はまた後日)、農業新聞の一面にこんな記事があって驚いた。

千葉県農林総合研究センター病害虫防除課は11日、国内で初めて「ブルーベリー赤色輪点病(仮称)」を確認したとして特殊報を出した。ウイルス感染で発病し、葉や茎、果実に赤色の輪や斑点が生じる。同課は「ウイルスの伝染方法が分からず、治療法がない。発病した木は抜き取って健康な木から離して処分することが重要だ」と呼び掛ける。
ブルーベリー新病害/千葉


 ブルーベリーって病気にかかるのかー。しかもウイルス病とはやっかいでないか。なんやったか忘れたけど病気の登録農薬があるのは知っとるけど、使ったことない。それらしい症状になったことはないきんな。暑さや旱魃で、枯れるときはバタバタと枯れるけど。

 そういえばブルーベリーには虫も割とつかない。地上部に付くのはこいつくらいかな。幼虫の小さいうちに葉ごとテデトールで退治する。カイガラムシもつくという話を聞いたことがあるけどうちではみたことないねえ。あとはコガネムシの幼虫が株元にいると根を食い荒らされてやばいらしい…けどこれもうちではいまのところなし。

 そんなわけやきん、ブルーベリーは原則無農薬栽培でなんとかなる。いちじくも冬季のマシン油だけでなんとかなる。というか、果物でもポピュラーなものは、無農薬リンゴが奇跡のリンゴと呼ばれるように、農薬ジャブジャブにしないとじょんならんのが多いんよね。それは大変めんどくさいきん、うちでは結局いちじくとブルーベリーが果樹栽培の二本柱になったというわけや。  

Posted by kazuzo at 21:22Comments(4)ブルーベリー

2008年08月07日

ブルーベリーは酸性土壌が好きさ好きさ好きさ

 順番は前後したけど、総論で挙げた第一点目、土壌のpHについてやるよ。

 普通の作物はあんまり酸性土壌を好まないことが多いんや。中性であるpH=7前後を好む。だから野菜畑では通常植えつけや種まきの前に消石灰や苦土石灰、牡蠣殻などの、炭酸カルシウムを多量に含んだアルカリ資材を投入する。また、果樹園でも、冬の間にそれらの資材をまく。

 なんでかというと、酸性雨もあるけど、普通に栽培の過程で化成肥料をやっていると土壌が酸性化することが多いからや。化成肥料の原料には硫酸アンモニウムや硫酸カリが使われることが多いきんな。それら原料に含まれる硫酸と肥料分が土壌中で分離したあと、硫酸イオンによる土壌の酸性化が起きるんや。

 ところがブルーベリーは酸性土壌、pHで言うと5前後を好む。なんでかは知らん。なんとてちょっとへんこつなんや。だから石灰資材を投入してあるような普通の畑の土ではよう育たん。養分の吸収に障害が出て、たいてい枯れてしまうよ。

 そこで植え土にはピートモスという資材を使うのが一般や。これはミズゴケなんかが堆積して腐ったもので、有機酸を含むため酸性なんや。ホームセンターや農業資材屋さんに売っているよ。ただし、酸度を調整してある商品もあるから、その辺には注意が必要や。ブルーベリー専用の土も売ってるけど、割高やし、そもそもそれをお勧めしたらこの記事の意味があんまりないでないか。農業や園芸は理屈を分かった上でやると楽しさ10倍や。

 ピートモスはブルーベリーのためにあると言っても過言ではない資材で、その辺は次の、ブルーベリーの乾燥に弱い性質とも関連するからまた今度。  


Posted by kazuzo at 10:30Comments(0)ブルーベリー

2008年07月29日

ブルーベリー×グレープフルーツ



 ブルーベリーを100%グレープフルーツジュースに浮かべてみた。ブルーベリーの控えめな甘さがグレープフルーツの酸味で引き立てられてうまかったがー。

 ブルーベリー生果のおいしい食べ方を追求するわしとしては、この結果を応用して今後はブルーベリーの酢の物などを試してみないかんと考えているところや。うそやけど。  

Posted by kazuzo at 20:18Comments(2)ブルーベリー

2008年07月28日

ブルーベリー品種の選定

 総論の目次とは順番が異なるけど、これからやっていくよ。

 ブルーベリーの品種には細かいのを除けば、三大品種として、北部ハイブッシュ、南部ハイブッシュ、ラビットアイとあるよ。一番歴史があるのは北部ハイブッシュ。でもこれは寒地向けなので暑い暑い香川の平野部ではちょっと厳しい。香川の平野部では後の二者を普通選択することになると思うが。

 南部ハイブッシュは北部ハイブッシュを温暖地向けに改良したもの。三大品種の中では一番歴史が新しい。日本への導入も遅かったので、栽培方法がまだ確立されていない部分もある。

 ラビットアイの特徴として、熟す前のウサギの目のような実の姿のほかに、ハイブッシュ系より環境適応性が高いということが挙げられるんやが。恥ずかしい話、南部ハイブッシュは過湿で枯らしてしまったことはあるけど、ラビットアイは枯らしたことがないんよね。

 なので最初はラビットアイ系から始めるのが吉やと思うよ。これにはもうひとつ理由があって、南部ハイブッシュのほうが総じてラビットアイより早生なんやけど、その関係で収穫時期が香川の梅雨と重なってしまうんや。長雨が降ると裂果や落果が起こりやすいきんな。

 ただ、ラビットアイを選択する際にはひとつ注意点があるよ。ブルーベリーは自家不和合性、すなわち自家受粉しない傾向を持つんやけど、その傾向が一番強いのがラビットアイなんや。そやきんラビットアイを1本しか植えていないと、花が咲いても受粉しないで花がそのまま落ちて実がならないか、実がなっても小さな実しかならないことになる。ラビットアイ系は同系異品種を最低3本くらい植えるのが吉や。異品種間で交配すると大きな実がなるよ。

 それでその品種やけど、ようけある。ググってもまとめたページはいっぱい出てくるけど、この本に勝る資料はないよ。↓

 残念ながら貸し出し禁止扱いやけど、県立図書館にも置いてあるので一読をお勧めするよ。ブルーベリー品種のディープでマニアックな世界の一端を垣間見れるがー。

 わしは音楽など他の趣味でディープでマニアックなので、ブルーベリー品種の世界に関してはなるべく足を踏み入れないようにしているんやけど、そんなわしのお勧め品種。第一は「デライト」。これは食味や食感が独特なのでマニアから見れば邪道かもしれん。けど、たいていのブルーベリー品種が完熟期の見極めに熟練を要するのに対して、このデライトはちょっとくらい赤みが残っていても十分甘くておいしいんや。実もでかいしな。そやきん初心者にもお勧め。ただ、落果が多いような気はするな。実が真っ青になる前でもモリモリ食うべしや。あとは「ティフブルー」。これはラビットアイの始祖のひとつで基本中の基本品種。どんどん更新されてゆく品種の世界で始祖が残っているのはそれだけの理由があるわけや。完熟したティフブルーは最高においしいよ。

 最低3本と言いながら品種マニアではないのであと一本が思いつかんがー。ググったり上記の本を見たりしてあと一本はお好みのを選べばいいと思うよ。ちなみにうちには他にブライトウェルとブライトブルー、あとベッキーブルーの苗木があるよ。

   


Posted by kazuzo at 20:26Comments(2)ブルーベリー

2008年07月25日

暑いと果物はよく売れる

 動物化するマスクメロン!
 
 農場において、防虫ネットやビニールマルチといったアーキテクチャは環境管理型権力の代表的態様であるわけですよ。さらに言うならば…

 …あかん、暑さにやられて頭が東浩紀になってしまったが(頭髪的意味ではなく)。

 今年は早い梅雨明け後雨が降らんで、とうとう早明浦ダムは取水制限に入ってしまったけど、こういう気候のときは、暑さに加えて果物が甘く熟れるのでよく売れるがー。

 毎年産直でブルーベリーを売るために試行錯誤しとるんやけど、去年までは80gくらいの小カップに手頃なお値段を付けていっぱい出しとった。スーパーマーケットみたいにロス込みの高い値段付けてそのうち残ってシワシワになっちゃうのって悲しいきんな。でも、小分けにして数をたくさん出している分、平日なんかは結構残るんよね。1、2個は必ず残る。それはその日のうちにおいしく食しておるからええんやけど、やっぱり残るのは悲しい。

 今年はミニトマト用のカップを導入して昨年までより1.5倍くらい入れるようにした。その分ちょっとお高いんやけど、それでも輸入ブルーベリーよりは安くしとる。流通経費は少ないし、ロスが出ないようにしてあるしね。ミニトマト用のカップはフタに穴が開いているから使いやすいんよね。去年までは半田ごてでフタに穴をわざわざ開けてたんだけど。去年のカップの余りはお試し小カップとして日に1、2個投入。

 そしたらほとんど残らんようになった。この2週間で残ったのは2カップだけや。ほとんど毎日気持ちよく13時までには売り切れるがー。これはうれしい。ブルーベリーみたいな追熟しない果物は新鮮なんが一番やきんな。スーパーで残ってるのをみていつも悲しい思いをしていたけど、おいしさを分かってもらえればみんな買うてくれる。毎日の水やりはめんどくさいけど、精は出るよ。

 今日の雨乞いYouTube

 ゼロ年代最高の雨バンドはテニスコーツやと思うけど、90年代はFISHMANSや。♪まんのう地方に大雨が~3分くらいでええきん降ってくれんかの。

  

Posted by kazuzo at 20:35Comments(0)ブルーベリー

2008年07月17日

香川県平野部でブルーベリーを育てる-総論



 ちょっと考えさせられることがあったので、香川県でのブルーベリーの育て方についてまとめてみるよ。基本的に入門編。今日は総論を書くよ。不定期連載。

 ブルーベリーは一般の果樹や作物と違った性質をいくつか持っていて、それらを把握していないとうまく育てることは至難なのや。逆にいえば、それらの特異な点を押さえておけば、虫も病気もそんなにつかない果樹なので育てるのは簡単…とまでは言えないかもしれないけど、枯らすことはあんまりないと思うが。おいしい上に栄養価が高く、無農薬で育てられる手ごろな大きさの果樹なのでみんな精出して庭に植えると楽しいよ。

 まず第一点。
 普通一般の果樹は弱酸性~弱アルカリ性の土壌を好むけど、ブルーベリーは酸性土壌を好むよ。


 第二点。
 土壌の乾燥にとっても弱いよ。

 第三点
 普通一般の作物は硝酸態窒素を好んで吸収するけど、ブルーベリーはアンモニア態窒素を好んで吸収するよ。
 
 第四点
 品種には主に三系統あるよ。同じ系統の違う品種を最低3本は植えよう。


 
 これだけではなんのことやら分からないと思うので、各論編ではその理由と対策を分かりやすく詳述するよ。

 
   


Posted by kazuzo at 19:43Comments(0)ブルーベリー

2008年07月14日

サミット失敗に終わる

 サミット言うても福田くんの(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン じゃなくてうちのブルーベリーのサミットという品種やがー。去年末に植えた20本のサザンハイブッシュブルーベリーのうちの5本あるサミットのうちの1本が枯れてしもうたんやがー。



 サミットは他のシャープブルーなんかに比べたら樹勢もそれほど大きくなかったんやけど、そのうち1本が一ヶ月くらい前から葉が要素欠乏っぽい感じで周辺から枯れ込んでいき、ぽろぽろ落ちだした。こらいかんがーというわけでいろいろ入ってる緩めの肥料を追肥したら一旦は小康状態になったんやけど、その後また葉が落ちだして結局枯れてしもうた。

 定評のあるブルーベリーのサイトを見てもサミットは栽培しにくいと書いてある。過湿に弱いとも。水はけのよいコンテナ栽培やから過湿ということはなかったと思うけど、原因が特定できんと気持ち悪いのー。後で司法解剖してみるが。とりあえずサミットは水やりを控えめにしてみよう。

 悲しいけど、とにかくサザンハイブッシュは今まで育てていたラビットアイよりも全般的に弱いので注意深く育てていこうと決意を新たにしたが。  


Posted by kazuzo at 18:42Comments(0)ブルーベリー

2008年07月11日

明日から「夢ハウス」で朝採りブルーベリーを販売するよ

 去年に比べるとひと月近く遅くなりましたけど(去年が早すぎた)、明日からブルーベリーの出荷を開始するます!まだ量は少ないので当面は3~5パック限定かな。


 
 今年は適度に雨が降ったためか、大玉が多いような気がするよ。

 こんなふうにしてもよし。


 こんなふうにしてもよし。


 おいしくて健康によいブルーベリーを精出して食べてつかー。わしも精出して早起きするー。おやすみー。


  

Posted by kazuzo at 19:45Comments(0)ブルーベリー

2008年07月09日

ブルーベリーの収穫準備中

 腰もだいぶよくなった。さて、今週末くらいからはブルーベリーを出荷できそうや。だいぶ青い実が増えてきたよ。

 それを鳥に横取りされるとはがいので今日は防鳥ネットを張っておった。木立の真ん中にブルーベリーの木があるので周りの木を利用して張っていったが。毎年大変あずる作業やけど今年もいろんなものにネットが引っ掛かってあずりながらなんとか暗くなる前に終了。




 ぼつぼつと完熟果が落ちていたので、拾ってよく洗ってヨーグルトとともに食す。


 大変幸せや。ヨーグルトにブルーベリーが乗るだけでなんでこんなに幸せなんやろうか。  

Posted by kazuzo at 19:53Comments(2)ブルーベリー