この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

Posted by あしたさぬき.JP at

2015年05月26日

微妙なる畑に立ちて

 オクラはじめたが。

 あ、種まきでなしに出荷な。初日の今日はまだ15袋しかなかったけど。



 
 え、早い?そう!満濃国際学園(略称略)3年、灼熱のオクラスプリンターとはこのわしのこと!!

 …今年で40になるんやけど、もうそろそろこういう芸風考えなおしたらほうがええんでなかろうか。まあええか。『弱虫ペダル』、波はあるけどおもろいしな。

 今年は3月17日に種播いた。

 「この種を播けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば苗はなし 種播けばその一粒が銭となりその一粒が銭となる 迷わず播けよ播けばわかるさ」

 てなもんや。うそ。周到に準備した。発芽温度というのがあってやな、寒いと出るもんも出んし、発芽がモタモタしよると立ち枯れる。今年1月の終わりに高知の義妹の実家に遊びに行ったんや。雨の多かった今年の1月やけど、その日はほんまにええ天気で畑もうまく乾いとって、そこかしこでオクラのマルチ張っりょるんな。高知の沿岸部はそんな時期から準備を始めてその1ヶ月後に播いてしまう。そらこっちよりぬくいんやけど、トンネルに水封マルチにべたがけと、地温を確保するいろんな手段を駆使する。義妹のおばあさんに、こっちはGWに播くんですよって言うたら笑われたが。

 「それでは(銭を)取るとこないろう」

 ほんまその通りで、なんも被覆せずにGWにそのまま植えたんでは収穫始めから一ヶ月も経たんうちに毎年底値が来てしまうんよ(去年は台風の影響で例外的によかった)。わしはべたがけだけして4月の半ばに播いてたけど、今年はさらに早くしたろうと思ってたとこやった。高知の人たちに気合を入れてもろた(回想シーンおわり)。




 播種の1ヶ月前からトンネルして、畝の真ん中に水封マルチして、種播いたらべたがけ被せる。これで最低気温が0度になる時期にも播ける。トンネル飛んだらサヨウナラやけど。いやいやいやいや、やばいときあったんよ。もう4月やったきんまだマシやったけど、ビニールの選択間違えて、ツルッツルのよくすべるん使うたら、風の強い晩にズルっとズル剥けしてしもうた。そんで風で葉が擦れてせんでもええ病気してしもうたんや。他にも涼しい時期ならではの今まで出たことなかった病害が少し出たりしたなあ。そんなこんなでハイリスクには違いない。でもやるんだよ。オムツ替えた5分後に何食わぬ顔でうんこする息子のために。


 

 これはわりと最近の様子。オクラの両側に麦の壁。いやこれな、この畑を秋に片付けた後ライ麦播いとって、それを2月にトラクターで鋤きこんだときにな、ちょっと土の水分多いところにすり減った刃で耕耘したもんやきん、麦が畝肩に残ってしもうたんや。だめなわし。ところがその麦をわしの座右の銘である「まあええかは魔法の合言葉」を唱えながら置いといたら、オクラにアブラムシがつく前にムギクビレアブラムシとアブラムシの天敵を呼んできてくれた。一応通路に麦播いてたんやけど、4月上旬の長雨でうまいことでけんかったんよな。助かった。






 この麦は収穫前に刈ってそのまま通路に敷いた。なんと便利なワンストップdeソリューション。わしこれを「半耕起農法」と名づけて地域とか日本とか地球とか救おうと思うんやけど、どうやろか。とりあえずはアブラムシの防除代だけわしの財布を救ったんやけど。


   

Posted by kazuzo at 22:44Comments(0)野菜