2012年05月31日
田んぼ干上がるワロエナイ。
昨日の晩な、この前の記事で書いた水路から田んぼに水を引き込む細くて古い水路にヘイケボタルがおったんやが。しかも5匹、いやもっとおったかな。ヘイケボタルやきん、草の陰で地味~に光っとるんやけど、そらうれしいな。幹線用水路のほうはゲンジとヘイケが混在しておったように思う。古いほうの用水路はこんな様子や。
写真撮ってて思い出した。今年田植前にイデざらいしてないが。忘っせとった。うちんとこの田んぼに水入れるためだけの水路やきんまあええか。それにしてもざまくいな。去年の冬はようけ雨が降ったきん、上の畦から石ころや砂がようけ落ちてきて溜まっとる。草も生える。このざまくさがホタルやそのエサを育んだわけやな。正味の話ゴミ屋敷にゴキブリがわいたみたいなもんやけど、こっちはなんとなく許してくれそうな。てへぺろ。
以前にもここではヘイケボタルを見たことがあったけど、あんまり意識してなかった。なんとて幹線用水路のほうにおったゲンジボタルのほうが派手やし、ホタルが光るような時間にこの細い用水路のほうに行くことがなかったきんな。なんで昨日そんな時間に田んぼの水を見にいっきょったかというと、水がよいよ上流からこんでなかなか田んぼに水が入らんきんやが。水路に堰してご丁寧にビニールで隙間までふさいでこれやで。
これを書いとる今現在も水入れよるんやけど、チョボチョボしか入らん。ひょっとしたら地中に染み込んだり蒸散する水のほうが多いんとちがうやろかというくらいチョボチョボ。このままでは干上がる。中干しまであと1週間は欲しいんやけどなあ。まだ分けつ数も確保できてないし、あんまり早く干すとカブトエビその他田んぼの生き物にも影響がある。
5月に入ってまとまった雨が降ってないきん、ゆる抜きを控えた満濃池が水ゲージ溜めよんかなあ。ゆる抜き前でも例年こんなに水がないことはないんで。そういえばモンシロチョウがようけ飛っびょるなあ。蝶や蛾は雨がじゃんじゃん降ったら割と死んでしまうんやけど、降らんきんなあ。トウモロコシのアワノメイガの被害もこの時期にしては多い。アワノメイガが茎に入ったらこんなんなる。
まあ雨降らんのも悪いことばかりではなくて、例えばこの時期収穫を迎えるニンニクや麦には好天は助かる。おかげさんでうちのニンニク上出来。周囲の麦刈りも実にスムーズにでっきょるげな。去年は今頃もう梅雨入りしてえらい目にあったな。
しかし早明浦ダムの貯水量も90%を切ってきた。あと二週間したら農業用水の取水が始まって2%強/day減るのに、はよ梅雨が来てくれんと困るが。
井戸の水も出が悪い。4月まではようけ雨降ってたし、上流のほうでも田植えが進んどるのにな。なんでやろと、井戸のポンプを頼んみょる電器屋さんに来てもろたら言われた。
「満濃川(例の幹線用水路の通称)の底、打ち直したやろ。あれで水が地下に染みんようになったんやが」
なんとかああ。そんなに水がぶっりょったんかあ。そら直さないかんなあ。でもまさかこんな影響があるとは。ほんまかなという気もせんでもないけどない話ではないなあ。
写真撮ってて思い出した。今年田植前にイデざらいしてないが。忘っせとった。うちんとこの田んぼに水入れるためだけの水路やきんまあええか。それにしてもざまくいな。去年の冬はようけ雨が降ったきん、上の畦から石ころや砂がようけ落ちてきて溜まっとる。草も生える。このざまくさがホタルやそのエサを育んだわけやな。正味の話ゴミ屋敷にゴキブリがわいたみたいなもんやけど、こっちはなんとなく許してくれそうな。てへぺろ。
以前にもここではヘイケボタルを見たことがあったけど、あんまり意識してなかった。なんとて幹線用水路のほうにおったゲンジボタルのほうが派手やし、ホタルが光るような時間にこの細い用水路のほうに行くことがなかったきんな。なんで昨日そんな時間に田んぼの水を見にいっきょったかというと、水がよいよ上流からこんでなかなか田んぼに水が入らんきんやが。水路に堰してご丁寧にビニールで隙間までふさいでこれやで。
これを書いとる今現在も水入れよるんやけど、チョボチョボしか入らん。ひょっとしたら地中に染み込んだり蒸散する水のほうが多いんとちがうやろかというくらいチョボチョボ。このままでは干上がる。中干しまであと1週間は欲しいんやけどなあ。まだ分けつ数も確保できてないし、あんまり早く干すとカブトエビその他田んぼの生き物にも影響がある。
5月に入ってまとまった雨が降ってないきん、ゆる抜きを控えた満濃池が水ゲージ溜めよんかなあ。ゆる抜き前でも例年こんなに水がないことはないんで。そういえばモンシロチョウがようけ飛っびょるなあ。蝶や蛾は雨がじゃんじゃん降ったら割と死んでしまうんやけど、降らんきんなあ。トウモロコシのアワノメイガの被害もこの時期にしては多い。アワノメイガが茎に入ったらこんなんなる。
まあ雨降らんのも悪いことばかりではなくて、例えばこの時期収穫を迎えるニンニクや麦には好天は助かる。おかげさんでうちのニンニク上出来。周囲の麦刈りも実にスムーズにでっきょるげな。去年は今頃もう梅雨入りしてえらい目にあったな。
しかし早明浦ダムの貯水量も90%を切ってきた。あと二週間したら農業用水の取水が始まって2%強/day減るのに、はよ梅雨が来てくれんと困るが。
井戸の水も出が悪い。4月まではようけ雨降ってたし、上流のほうでも田植えが進んどるのにな。なんでやろと、井戸のポンプを頼んみょる電器屋さんに来てもろたら言われた。
「満濃川(例の幹線用水路の通称)の底、打ち直したやろ。あれで水が地下に染みんようになったんやが」
なんとかああ。そんなに水がぶっりょったんかあ。そら直さないかんなあ。でもまさかこんな影響があるとは。ほんまかなという気もせんでもないけどない話ではないなあ。
タグ :水のはなし
2012年05月29日
ほたる、なんでおらんようになってしまうん。
節子、それはなあ、まず幼虫のエサになるカワニナがおらんないかん。カワニナがおるためには適度にエサになる藻とか落ち葉があるそれなりにきれいな水の流れる川や用水路がないといかん。用水路やったら古い石造りのほうが生き物は住みやすいな。隙間に砂もたまるしな。砂がたまったらそこでほたるの幼虫が蛹になって成虫になれるきんな。そのような環境がないとほたるはおらんようになる。ところで節子、それドロップちゃう、お前がこの前パワーストーン屋に騙されて買うたただの石やが。
ただいま農閑期を利用して満濃池から丸亀に至る水路の40kmにもわたる大改修工事中。うちの近くも今年の冬に水路がすっかりきれいになってしもうた。
ちょっと分かりにくいけど、改修前はこんなん。
年季の入った藻類に覆われた壁面が驚きの白さになってしもうたな。ちなみに前の水路は底面が石づくりで、そこに微小な生きものたちの住める環境があったんやが。でまあ、ほたる、おらんようになってしもうた。冬に水止めて水路の表面全部高圧洗浄機ではいでしもうたきんな。そら生き物はおらんようになる。
これをけしからんというのは簡単やけど、そもそも用水路は人間様の都合で水流しておくとこやきんな。言うてみたら田んぼのような、人為によってコントロールされた環境やが。自然破壊と言われればそれはどうかなあと思う。
用水路が古くなってがいに漏水するようになったらなおさないかん。香川では水は貴重なきんな。ただ、40kmにもわたる全面改修が必要だったかどうかは知らん。田舎によくあるパターンとしては、「お前んとこだけけっこんなってなんでうちんとこは汚いままなんじゃ」みたいな不毛な争いを事前に避けるためみたいな、な。ほんまんとこは知らんで。なんとてこの計画は死んだじいさんが水利組合の役員やった数年前に決まった話で、じいさんそんなこと一言も言わんと死んでしもうたきん、わしも寝耳に水やったんや。でも似たようなことは田舎ではよくある。
今は生物の住環境に配慮した水路の工法もあると聞く。でもまあコストはかかるわな。そのコストを誰が負担するかといえば水利組合と国が半々とか。香川では幹線用水路でも冬に水がほとんどないことはざらにあるきん、そもそも水生生物には過酷な環境。生き物も水が豊富にあるところに比べたらようけはおらんやろな。さかな?海におります。生き物のおるおらんに対してこういう言葉を使うのが適切かどうかはさておき、費用対効果は小さい。
そんでも以前おったものがおらんようになるのは寂しいというのが本音やが。水路の底面も壁面もつんつるてんやきん、以前よりさらに生き物には過酷な環境になってしもうたなあ。ほたるが帰ってくるとしてもだいぶ時間がかかるかもしらん。小さな光明があるとすれば、これかな。
ちょうどうちの田んぼの横にあるんやけど、わざとに深くしとるとこ。流れてきたゴミをここで止めるためというのが目的やろうけど、ここが生き物のゆりかごにならんかな。ちょっと観察していきたいところやが。
ただいま農閑期を利用して満濃池から丸亀に至る水路の40kmにもわたる大改修工事中。うちの近くも今年の冬に水路がすっかりきれいになってしもうた。
ちょっと分かりにくいけど、改修前はこんなん。
年季の入った藻類に覆われた壁面が驚きの白さになってしもうたな。ちなみに前の水路は底面が石づくりで、そこに微小な生きものたちの住める環境があったんやが。でまあ、ほたる、おらんようになってしもうた。冬に水止めて水路の表面全部高圧洗浄機ではいでしもうたきんな。そら生き物はおらんようになる。
これをけしからんというのは簡単やけど、そもそも用水路は人間様の都合で水流しておくとこやきんな。言うてみたら田んぼのような、人為によってコントロールされた環境やが。自然破壊と言われればそれはどうかなあと思う。
用水路が古くなってがいに漏水するようになったらなおさないかん。香川では水は貴重なきんな。ただ、40kmにもわたる全面改修が必要だったかどうかは知らん。田舎によくあるパターンとしては、「お前んとこだけけっこんなってなんでうちんとこは汚いままなんじゃ」みたいな不毛な争いを事前に避けるためみたいな、な。ほんまんとこは知らんで。なんとてこの計画は死んだじいさんが水利組合の役員やった数年前に決まった話で、じいさんそんなこと一言も言わんと死んでしもうたきん、わしも寝耳に水やったんや。でも似たようなことは田舎ではよくある。
今は生物の住環境に配慮した水路の工法もあると聞く。でもまあコストはかかるわな。そのコストを誰が負担するかといえば水利組合と国が半々とか。香川では幹線用水路でも冬に水がほとんどないことはざらにあるきん、そもそも水生生物には過酷な環境。生き物も水が豊富にあるところに比べたらようけはおらんやろな。さかな?海におります。生き物のおるおらんに対してこういう言葉を使うのが適切かどうかはさておき、費用対効果は小さい。
そんでも以前おったものがおらんようになるのは寂しいというのが本音やが。水路の底面も壁面もつんつるてんやきん、以前よりさらに生き物には過酷な環境になってしもうたなあ。ほたるが帰ってくるとしてもだいぶ時間がかかるかもしらん。小さな光明があるとすれば、これかな。
ちょうどうちの田んぼの横にあるんやけど、わざとに深くしとるとこ。流れてきたゴミをここで止めるためというのが目的やろうけど、ここが生き物のゆりかごにならんかな。ちょっと観察していきたいところやが。
タグ :ホタル
2012年05月25日
たがやすほうとたがやされるほう。
前回書いたノボロギクにしてやられた畑を昨日トラクターで鋤き込みに行ったんやが。下が石ばっかりでがいに水はけのいい畑。たぶんその昔は土器川が通っとったんやと思う。しばらく雨がなかったきんロータリーが砂塵をまき上げる。わっちゃーと思ったんやけど、なんと1日見んかっただけでもうわた毛が結構出てたんやが。改めてすごい種の保存意欲やな。次の日…言うたら今日のことやけど、には雨予報やったきんええ塩梅にお湿りがくることは分かっとっても一刻を争う状況。しゃあなしに砂漠の嵐作戦を敢行したけど、よう考えたら湾岸戦争を知らない子供たちがもう成人なんやなあ。わしら~の名前を~。
砂塵まき上げてもこの日は風がなかったきんほこりまみれになることはなかった。風によってはひどいことになるんやけどな。うちの新しいトラクターは屋根はついとるけど、キャビン付きとはちゃう。キャビンつけたら重くなるし、エアコンついてるけど稼働させたら余分に3馬力くらい食うそうやし、なんとて値段も高い。当然燃費も悪い。屋根で夏の日差しさえ防げたら香川の温暖な気候ならどうとでもなる。一日中トラクターに乗らないかんような日もそうそうないしな。
もっとも、年中風が強いとかちょう寒いとかの過酷な条件や、畑があほみたいに広いところでは必要になってくるんやろうなあ。そこで、福島の百姓のことが思い浮かぶ。福島の農地ではゼオライトをまいてセシウムを吸着させることでセシウムが作物に移行せんようにしとる。しかしやで、砂塵まき上げてゼオライトごてセシウムを百姓が吸い込んでみまいだ、数十ベクレル/kgで大騒ぎしよる人が多い中、そんな桁ではきかんできっと。福島の百姓はよくでけたエアフィルターのついたキャビン付きのトラクターに乗ってて欲しい。持ってない人には補助して欲しい。ただでさえ砂塵のようなものが肺に入るのは大きな健康リスクやきんな。
砂塵が舞うのがすかんのは健康被害やザラザラして気持ち悪いという理由だけではもちろんない。宙を舞う砂塵も大事な畑の土やきんな。それが飛んでったら損やが。日本ではあんまり聞かんけど風の強いところでは大問題になって農地が失われたりする。それを防ぐ方法はいろいろあるけど、たがやさんのが結構効果的なんやな。最近不耕起ってよく聞かん?
不耕起言うてもいろいろで、自然栽培の人からアメリカの大農場まで。自然栽培の人は、化学肥料や農薬を入れんことでミミズようけ増えてミミズが耕してくれると言う。なるほどそれはわしの経験でも分かる(別に化学肥料入れてもミミズはようけわくきんな)。しかしミミズが増えればそれを捕食するモグラがやってきて畑を荒らすまでが最低限の自然の射程。当たり前やけど難しいよな。当然草も生える。
対照的なアメリカの大農場の不耕起はどんなんかというと除草剤耐性の遺伝子組換え作物を使う。たがやす大きな目的の一つは草を枯らすことやきんな。除草剤で草を抑えることができれば前作の収穫後、たがやさずに後作に移れる。土壌は守られる。まあ環境運動家にはがいに嫌われるけどな。農地の環境は守られるのにな。
ように考えたら養液栽培や植物工場なんてのもたがやさんでええわな。そのうちこのブログもまんのうをたがやさない百姓のブログになるんやろうか。うまいオチが思いつかんが。
砂塵まき上げてもこの日は風がなかったきんほこりまみれになることはなかった。風によってはひどいことになるんやけどな。うちの新しいトラクターは屋根はついとるけど、キャビン付きとはちゃう。キャビンつけたら重くなるし、エアコンついてるけど稼働させたら余分に3馬力くらい食うそうやし、なんとて値段も高い。当然燃費も悪い。屋根で夏の日差しさえ防げたら香川の温暖な気候ならどうとでもなる。一日中トラクターに乗らないかんような日もそうそうないしな。
もっとも、年中風が強いとかちょう寒いとかの過酷な条件や、畑があほみたいに広いところでは必要になってくるんやろうなあ。そこで、福島の百姓のことが思い浮かぶ。福島の農地ではゼオライトをまいてセシウムを吸着させることでセシウムが作物に移行せんようにしとる。しかしやで、砂塵まき上げてゼオライトごてセシウムを百姓が吸い込んでみまいだ、数十ベクレル/kgで大騒ぎしよる人が多い中、そんな桁ではきかんできっと。福島の百姓はよくでけたエアフィルターのついたキャビン付きのトラクターに乗ってて欲しい。持ってない人には補助して欲しい。ただでさえ砂塵のようなものが肺に入るのは大きな健康リスクやきんな。
砂塵が舞うのがすかんのは健康被害やザラザラして気持ち悪いという理由だけではもちろんない。宙を舞う砂塵も大事な畑の土やきんな。それが飛んでったら損やが。日本ではあんまり聞かんけど風の強いところでは大問題になって農地が失われたりする。それを防ぐ方法はいろいろあるけど、たがやさんのが結構効果的なんやな。最近不耕起ってよく聞かん?
不耕起言うてもいろいろで、自然栽培の人からアメリカの大農場まで。自然栽培の人は、化学肥料や農薬を入れんことでミミズようけ増えてミミズが耕してくれると言う。なるほどそれはわしの経験でも分かる(別に化学肥料入れてもミミズはようけわくきんな)。しかしミミズが増えればそれを捕食するモグラがやってきて畑を荒らすまでが最低限の自然の射程。当たり前やけど難しいよな。当然草も生える。
対照的なアメリカの大農場の不耕起はどんなんかというと除草剤耐性の遺伝子組換え作物を使う。たがやす大きな目的の一つは草を枯らすことやきんな。除草剤で草を抑えることができれば前作の収穫後、たがやさずに後作に移れる。土壌は守られる。まあ環境運動家にはがいに嫌われるけどな。農地の環境は守られるのにな。
ように考えたら養液栽培や植物工場なんてのもたがやさんでええわな。そのうちこのブログもまんのうをたがやさない百姓のブログになるんやろうか。うまいオチが思いつかんが。
2012年05月22日
ボロの前にボロボロやが。
にんにくの忙しいのにかまけてヘアリーベッチ生やしてる畑をしばらく見んかったらえらいことになっとった。ヘアリーベッチが草に負けとるんやが。あわわ。しかももう花をつけとる。花をつけるまで気づかんかった。これはノボロギクやが。漢字で書くと野襤褸菊。襤褸なのにがいななー。すごいがい。
緑の濃いところはヘアリーベッチが勝っとる。黄色いところにもヘアリーベッチはおるんやけど、劣勢。
ホトケノザも見えよるけど、こいつはまあ問題ない。元々少ないし、畑が肥えてくるとおらんようになる草やが。ノボロギクのほうはちょっとやっかいやが。こいつは花のあと、たんぽぽのようなわた毛をつける。それを飛ばされると周りにご迷惑でないか。というかこの草がこの畑でこれだけ優勢になったんは今まで精出して飛ばしてきたきんなんやろうけど。とはいえわしがこれを放置してよいという道理ではない。参ったな。休耕田を勝ち残った草は強い。これが耕作放棄地になるとラスボスのセイタカアワダチソウが出てくるわけやけど、そこまでいかないだけでもマシか。
しかしヘアリーベッチ播いて覆土のために耕転したのが4月の10日やが。それから40日でお花畑を作ってしもうたこの繁殖力よ。そのスピードがこの地を支配するに至った秘訣やろうか。植物は一般に養分のない土地ほど早く生殖生長に移るけど、見事に不意を突かれたが。それまでの様子を見たことがなかったとはいえ休耕田を舐めとったな。先に草を発芽させといてトラクターで一網打尽にした上で改めてヘアリーベッチを播種すればちょっとはマシやったかもしらん。
このヘアリーベッチの畑は3枚あるんやけど、播種量を5kg~2kgまで三段階に分けてみた。さっきの写真は2kgの畑で後で1kg追い播きしたとこ。5kgの畑だけはほぼ勝っとる。これ。
端のほうは黄色いけど、これはヘアリーベッチのつるが隣の田んぼに入っていかないように播くのを控えたきんな。
花がついたということはこれ以上は背は伸びんきん、しばらくしたらどの畑もヘアリーベッチが優勢になっていくと思う。しかし種は落ちる。来年以降も困る。他所の田んぼにも飛んで行くかも知らん。苦渋の決断やけどこの5kg区以外は種が出来る前にトラクターで鋤き込んでしまうほうがええな。今の時期ならソルゴーで再出発もでける。
こいつも5kg区に移動させないかんがー。
緑の濃いところはヘアリーベッチが勝っとる。黄色いところにもヘアリーベッチはおるんやけど、劣勢。
ホトケノザも見えよるけど、こいつはまあ問題ない。元々少ないし、畑が肥えてくるとおらんようになる草やが。ノボロギクのほうはちょっとやっかいやが。こいつは花のあと、たんぽぽのようなわた毛をつける。それを飛ばされると周りにご迷惑でないか。というかこの草がこの畑でこれだけ優勢になったんは今まで精出して飛ばしてきたきんなんやろうけど。とはいえわしがこれを放置してよいという道理ではない。参ったな。休耕田を勝ち残った草は強い。これが耕作放棄地になるとラスボスのセイタカアワダチソウが出てくるわけやけど、そこまでいかないだけでもマシか。
しかしヘアリーベッチ播いて覆土のために耕転したのが4月の10日やが。それから40日でお花畑を作ってしもうたこの繁殖力よ。そのスピードがこの地を支配するに至った秘訣やろうか。植物は一般に養分のない土地ほど早く生殖生長に移るけど、見事に不意を突かれたが。それまでの様子を見たことがなかったとはいえ休耕田を舐めとったな。先に草を発芽させといてトラクターで一網打尽にした上で改めてヘアリーベッチを播種すればちょっとはマシやったかもしらん。
このヘアリーベッチの畑は3枚あるんやけど、播種量を5kg~2kgまで三段階に分けてみた。さっきの写真は2kgの畑で後で1kg追い播きしたとこ。5kgの畑だけはほぼ勝っとる。これ。
端のほうは黄色いけど、これはヘアリーベッチのつるが隣の田んぼに入っていかないように播くのを控えたきんな。
花がついたということはこれ以上は背は伸びんきん、しばらくしたらどの畑もヘアリーベッチが優勢になっていくと思う。しかし種は落ちる。来年以降も困る。他所の田んぼにも飛んで行くかも知らん。苦渋の決断やけどこの5kg区以外は種が出来る前にトラクターで鋤き込んでしまうほうがええな。今の時期ならソルゴーで再出発もでける。
こいつも5kg区に移動させないかんがー。
2012年05月17日
草コミュニケーションのほうがさしあたっての課題やが。
農薬コミュニケーションのことを考えとったけど(参照)、そうこうしているうちに季節は初夏が近づきまあ畑も緑色が濃くなってきたな。うちの露地オクラとスイートコーンの畑。今こんなん。
これ、農家の人やったらまあ草だらけでないか、ざまくいのーと思うやろけど、わざわざ種播いて生やしとる。畝間にはマルチ大麦。畑を囲むようにヘイオーツというえん麦の一種。どちらもムギクビレアブラムシというアブラムシが付くのでその天敵も呼ぶ。その天敵にオクラのアブラムシをやつけてもらう。おかげさまで一番アブラムシが付きやすい本葉の出始めやけど、アブラムシは増殖することなくコントロールされとる。ありがたいな。ヘイオーツはさしあたって作付けしない場所に播いとるんやけど、その間にアブラナ科の大敵根こぶ病の悪さをはたらくネコブカビをこらっしゃげる。マルチ大麦は、暑くなって枯れると畝間の草を抑える。なんと甲斐甲斐しい草たちであろうか!!
でもうちのおばあには評判悪い。とにかく農村のおばあは草が嫌いやきんな。この畑でなくていちじく園の話やけど、こっちにはナギナタガヤという草を生やしとる。ちょうど今ごろ、暖かくなるとグングン伸びて、梅雨どきになるとべったり倒れて他の雑草を抑える。全国の果樹園を守ってる草やが。ところが毎年おばあに言われる。「このハリガネみたいな草がいちじく枯らすんじゃあ。死んだじいさんに申し訳ない!」漫画みたいな台詞やけど、一字一句このように言われたきんな。その理屈は、草に隠れてテッポウムシ(カミキリムシの幼虫。食ったら昆虫の中で一番美味いらしい)が侵入するそうなんやけど、わざわざ草をかき分けて入ろうとするかなあ。
さて、この春からいくつか休耕田を借りてブロッコリーを作ることになった。ブロッコリーの作付けは秋。それまでは何をしよるかというと緑肥を作付けして土を肥やすんやが。ところが、知らない人から見たら緑肥も単なる草。しかもでかくなる。もうとにかく生理的に草がすかんという人がおるきんな。借りた畑で作業するときは近所の人に会うたびに説明する。ソルゴーくらいなら知ってる人も多いんやけど、ヘイオーツやヘアリーベッチはこの辺りでは馴染みがない。
そんなこんなで最近ようやく緑肥をまき終えたんやけど、そんなときよく読んでる北陸の若い篤農家のブログに衝撃的なことが書いてあった(複雑な話なのでリンクは避けるわな)。借りていた減反の田んぼにバンカープランツ(最初のほうに書いたような天敵を集めるための草)を生やして野菜を作ってたら、返してくれと言われたとか。その方はローカルのテレビや、百姓の弁論大会の全国大会に出るような熱心で有名なお百姓さんなのに草を生やしているというだけで嫌がられる。ちょっと戦慄してしもうたが…。もっともうちの借りてる畑は何年か後に水田に戻す減反の田んぼではなくて休耕田だったり耕作放棄地だったり持ち主の方が都会におったりと条件は違うんやけどな。
問題は持ち主との間だけで起きるとは限らん。隣接する田んぼの持ち主にはちゃんと説明しておかないと、虫が飛んでくるでないかーとトラブルになるかもしらん。近所の人にも気持ち悪がられるかもしらん。
もうひとつ問題になってくるのは畦草刈り。この辺りはコンクリート畦が多いんやけど、そうじゃないところもある。そういうところは草を刈らないかんのやけど、地域や人によってその流儀が変わってくる。わしはクローバーみたいな地をはう草を残して作業や通行の邪魔になる背の高い草を抑えるのに利用する手段を取る。これやと背の低い草は残るけど草はコントロールされて草を刈る頻度は少なくて済む。でも少数派。みんなほんまきちんとしとるんで。刈払機を擦り付けるように低く刈って、刈った草が乾いたら燃やして灰にしてしまう。わしなんかは刈った草をそこに敷いとけば下から草が生えんでええやないかと思ってたんやけど、焼くのにもちゃんと理屈があって、刈草をそのまま置いといて畦を肥やしてしもうたらミミズが増えてそんでそれを食うモグラが来て畦に穴を開けてしまうとのことやが。なるほどなあ。じゃあ、畑なら穴開けてもろて排水をよくしようかなと考えるのがわしのようななまけもの。どの手段にもメリット・デメリットがある。
とにかく利害関係者には丁寧に説明。できれば草や緑肥を利用する技術、草をコントロールする技術をもっと広く知ってもらいたい。楽できるところは楽したいやん。草を利用して農薬を使わんと虫をこらっしゃげれたら財布も気持ちもうれしいやん。面子とかなしで。そのための説明は惜しまない。口頭での説明はその都度どんどん行なっていくとして、今もうヘアリーベッチがワッサーってなってるところには看板を立てることにしたが。
看板はわしがアウトラインをパソコンで作って、挿絵やルビを嫁さんにしてもろたん。このおつくんっていうのがわしなんやけど似てるかなあ。わしこんなにおっさんかなあ。いやおっさんやけど。なんでおつくんかというと、嫁さんがわしを呼ぶときに、おっちゃん→ちゃんおつ→おつくんになったんやが。わしが一人で作ると硬くなるかあほみたいになるかどちらかやきんな。嫁さんのイラストで地域の子供たちにも興味を持ってもらったらこんなに嬉しいことはない。
かくのごとくこのブログも含めたいろいろな手段でコミュニケーションをはかっていこうとしよるんやけど、どうしても対話ができん奴らがおる。こいつらやがー。
播いたばかりのソルゴーの種を食いに来た鳩!ドバト!トラクターのロータリーでの覆土ではどうしても地表に出る種もあるきんな。こらくそ食うなあって手を叩いて追い払うんやけど、すぐもんてくる。せめてここで糞してから帰ってつかよ。
これ、農家の人やったらまあ草だらけでないか、ざまくいのーと思うやろけど、わざわざ種播いて生やしとる。畝間にはマルチ大麦。畑を囲むようにヘイオーツというえん麦の一種。どちらもムギクビレアブラムシというアブラムシが付くのでその天敵も呼ぶ。その天敵にオクラのアブラムシをやつけてもらう。おかげさまで一番アブラムシが付きやすい本葉の出始めやけど、アブラムシは増殖することなくコントロールされとる。ありがたいな。ヘイオーツはさしあたって作付けしない場所に播いとるんやけど、その間にアブラナ科の大敵根こぶ病の悪さをはたらくネコブカビをこらっしゃげる。マルチ大麦は、暑くなって枯れると畝間の草を抑える。なんと甲斐甲斐しい草たちであろうか!!
でもうちのおばあには評判悪い。とにかく農村のおばあは草が嫌いやきんな。この畑でなくていちじく園の話やけど、こっちにはナギナタガヤという草を生やしとる。ちょうど今ごろ、暖かくなるとグングン伸びて、梅雨どきになるとべったり倒れて他の雑草を抑える。全国の果樹園を守ってる草やが。ところが毎年おばあに言われる。「このハリガネみたいな草がいちじく枯らすんじゃあ。死んだじいさんに申し訳ない!」漫画みたいな台詞やけど、一字一句このように言われたきんな。その理屈は、草に隠れてテッポウムシ(カミキリムシの幼虫。食ったら昆虫の中で一番美味いらしい)が侵入するそうなんやけど、わざわざ草をかき分けて入ろうとするかなあ。
さて、この春からいくつか休耕田を借りてブロッコリーを作ることになった。ブロッコリーの作付けは秋。それまでは何をしよるかというと緑肥を作付けして土を肥やすんやが。ところが、知らない人から見たら緑肥も単なる草。しかもでかくなる。もうとにかく生理的に草がすかんという人がおるきんな。借りた畑で作業するときは近所の人に会うたびに説明する。ソルゴーくらいなら知ってる人も多いんやけど、ヘイオーツやヘアリーベッチはこの辺りでは馴染みがない。
そんなこんなで最近ようやく緑肥をまき終えたんやけど、そんなときよく読んでる北陸の若い篤農家のブログに衝撃的なことが書いてあった(複雑な話なのでリンクは避けるわな)。借りていた減反の田んぼにバンカープランツ(最初のほうに書いたような天敵を集めるための草)を生やして野菜を作ってたら、返してくれと言われたとか。その方はローカルのテレビや、百姓の弁論大会の全国大会に出るような熱心で有名なお百姓さんなのに草を生やしているというだけで嫌がられる。ちょっと戦慄してしもうたが…。もっともうちの借りてる畑は何年か後に水田に戻す減反の田んぼではなくて休耕田だったり耕作放棄地だったり持ち主の方が都会におったりと条件は違うんやけどな。
問題は持ち主との間だけで起きるとは限らん。隣接する田んぼの持ち主にはちゃんと説明しておかないと、虫が飛んでくるでないかーとトラブルになるかもしらん。近所の人にも気持ち悪がられるかもしらん。
もうひとつ問題になってくるのは畦草刈り。この辺りはコンクリート畦が多いんやけど、そうじゃないところもある。そういうところは草を刈らないかんのやけど、地域や人によってその流儀が変わってくる。わしはクローバーみたいな地をはう草を残して作業や通行の邪魔になる背の高い草を抑えるのに利用する手段を取る。これやと背の低い草は残るけど草はコントロールされて草を刈る頻度は少なくて済む。でも少数派。みんなほんまきちんとしとるんで。刈払機を擦り付けるように低く刈って、刈った草が乾いたら燃やして灰にしてしまう。わしなんかは刈った草をそこに敷いとけば下から草が生えんでええやないかと思ってたんやけど、焼くのにもちゃんと理屈があって、刈草をそのまま置いといて畦を肥やしてしもうたらミミズが増えてそんでそれを食うモグラが来て畦に穴を開けてしまうとのことやが。なるほどなあ。じゃあ、畑なら穴開けてもろて排水をよくしようかなと考えるのがわしのようななまけもの。どの手段にもメリット・デメリットがある。
とにかく利害関係者には丁寧に説明。できれば草や緑肥を利用する技術、草をコントロールする技術をもっと広く知ってもらいたい。楽できるところは楽したいやん。草を利用して農薬を使わんと虫をこらっしゃげれたら財布も気持ちもうれしいやん。面子とかなしで。そのための説明は惜しまない。口頭での説明はその都度どんどん行なっていくとして、今もうヘアリーベッチがワッサーってなってるところには看板を立てることにしたが。
看板はわしがアウトラインをパソコンで作って、挿絵やルビを嫁さんにしてもろたん。このおつくんっていうのがわしなんやけど似てるかなあ。わしこんなにおっさんかなあ。いやおっさんやけど。なんでおつくんかというと、嫁さんがわしを呼ぶときに、おっちゃん→ちゃんおつ→おつくんになったんやが。わしが一人で作ると硬くなるかあほみたいになるかどちらかやきんな。嫁さんのイラストで地域の子供たちにも興味を持ってもらったらこんなに嬉しいことはない。
かくのごとくこのブログも含めたいろいろな手段でコミュニケーションをはかっていこうとしよるんやけど、どうしても対話ができん奴らがおる。こいつらやがー。
播いたばかりのソルゴーの種を食いに来た鳩!ドバト!トラクターのロータリーでの覆土ではどうしても地表に出る種もあるきんな。こらくそ食うなあって手を叩いて追い払うんやけど、すぐもんてくる。せめてここで糞してから帰ってつかよ。
2012年05月11日
生にんにくの出荷を始めたがー。
西南暖地のニンニクは気候との戦い。収穫時期には必ずぬくくなって雨が降る。それに耐えうる土とニンニクを何ヶ月もかけて作り上げていく。やっとそれらしきものが分かったかもしれないような気がするよ。ニンニクはじめて三作目。わし、ニンニク農家になれたやろうか。
今作は秋のブヨブヨ水ぶくれ、冬から春にかけての強風、多雨でまだ寒い2月下旬なのに春腐病注意報発令。天気予報とにらめっこしながらニンニクの病害防除を最優先事項に据えて取り組んだ。なんとか持ちこたえてくれたがー。とはいえ次の月曜から火曜日にかけての雨、そして水曜日からの高温という大試練が待っとるわけやけどな。それを耐え切れるかどうかはやってみんと分からんきん、それまでにちょっとでも多く取り込みたい。
白いよお。うれしいな。去年は病気で半分近くほおったもんなあ。病気のニンニクは普通のニンニク臭に加えてなにやら怪しい香り(うまく言えないんやけどほんまそんなんなんや)がするんやけど、そんな臭いの充満する作業場で泣きそうになっとった。相場が安くてもええわ(今年すごく安い)。ええもんができればそれで幸せ。通帳見るまではな。
生にんにくは収穫から出荷の箱詰めまで全部百姓がするんやけど、ネットに入れるんに数が合わんで半端になったぶんは夢ハウスに出すきんな。この時期にしか食べられない、乾燥にんにくより強烈な風味の生にんにくやが。鰹のたたきにはこれがないといかんというのはニンニク部会長の口癖やけど、ほんと最高の薬味になるよ。
5/17追記!
西南暖地って、瀬戸内も含むもんやとばかりずーっと思ってたんやけど、農水省の定義によると高知・宮崎・鹿児島・沖縄のことらしいがー(参照)。そういやそのあたりは冬はぬくいやろなー。
タグ :にんにく
2012年05月06日
オクラの予備苗に試行錯誤しとる。
露地オクラもだいぶ生えそろってきた。ちょっと気温が低かったり雨が降ったりして心配したけど今のところ順調やが。よかったよかった。
それでも1穴から1~2本しか発芽しないところとかあってそういうのは補植せないかん。遊ばせとくのは勿体無いし草も生えるしな。そのために補植用の予備苗を用意しとる。例年普通のビニールポット(この時期ホムセンとかでトマトの苗が植わっとるあれやが)を使うんやけど、オクラの場合はちょっと難点があるんや。
オクラはごぼうや大根みたいな直根なんやけど、そういうのは移植に弱い。そやきん種を畑に直播きするのが基本になるわけやが。そんで、ビニールポットやとポットから土ごて苗を外すときや移植するときにどうしても土がいごいたり(動いたり)して苗にストレスを与えてしまう。そしたらうまいこと活着せずに割と簡単に枯れる。こらどいや。みんなもホムセンや苗もの屋さんでオクラの苗を買うたときは、何本か植わっとるのをそのままそろ~っと出して、そろ~っと植えてつかよ。
そんなわけやきん、今年はポットごて畑に移植でけるポットを二種類用意した。というか何年か前に買ってたのをようやく使ってみようという気になったというのが正確なんやけどな。
片一方のはこんなん。
そのまま植えられる鉢 ジフィーポット 丸型 5.5cm 40個入
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大きさも適度でよさげやったんやけど、これ、ものすご乾く。ポットが水を吸う有機物でできとるきん、たっぷり水をやっても四方八方から蒸散してすぐ乾いてしまうんや。時期にもよるんかもしれんけど、どうやら給水トレイのようなものがないとちょっと大変っぽい(専用のトレイも売っりょる)。
オクラの苗は移植に弱いほかにも過湿や過乾燥にも弱い。ちょうデリケートなんや(実が生りだしたらちょっと大人しくせえっていうくらいがいなんやけどな)。水分条件がよくないとすぐ立枯病にやられてしまう。左側のがリゾクトニア菌による立枯病にやられた苗。これは水をやった後の写真やけどな。
もういっぽうのはペーパーポット。
これは紙を貼り付けてでけとるポットで、移植するときはべりっとはがしてそのまま植える。家にあったのをそのまま使ったんやけどちょっとオクラを何粒も播くのにはこんまかったかもしらん。そやきん定植のタイミング注意やなあ。でもこちらは今んとこうまいこといっきょる。このままいってほしいものやが。
タグ :オクラ
2012年05月04日
GWはがいにワーキングやが。
Twitterの農家クラスタでは例年この時期、ゴールデンウィーク(GW)はガチワークの略やとか、GWなにそれ?おいしいの?とか言うて盛り上がるんや。今年のうちはオクラ播くのを前倒しにしたおかげで前半戦は暇やったんやけど、後半戦になって忙しくなってきた。
夏野菜の植え付け、菊の挿し芽、田植え、新しい畑の緑肥の播種などなど。
いうてもこの時期一番忙しいのはなんといってもカーネーションを作る農家やが。切っては出し切っては出しのフル回転。あの日のために一年間頑張っりょると言っても過言ではないきんな。贈答品はお姿が命。病気や虫の食うた跡をつけたら一気に価格が暴落する。丁寧な予察と栽培管理が欠かせない。ほんま、日本のお花あと果物は芸術品やと思うわ。
果物と言えばまだ暇やった先日、30年くらいぶりにイチゴ狩りに行ったんやが。小学校低学年以来やが。香川県のいちごはたいてい高設栽培。中腰になることなく、らくちんに美味しげな実が生っとるシマを求めて移動、そしてちぎっては食べ、ちぎっては食べ、採りたてのいちごは最高に美味しかったがー。これも苦労して管理されよるイチゴ農家のおかげやが。ありがたいな。今シーズンはもうすぐ終わりやきん、みんなも行くといいよ。
そんでやけど、いちご狩り園を検索しよるときにちょっと気になったことがあって、次かその次の記事はそのことを書いてみようと思うんやけど、忙しいきんな~いつになるかな~とか言ったりなんかして。
夏野菜の植え付け、菊の挿し芽、田植え、新しい畑の緑肥の播種などなど。
いうてもこの時期一番忙しいのはなんといってもカーネーションを作る農家やが。切っては出し切っては出しのフル回転。あの日のために一年間頑張っりょると言っても過言ではないきんな。贈答品はお姿が命。病気や虫の食うた跡をつけたら一気に価格が暴落する。丁寧な予察と栽培管理が欠かせない。ほんま、日本のお花あと果物は芸術品やと思うわ。
果物と言えばまだ暇やった先日、30年くらいぶりにイチゴ狩りに行ったんやが。小学校低学年以来やが。香川県のいちごはたいてい高設栽培。中腰になることなく、らくちんに美味しげな実が生っとるシマを求めて移動、そしてちぎっては食べ、ちぎっては食べ、採りたてのいちごは最高に美味しかったがー。これも苦労して管理されよるイチゴ農家のおかげやが。ありがたいな。今シーズンはもうすぐ終わりやきん、みんなも行くといいよ。
そんでやけど、いちご狩り園を検索しよるときにちょっと気になったことがあって、次かその次の記事はそのことを書いてみようと思うんやけど、忙しいきんな~いつになるかな~とか言ったりなんかして。