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Posted by あしたさぬき.JP at

2009年09月29日

ブロッコリーの最終補植をしたがー。

 実は今年、最初に植えた品種のブロッコリーの苗がようけ余ったんや。定植オペレーターの人に、株が大きくならん品種やきん狭いぶんの間隔で植えといてつかなーって言うてたんやけど伝わってなくて、3cm広い間隔で植えたら1000株くらい余ってしもうた。こらどいや。

 そんで補植に使ったり、急遽空いてた畑を準備して手で植えたり、ご近所親戚に配ったりしてようやく200株にまで減らしたんや。それをセルからポットに移植しておいた。使うあてはないけど捨てるのももったいないしな。

 で、昨日ブロッコリーの予防をしよったら、結構欠けてる株がある。鳥がほじくり出したり、初期にシンクイムシに完全にやられてしもうたり。中にはネキリムシにやられたぶんもあった。水田跡やきん普通はネキリムシなんか出んのやけど、今年はがいに乾燥しとったきんかしらん、辺りを捜索したら大きいのが出てきたがー。

 で、100本ほど補植した。明日か明後日には一斉に追肥をやるきんこれが最後の補植やな。さて、残り100本どうしよう。なんか楽しい実験でもできんかなー。水耕でもしてみようかな。100本は無理やけど。  


Posted by kazuzo at 20:36Comments(0)野菜

2009年09月28日

雨が降ってブロッコリーが大きくなったがー。

 2週間前に植えたブロッコリー、雨がほとんど降らないでじっと我慢の日々やったんやけど、昨日待望の雨が降ってティンと大きくなった。



 畝間潅水をせずに雨を待ったかいがあったというものやが。今からティンティン(もうええ)大きくなってつかよ~。

 しかし植えて2週間にもなると虫もつく。


 アオムシがだいたい3株に1匹はおる。後はコナガとシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)が少々。モンシロチョウは1株にチョンチョンと1個ずつ卵を産み付けていくきん、いっぺんにようけ卵を産み付けるヨトウ系やコナガよりはワルソでないかというとそうではなく、アオムシ1匹がようけ食うんじゃが。

 というわけで全国のよい子のみんなに代わって、対イモムシ系害虫用決戦兵器アファーム乳剤でもって撃滅したよ!  


Posted by kazuzo at 20:21Comments(2)野菜

2009年09月26日

ゑでぃまぁこんを聴きながらニンニク割ってファンタジー。

 今日も今日とてニンニクの種割り。今日の作業用BGMは以下の通りです。

Lost Direction
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渋さ知らズ
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5 今では聴けない渋さ!
4 はまれば楽しい
5 ジャズバンドとしての渋さ知らズ


風の旅団・劇中音楽集

インディペンデントレーベル (2003-09-25)
売り上げランキング: 155882
おすすめ度の平均: 5.0
5 80年代才能溢れるミュージシャンの饗宴
5 至福を噛みしめつつ聞くべし!


あおいあしおと
あおいあしおと
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ゑでぃまぁこん
インディペンデントレーベル (2005-12-25)
売り上げランキング: 115671
おすすめ度の平均: 5.0
5 日本
5 和製アシッド・フォークの最高峰



 フリージャズはかけないといいながらも解禁してしまったが。でもこの1枚目の中編成豪華渋さはテーマと即興のバランスが素晴らしく気持ちいい。

 ゑでぃまぁこんのは、今年Majikickから出たのも瑞々しくてよかったけど、こちらは録音の感じも演奏もすごく幻想的。築60年の作業場でこんなん聴きながらこんな竹篭に入ってるニンニクを手で割っているとなんだか中世ファンタジーの農夫な気分や。その辺に妖精さんが飛んでそうや。ニンニクが中々減らないで、わしの中の妖精さんはもうテンパっとるけどな。来週末は大事な視察があるきんな、頑張って減らそう。あと半分。  


Posted by kazuzo at 19:04Comments(0)野菜

2009年09月24日

にんにくの土作りをしよる。

 今日は朝からニンニクを植える畑に石灰やら堆肥やらを撒いてトラクターで耕しよったがー。それにしても暑かった。この前ちょっと雨降ったけど、耕しても真っ黒な土にならん。ごま塩程度や。これではすでに植えてあるブロッコリーがちょっとかわいそう。生育停滞気味。畝間潅水したら一気にでかくなるんやけど、ネコブカビが水に乗ってうろうろしてブロッコリーの根を見つけて覚醒してしもうたらいややしなあ。明日も暑いそうで、困ったなあ。週明けの雨まで我慢してつかよ。

 ちょっと石灰の話をすると、わしはたいてい一番安い粉状の苦土石灰を使うよ。たくさん要るもんやし、粉状のほうが土となじみやすいきん酸度矯正効果が高いんや。そりゃ粒状のほうが撒きやすいけど、高くつくし、風の無いときを選べば粉状でもちゃんと撒ける。

 最近流行りの有機石灰(牡蠣殻)は高いきんあんまり使わない。これ、有機を名乗っとるけど成分の90%以上は無機物の炭酸カルシウムやしな。有機石灰と名づけたのが誰かは知らんけど、マーケティングの才があるもんだねえ。有機栽培農家もイメージを損なうことなく使えて満足というわけや。有機JAS法では普通の苦土石灰使っても有機を名乗れるんやけどね。

 ちなみにこの辺の某Aが薦めとる石灰資材はくだいてある牡蠣殻をわざわざご丁寧に粒にしたもので、お値段はわしがいつも使う石灰の3倍!酸度矯正が必要な畑にはとてもじゃないけど使えないよ。微量要素が欲しければ堆肥入れるなり微量要素だけの肥料を使えばいいだけの話やし、根こぶ病予防のために酸度矯正を奨励しときながら高くて効果の薄い資材を薦めるのはどうなんやろうね。  


Posted by kazuzo at 21:15Comments(0)野菜

2009年09月23日

今日のニンニク種割り作業用BGM

あの場所へ
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Lovejoy
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5 色褪せない歌
4 今作も素敵♪


遠くの友達
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栗コーダーカルテット UA 松本素生 原マスミ 田中亜矢 湯川潮音 鈴木博文
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4 ヴォーカルとのコラボも良し悪し
5 ほのぼのします
5 脱力だけじゃない


渋栗
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川口義之with栗コーダーカルテット&渋さ知らズオーケストラ
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おすすめ度の平均: 5.0
5 虹色のマスター・ピース


 昨晩の雨でブロッコリーの水やりも一服したきん、連休最後の日はひたすらニンニク種を割ってたがー。結局連休はどこにも行かなかったけど、こうやって好きな音楽を聴きながらおうちで仕事できるのが幸せやが。どこ行っても人大杉やきんな。

 家族と一緒に作業するのでノイズやフリージャズをかけるわけにはいかんきん、基本的にはまったり系の音楽を聴きながら。最後のは半分ちょっとちゃうけどな。

 そうそう、渋さ知らズは来月、かつてない大編成で香川に来るよ!詳しくはこちら↓
http://cage238.jugem.cc/?eid=341

 万難を排して参集するがー。『栗渋』でも演奏してた、コンポステラの「月下の一群」をやってほしいな。大好きな曲やきんの。  


Posted by kazuzo at 20:25Comments(0)野菜

2009年09月21日

連休後半は産直に行こうで!

 産経新聞に産直の記事が載ってたよ。
コンビニ最大手の店舗数超えた「農作物直売所」 日本農業の“希望”

1990年代半ばから増え始め、いまや全国で約1万3千施設と、コンビニ最大手「セブン-イレブン」の店舗数1万2467店(8月末時点)を上回る。

 はてなブックマークでもセブンイレブンより多い店舗数に驚くコメントがあったけど、実は実数って分かってないんだよね。産直の定義も無人のいわゆる良心市まで含めるのかどうかはっきりしていないし、全国組織があるわけでもないきんな。でもたくさんあってどんどこ増えているのは確かや。

 わしの中で産直の三大テーゼというのがある。
1.産直はスーパーより安くなくてはならない。
2.産直はスーパーより新鮮でなければならない。
3.産直はスーパーよりおもしろくなければならない。


 1,2は流通ルートを大幅に短縮しているんだから当然のことだよね。3は出品者もお客さんもわくてかしたほうがええやんか。商品チラシがない代わりに現場で驚きや楽しい体験がないとね。

 連休後半はみんな、産直に行こうで!産直のハシゴも楽しいよ!わしは中讃・西讃のいろんな産直を視察したけど3大お勧めは、もみの木パークの仲南産直市良心市たかせ、そしてわしのホームグラウンドの協栄夢ハウスや。

 仲南産直市は施設がとってもきれいでレストランも併設されているよ。それに支配人さんがとっても親切。たかせの良心市は生産者の顔写真がずらりと並んでいて活気があるよ。お豆腐とか地場の日配もいっぱい。夢ハウスは徳島県境の山ん中から讃岐平野まで広い範囲から大勢の生産者が集まるきん、定番品は安く、珍しいものもたくさん。そのカオスが最大の魅力や。
 
  

Posted by kazuzo at 21:29Comments(0)産直

2009年09月19日

雨が降らないので困ってるので



 むしゃくしゃしてやった。今は後悔している。

 今日の水やりにかかった時間→6時間。

   

Posted by kazuzo at 20:23Comments(0)

2009年09月18日

満濃池はやればできる子

 昨日、水がこんがーって書いたけど、今日は来たがー。ご近所さんの話(信憑性は東スポ×2くらい)によると土地改良区に苦情の電話が殺到して水を流すようにしたとのこと。ほんまかいな。ときどき下流の池に水を溜めるために放流することもあるきんな。

 水が来たと言っても用水路に溢れんばかりに来るわけでなく、水位は10cmあるかどうかってところなんやけどな。それでも田畑に水を入れるのには十分。ここぞとばかりに水をじゃぶじゃぶ入れたがー。次、いつ来るか分からんきんな。  

Posted by kazuzo at 21:03Comments(0)雑記

2009年09月17日

水を止めるのちょっと待ってつか!

 これは全県そうかどうかは知らんけど、ここらへんでは香川用水の農業用水って原則9月15日に止まってしまう。昨日の昼くらいから用水路にじょろじょろしか水が来んようになったが。ちょっと待ってつかよ。今はまた貯水率が低くなってるけど、田んぼや畑にまだ水が要るんやって。

 10月半ばに刈るヒノヒカリや酒米のオオセトにはせめて9月一杯まで水が欲しい。稲穂が頭を垂れてもまだちょっとは水要るんやで。

 そんで今は秋冬野菜、香川県では特にブロッコリーの定植最盛期。雨が降らんきん精出して水をかけてやらないかんのに、用水路に水が流れてこんでは困るでないか。他所では水がなくて枯らしてしまった人もいると聞くよ。こらどいや。

 正味の話、悲しいかな満濃池だけでは頼りないんやが。香川用水がないと香川の農業は成り立たない。香川用水の半分近くは農業用水やしな。すまんけど水分けてもらえんやろうか。  
タグ :水不足


Posted by kazuzo at 20:17Comments(0)雑記

2009年09月16日

ブロオクニンイチキク No.1

 いろんな作物の作業がかぶって大変忙しい。いちじくの収穫、オクラの収穫、菊の防除、ニンニク種の選別、ブロッコリーの定植。目が回りそうやが。しかしどれもおろそかにはできない。エンケンさんの新譜の最後の曲は「フォロパジャクエン No.1」。フォークもロックもパンクもジャズもクラシックも演歌も平等で八百万の神々だと歌う。歌うだけなら誰でもできる。それを実践しているからエンケンは自他共に認める純音楽家なんや。わしも純百姓を目指そう。純百姓とは何か。有機無農薬か。自然農法か。違うと思う。でも答えはまだ見つからない。そんなバズワードで表せたら苦労しないなにかなんだと思うんやが。

君にふにゃふにゃ
君にふにゃふにゃ
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遠藤賢司
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5 大傑作です!

  

Posted by kazuzo at 21:35Comments(0)

2009年09月15日

こわい話

長野県中条村の水田に強力な除草剤がまかれ、農産物の出荷停止や村議長の辞職に発展している事件で、同村は9日、村内すべての田畑を対象に同じ除草剤がまかれていないか点検に乗りだした。「日本の棚田百選」に数えられる美しい水田での卑劣な犯行に、村民からは怒りや不安の声が上がっている。

除草剤は水田5枚、計1200平方メートルにまかれ、全農長野県本部の検査で水田や畑には通常使われない除草剤「ブロマシル」と分かった。事件を受けて村と地元農協は5日からあらゆる農産物の出荷を停止しており、5日以降だけで被害額は1000万円に上ると村はみる。収穫前の稲の被害額はこれから把握する。

中日新聞:「棚田百選」の長野・中条村、卑劣犯行に怒り:社会(CHUNICHI Web)

 近年農産物の盗難とか数多く報じられているし、お隣の琴平でもニンニクが盗まれたとか話を聞くけど、ほんまこういうことやめてつかよと言いたい。防ごうと思えば朝昼農作業やった後に夜通し警備せないかんことになる。深夜に警備員を雇う経済的余裕のある農家なんてほとんどおらんやろうし。

 今度は薬物を使った犯行やって。これは百姓にダメージを与える手段としては盗むより簡単で犯行も見つかりにくい。自分のことではないけど、はがいはがいがいにはがい。記事ではあらゆる農産物の出荷を停止となってる。もしなんかの作物から除草剤が検出されたら風評被害が出るきん、山間部の農村には致命的ダメージになるし、全作物を検査するわけにもいかんのや。検査には日数がかかるきん売り物にならんようになるし、第一検査コストは莫大なものになる。

 畑や田んぼを人質に取られながら百姓するのはいややで。かと言ってなんでも厳罰にせよとか言うのもすかんしな。モラルモラルいうのもすかん。犯罪者の人には社会的コストが高まれば周り回って自分の首を締めることになるということをよく考えて、罪を犯すかどうかを決めてほしいものやが。みんながそんなんやったら刑法も警察もいらんのやけどな。  

Posted by kazuzo at 21:08Comments(0)雑記

2009年09月13日

ニンニクの種の選別を始めたよ。

 この前やってきたニンニクの種球、忙しいのとまんどくさいのでまだ割ってなかったんやけど、重い腰を上げてというか椅子に腰掛けて、種割りと選別を始めることにした。なんせうちの量だと30時間くらいかかるらしいきんな。

 種球の皮を1,2枚剥いて、りん片ごとに割っていく。それを大中小、その他、あかん分と分けて箱に放り込んでいくよ。



 結構あかん分が多いがー。えぐれるようにへこんで色が変わっているものや虫食いなど。中国からの種の品質が悪くなっていると聞くけどこういうことなのかもね。種には余裕があるきんあかん分は華麗に切り捨てて、ええもんを作るようにしたいものやが。
  
タグ :ニンニク


Posted by kazuzo at 20:04Comments(0)野菜

2009年09月12日

ブロッコリーを植えてもろたがー2009その1

 今日は朝から野菜の定植日和やったが。曇りがええんや。カンカン照りやと水をやる前に苗がしなびてしまうきんな。金太、マシなビルや。お昼前からは雨も落ちてきた。ちょっとの雨ならええ塩梅や。

 そんなわけで定植風景。


 ええ塩梅やったんやけど、途中から雨が強くなってきて、土をねるねるねるねになってきた。機械のタイヤには土がまとわりついて重くなるし、なにより苗を落とした後、土が寄らなくて植え付けにならん。半分終わったところで続行を断念することになった。しょぼん。

 しかし水やりをしなくていいのは助かった。手で一本一本かけていかないかんきんがいに時間がかかるんや。しかし今日は寒かったなー。  


Posted by kazuzo at 18:37Comments(2)野菜

2009年09月11日

いい苗が来た。

 明日のブロッコリー定植第一弾に向け、今日も植え付け準備やったが。昨日元肥と苦土石灰を撒いて耕した畑に畝を立てて、さらにこの畑はネコブカビがうじゃうじゃいるのでまんどくさいことに根こぶ病予防薬をふって畝の上の土と混ぜていく。あーまんどくさい。作業時間が普段の倍ほどかかったよ。これに明日、午後からの定植に備えてカラカラの畑に散水しないといけないところやったんやけど、さっきちょっとだけ雨が降ってくれた。これでやらなくていいかな。

 夕方取りに行った苗。


 実によく揃ったきれいな苗。育苗センターのおっちゃんおばちゃん、よう頑張ってくれたなあ。まあこの品種は病気に強いんやけどな。問題は来週植えるぶん。

  


Posted by kazuzo at 21:20Comments(0)野菜

2009年09月10日

ちょっと雨が降ってくれないと困る。

 春に続いてまた旱魃ですよ、香川県は。もうまとまった雨は3週間以上降ってないんじゃないかな。春とか秋とかは種を播いたり苗を植えたりする季節なので雨が要るんやが。ほんと困るねえ。

 うちも今週末からボチボチ植えるけど、まんのう町で盛んなブロッコリーの定植は今がピーク。なのに降らない。月初に植えたわしのブロッコリーの師匠の畑を通りがかると畝間潅水を行っていた。まだ苗も小さいのに。その畑は去年根こぶ病に襲われてとったきん、畝間潅水はほんまは恐い。でも旱魃で明らかに生育が抑制されとるきん仕方なしやったんやろうな。土曜日の雨予報が降る降る詐欺でないことを祈るだけや。  

Posted by kazuzo at 19:50Comments(0)雑記

2009年09月08日

ニンニクの種が来たがー。

 今年からニンニクの栽培を始めるんや。今まで冬はブロッコリーがメインやったんやけど、去年根こぶ病が出て、多様な輪作の必要性を感じたきんや。根こぶ病は事前にフロンサイドという殺菌剤をまいておけば大丈夫、と農協の人や先輩百姓の人は言うけれども、その殺菌剤に耐性を持つネコブカビも三豊のほうでは現れておると聞くし、リスクをヘッジする意味でも違う作物を取り入れるべきやと考えた。

 香川県はなにげに全国2位のにんにく産地やし、親戚に何十年もにんにく作ってるプロフェッショナルもおるきんなにかとやりやすいんよね。

 品種はCMでもお馴染みの福地ホワイトが有名やけど、あれは寒冷地向けの品種で、西日本では上海早生という暖地系を栽培することが多い。種(といってもりん茎という茎で要するに食べる部分なんやけど)は中国からやってくる。ところが最近なかなか質のええ種を確保するんが大変なんやって。中国の農地がごじゃになっとるというのはよく聞くけどこれもその影響やろうか。契約上のトラブルも多いらしい。そんなわけでまんのうや琴平ではこっちで採種する試みも始まっとる。

 今年もトラブルがあったんかしらん、8月下旬に来るはずのものが今頃来た。



 こんな籠に入って船でやってくる。人民服を着た中国人が背負ってそうな籠や。



 中には小ぶりな種用にんにくがぎっしり。作業場が臭くてたまらんちん。これを植える用に一片一片割っていくんや。植え付けはひと月後。  
タグ :にんにく


Posted by kazuzo at 20:40Comments(0)野菜

2009年09月07日

クロ現のスーパー雑草の回を観たよ。

 「クローズアップ現代」はこういう農業の現場のことをちゃんと取材してたまに放送してくれるいい番組。今日は除草剤の効かない「スーパー雑草」のお話やったが。

 まず最初は東北の水田で広がるSU抵抗性オモダカの話。東北のオモダカはこっちのオモダカよりでかい。こっちでは水田雑草としては目立たない部類に入るオモダカもあれだけでかいと困るやろうな。香川県でもここ数年、SU抵抗性のイヌホタルイが広がってるけど、うちの田んぼにもおる。そこで非SU系の除草剤に変えたところ年々少なくなってきた。これもいたちごっこなんやろうけどな。あと、ホタルイは水管理をうまくすれば結構ジャンボタニシが食ってくれる。

 後はアメリカでの話。こちらは端的に書くとモンサントのビジネスモデル崩壊ということちゃうやろうか。除草剤耐性をつけた遺伝子組換作物とラウンドアップをセットで売り込むのがモンサント社のやり方やったのが、ラウンドアップ耐性を獲得した雑草の出現でモンサントとその客の百姓涙目といったところ。これをモンサント社は全世界に広げようとしていたわけやけど、アメリカという壮大な実験室で問題点が把握できたのは、語弊があるけどまだよかったんと違うやろうか。

 薬剤と抵抗性の問題というのは殺虫剤と害虫で何十年も前から経験済みなわけやけど、それにしても植物はアブラムシとかと違って年に1回しか発生しないのにあっさり抵抗性をつけてしまったが。ただただ畏怖するよ。だてに動物より先に地球に生まれたわけじゃないねえ。  
タグ :雑草クロ現


Posted by kazuzo at 22:08Comments(4)雑記

2009年09月06日

オクラ療法

 オクラの背が高くてずーっと上向いて背筋をピーンと伸ばして収穫してたら腰が伸びるのか腰痛の調子がいいような気がするよ。あと一月半、しっかり腰を伸ばそう。どうせ冬になったら中腰でブロッコリー採って腰いわすんやけど。  

Posted by kazuzo at 20:06Comments(0)野菜

2009年09月04日

芋虫大行進

 夏の初めに雨が多かった頃、ああこれで今年の秋冬野菜は作りやすくなるなあと思ったんやが。雨がようけ降ると芋虫類の発生が減るきんな。秋冬野菜にとって最悪な天候は夏が旱魃で秋が長雨になること。虫と病気のダブルパンチや。

 ところがどいや、このところ雨が降らないもんで、芋虫がうじゃうじゃとわいてきたがー。オクラにはオオタバコガやフタトガリコヤガやハスモンヨトウ、菊にもハスモンヨトウ、いちじくにはイチジクヒトリモドキがもしゃもしゃと葉を食っているよ。オクラにつく芋虫は実も食うよ。ハスモンヨトウは菊の花びらも大好き。はがー。



 写真は菊の茎を闊歩するハスモンヨトウの幼虫。30秒でええからどかーんとスコールでも来てくれんもんやろうか。そんなこと言うとコシヒカリの刈り取りを控えている人には怒られるかもしれんけど。   
タグ :芋虫


Posted by kazuzo at 20:53Comments(0)雑記

2009年09月02日

畑にせせらぎを作る。

 もう何日雨が降ってないのやろう。それまでの降雨で用水路からは水がじゃぶじゃぶ来てくれるけど、畑はもう真っ白のカチカチや。そんなわけでオクラに畝間潅水を実施することにした。

 畝間潅水っていうのは用水路から畑に水を引き入れて畝の間の溝に水を走らせることを言うのやけど、これは最後の手段や。なぜならば水を引き入れるための導水がまんどくさいきんや。でもこの旱魃では仕方なし。トンガで土木工事に汗を流し、用水路を完成させた。



 自分で作った水路を水が流れるのはうれしい。童心に帰れるよね。

 ところが、毎日の収穫で踏み固められた溝はなかなか水を吸い込んでくれず、夕方の収穫は難路を進む川口浩探検隊のような有様であったが。

  
タグ :オクラ


Posted by kazuzo at 21:03Comments(2)野菜