2017年01月28日

ポスト新年

 新年あけました。だいぶ前に。

 書かなきゃいけないと思いながらなかなか書けずにはや8ヶ月。お知らせもありますが、その前にこの間のことを少し振り返ってみることにするが。
 
 夏、ヒマワリを20aやった。まんのう町が特産にしようっていうやつな。これについてはまた日を改めて書こうかな。

 夏の終わり、徳島市で開催された天敵利用研究会に参加した。これはがいにおもっしょかったなー。主に普及センターや公的研究機関、メーカーの人たちの研究会やけど、そういう人たちの本音が聞けるのがええよね。農民のあんまりおらんとこで。農民もこういう研究会にもっと参加するといいよ。楽しいよ。
 
 せっかく近くでやってるのに香川県からの参加者は少なかったなあ。香川の農民は働き者やきん、わしみたいに天敵昆虫に働かせてその間に競輪しようなんていうのはおらんのやろう。とにかく隣の高知県が天敵利用の大先進地なもんで高知無双。群馬県職の人がゆってたの「みんながうらやむ高知県」って。そりゃそうや、害虫以外の虫なんて知らねっていう農民が大多数のなかで、天敵技術を普及させるなんて並大抵のこととちゃう。そんな中、小豆島いちご部会担当のJAの若い子が、前の発表者である高知県の方の酒割れダミ声報告に軽くジャブを放ちながら実に堂々と口頭発表してたのが印象に残った。小豆島の女峰、美味しいよ。厳寒期の今が大粒で酸味も甘みも濃厚で最高やな。マルヨシ満濃店のインショップ産直のすぐよこによく置いてあるのでときどき買ってる。

 虫といえばカメムシやけど、これも後日まとめて。こう書いてたら書くやろ、後日。いつか知らんけど。

 9月のクソ雨。植えた苗が完全水没したの初めてやったな。畑が乾かずに9月半ばから1ヶ月間定植でけず。おかげで来月収穫のお仕事がなさそう。よしブログ書くぞ。プロブロガー目指して山ん中のセミナーでも参加するか。うそ。わしブロガーやなしにブロ屋やがーやし。あ、11月から1月にかけては水害からなんとか立て直したブロでこの世の春を謳歌しておった。ごめん。

 ブロ屋やがーとしてのお仕事のお知らせです。


ポスト新年
生涯農民一年生、ウサギさんチームの中戦車定植機KP-201Lです。


 現在発売中の『現代農業』2月号の「鈍感品種で端境期を埋める」に、11月植えグランドームについて寄稿しました。これ、元々徳島県が開発した技術の応用で特に新規性はないし、去年は冬の天気がごじゃで思うような時期に取れなんだのでお恥ずかしいのやけど、よその地域の技術の話を読んで、それをどのように考えながら自らの栽培に取り入れて、検証し、自らの技術としていくかということを意識して書きました。雑誌記事だけじゃなくてネットの口コミなんかもね。

 そして今年の11月植えグランドームのその後。

ポスト新年
1/19撮影

 記事に臨機応変と書いたけど、結局べたがけまだしてないの。今年も1月初旬までぬくかったきんなあ。この草勢なら2月下旬くらいからガンガン行くんちゃうかと読んどる。ほんま気候に合わせて臨機応変なんよ、これ。徳島県の試験でも去年の作は前進したり2つめの花蕾の発生が少なかったと業務年報に書いてる(PDF)。楽しいね、端境期ばくち。気温や土壌水分に対して鈍感な品種も必要やけど、失敗を恐れない、失敗してもへこたれず検証して学んで成長する鈍感力も必要ではなかろうかね。そう、練習試合の聖グロリアーナ女学院戦での敵前逃亡から、なんども撃破されながら徐々に成長し、戦車道全国高校生大会決勝戦で黒森峰女学園の重戦車を2輌撃破するに至ったウサギさんチームのように。

 








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