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Posted by あしたさぬき.JP at

2014年02月14日

雪がズブズブじょんならん。

 先週末といい今日といい、がいに雪が降ったのう~。ほんま参るわ。雪だるまが余裕ででけるような雪は子供の頃以来と違うやろか。それが二週連続やきん、びっくりやな。



 これは今朝のニンニク畑の様子。暖地系の上海早生やのに福地ホワイトみたいなご無体な目にあいよる。そんなこというたら青森の農家に怒られるな。福地ホワイトはこの時期ずっと雪の下と聞く。おかげで春になるまで防除せんでええらしいんやけど。ところがこっちは雪とその後の過湿による春腐病がこわい。2月頭にぬくかったきんそんとき肥料を吸って結構肥大して一時的に軟弱な感じになっとる。そんなわけで前回大雪前にコサイド3000っていう銅剤と今回大雪前にアグリマイシンっていう抗生剤。今年はそれまではあんまり防除いらんかったんやけど、なんとて正念場やきんな。

 ブロッコリーはまだ採る前のやつで植え付けが遅れたぶんは結構雪でダメージを受けてしもうた。収穫でけんのも結構出そうやが。うむむ。まあ高松競輪なんかこの雪の影響で売上げ10億くらい減らしたきんな。それに比べたらマシやがと自分を納得させる。しかし23年ぶりの特別競輪楽しかったな。高松競輪の3コーナースタンドからはこんな景色も楽しめるよ。




 農業もおてんとうさん相手にバクチ打っちょるようなもんで、払い戻し率75%の競輪と同様、勝つのは至難の業やけど、バクチやと思えばヒリヒリして楽しいな。バクチの大事なコツのひとつ、負けをいつまでも引きずらない。さ、次の勝負。前にも書いたゴールデンウィーク採りブロッコリーやが。

 雨や雪が多かったけど、この前の大雪の前日に重い土をなんとか畝立てして、そんで昨日、なんとか畝上の水分がええ塩梅になってくれたきん、元肥をふって畝上耕耘して、そんでマルチを張った。マルチで地温を上げてやってそれを不織布トンネルでキープする作戦やが。




 夕方作業が終わって西のほうを見るともうこんぴらの山はこんなんやったが。危なかったな。




 これで定植予定日に植わりそう。雨や雪の多くてしかも乾かないこの時期、遅れだしたらずーっと遅れてしまうきんな。さあ張るで。農村博徒の末裔の血が騒いで仕方がないが。  


Posted by kazuzo at 19:18Comments(0)野菜

2014年02月02日

ブロ屋の本分

 「リスコミの学校」っていうタイトルで、ここ3年間くらい考えてたことを産婦人科に10ヶ月一緒についてった経験を通して書こうと思ってはや一ヶ月。でもわし農家やきん、たまには野菜のこととか書いたほうがええよね。リスコミの話は一ヶ月検診が終わってからにしよ。

 そう、ブロッコリーが安くなっているよ!!先週日曜日くらいからぬくーくなったきんなあ。とどめは今日の18℃。そして今晩の夜温も10℃切らないとか。明日の昼からはまた寒くなるそうなんやけどな。思えば去年の2月2日は23℃あったきん、まだマシやな。あれはエグかったなー。

 というわけで精出して食べてつかな。この時期は旬で美味しいし、寒さで止まってた早生品種と中早生、あと中晩生のハシリがいっぺんに市場に出てくるきん、いろんな品種の食べ比べがでけるなあ。茎の太いんが本来のこの時期のやつのことが多いけど、細くて寒さで花蕾が赤うなった早生のも微妙に甘くて美味しい。トマトみたいに他の野菜も食べ比べを楽しんでもらうためには生産者も材料を提供せないかんなあ。

 うちで今採っりょるんは、中生の「グリーンキャノン」「美緑408」と中晩生の「グランドーム」。大きな違いは食感かなあ。グリーンキャノンはよく締まってて煮崩れしにくい。美緑は花蕾の粒が大きくてホクホク感を楽しむのがええのと違うやろうか。

 


 これ、グリーンキャノンの畑。写真がちっちゃくて見にくいんやけど、手前のほうはほぼ採ってしもた。奥のほうはまだ葉がようけ残っとるやろ。でも植えた日は一緒。なにが違うかというと、遅れてるところは植える予定の何日か前にお隣りの田んぼの用水路が詰まって溢れて水をもろうてしもうたんや。水はけがええほうの畑やけど、さすがにじゃぶじゃぶと流れてきたらちょっとやそっとでは引かん。2,3日様子を見とったんやけど、次の雨マークが見えてきた。今年の9月は雨が多くて定植苦労したんな。さあどうしようか。雨の前までにはかろうじて植わる程度の乾きしか期待できそうにない。かといって雨もろたら1週間は遅れる。この品種は寒さに弱いきん定植が遅れるとよいよあずるんな。えいやあで雨の前に植えた。水もろてないところを活かさないかんきんな。この雨がまたえぐい雨やったきん目論見は成功。しかし水分過多のところは案の定根張りイマイチで生育悪い。そこだけ二回鍬で丁寧に土を株元によせてやった。そしたらそこからまた新しい根が生えてくるきんな。おかげで、遅れたけど、なんとかええのが取れそうやが。あーよかった。しかしきれーいに違いが出るもんやなあ。

 雨が多い年に痛感するのは、いかに生育初期に土の適湿を保つかってことなんな。水分多くて根が傷むと後々困る。病気も出やすくなる。そやきん、ようけ降った雨を、地面にあんじょう浸透させるのはもちろん(透水性)、水が溝をスムーズに流れて畑から出ていってくれるようにしとかないかん(排水性)。うまく排水される畑って若い頃土木の経験が豊富なおじいさんの畑が多い。わしこれ苦手分野。でも大事なんな。これは渥美半島歩いてみても感じたこと。今年のテーマは畑の土木建築やが。



 
   


Posted by kazuzo at 18:42Comments(0)野菜