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Posted by あしたさぬき.JP at

2013年11月14日

ベトコンハウスの作り方

 徳島名物なんじゃろかの~。すだち?渦潮?フィッシュカツ?金長まんじゅう?小倉竜二のハンドル投げ?それらもええけど忘れちゃいけないもんがあるんやが~。

 それはベトコンハウスやが。

 え、なんのことやら分からん?そらそうやな。ゲリラが住んどる家ちゃうで。ビニールハウス。いや、トンネルかな。どっちかな。要するにそれらのあいの子なんや。ちっちゃいビニールハウスとも言えるし、トンネルのおばけとも言える。なんでベトコンハウスっていうかというとベトナム戦争の頃に考案されたからとか、コストかけずに早出しゲリラ作物用やからとか、狭いきんとかいろいろ言われとる。ところで80年代生まれの若者たちはわしがベトコンベトコンってゆってたら、それをベストコンディションの略やと思ってたそうやが。ベトナム戦争を知らない~子供たち~さ~♪いやわしも戦争終わって半年後に生まれたんやけどな。

 冬から春にかけて徳島の北のほうの野菜地帯行くとな、畑に巨大なトンネルがモリモリと建っとる。中には人参。暖かくなるにしたがって被覆してあるポリに穴を開けて温度を調節していくんな。その辺ワイルドやなー。ここではベトコン「ハウス」と言いながらトンネルっぽい使われ方がされとる。



 一方で、ドアとかつけて文字通りハウスのミニチュアのようにして果菜類を作るというのも聞いたことがある(ベトコンではないけど似たような例PDF)。ハウスとトンネルの間で、自分の作る作物やスタイルに合わせて無限のバリエーションが楽しめるんやが。これがベトコンハウスのおもっしょいところやなあ。さあ作ってみよう。


 徳島でパイプがこんな感じに売られとる。大手ホームセンターで普通に売られるベトコン。


 ゼオライトとか籾殻とか苦土石灰とか入れて耕して、測量。


 軽く溝を掘って、30cmの深さにドリルとか穴あけ棒で穴あけてアーチパイプを刺していくよ。わしは60cmピッチにした。ベトコンハウスの骨組みは基本はアーチパイプのみ。後ろに見えるのはオヤジの趣味のハウス。これを風よけにする。





 補強のための直管パイプを天井とサイドに3本通して固定する。



 夏もハウスとして使うつもりにしとるきん、サイドにネットを張った。お金をかけたくなかったきん納屋にお蔵入りになっとった0.6mmネットを使ったけどこれでは夏に温度が上がりすぎるかもしらん。



 ポリフィルム張った。6m幅で少し余ったきん、570cmでもよかったかもしらん。



 妻面はトンネル風にしたけど、使いながら変えていくことになるとおもう。


 
 中はこんな感じ。間口3m、高さ170cm、長さ24mのベトコンハウスがでけた。直管とかネットとか小物とかはお古を使ったきん7万円ちょっとで建った。お手伝いくださった二人のおやじさん、ありがとうございました。半日集中して3人で骨組み作ってあとは仕事の合間に2日でちょこちょことネットやポリ張った。慣れたら設置も撤収も一日ででけそう。え?モ○イルハウス?知らんなあ。



 最初のお客さんがこいつでよかった。



 とりあえず一番寒い時期目がけて葉物野菜を作るがー。あと春大根とか。夏は考え中。夏に向けて変形するかもしらん。前々自力自在に臨機応変。あとは土をごじゃにせんように気をつけて。良いベトコンは野菜がようでけるベトコンやが!  


Posted by kazuzo at 20:10Comments(6)野菜