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Posted by あしたさぬき.JP at

2015年11月15日

連休のおでかけのご案内



 土庄町総合福祉会館の地図こちら(GoogleMap)


 11月22日、福島県は郡山市の農業者藤田浩志さんのお話を聞く会を小豆島で開催します。


 福島県の農産物は主に首都圏に出荷されることが多いきん、こちらでは原発事故前でもあまり見ることはなかったかもしれん。だからって関係ないかといえば大ありなんやな。豊島の農産物や魚が産業廃棄物の不法投棄によって売れなくなったり豊島の名前を引っ込めないといけなくなったのはわりと最近のことやん。そりゃあひどい不法投棄だったことに違いない。業者もヌルい審査した県もあかんやろ。そうなんやけど、その島の一部の話がセンセーショナルに報道されたこともあって、大きな風評被害を受けた。スケールは違ってもよく似た話で、今後どこにでも起こりうる話や。そんな豊島の農業者と藤田さんのトークセッションもあります。


 4年前、福島の農家を人殺しとまで呼ぶ者がおった。割りと影響力の大きな大学の先生やが。当然大きな批判を受けた。そうしたらその先生を支持する人たちがこんなことを言い出した。農家は出荷する野菜には農薬をかけるけど、自家消費の野菜には農薬をかけない。農家は補助金のおかげで左うちわ。農家は自分の田んぼに道路が通るのを待っててうんぬん…。それを逐一紹介する大学の先生。


 たまたまリアルタイムで見てたんやけど、このときのぞわっとした気持ちをわしは忘れないやろう。そりゃまあそういう農家がいないとは言わないんだけど、それで農家を人殺し扱いするのが正当化されてええかというとさてどうやろな。溜飲を下がるための雑な話はこういうときに牙を剥く。べつに農家に限った話ではないわな。みんなのやってるお仕事でもしょうもないレッテルを貼られたりあほみたいな都市伝説をまことしやかに語られたりすることあるやろ。


 ここでー、この国のー、相互不信に満ちたー、ムラ社会性とかー、語ってもー、ええんやけどー、最近雨が多いきん、これ書き終わったらニンニクの防除に行かないかん。また今度にするわな。あーそういえば、わしがニンニクに使いよる肥料はIB1号っていう、大粒でゆっくり溶けて長く効く肥料なんやけど、これが福島県のいわき市小名浜で作られよるんな。そんで高松かどっかの運動家のようななにかが言いよった。「香川県にも福島産の肥料を使う意識の低い農家がいる」って。別に意識低くてもかまんし実際低いんやけど、思い出して腹立ってきたわ。
 

 なんとて(わしのも含む)雑な話なんかどうでもええから、当事者の話を実際に聞きにきまいよ。なんでも質問しまいよ。そこからやで。藤田さんのグループがやってる郡山ブランド野菜(参照)の話もすごい楽しみや。品種選びを気にする直売所農家なら一度は手に取ったことがあるやろこの本。この本の著者の鈴木光一さんも中心メンバーやきんな。とにかく品種へのこだわりがすごい。



 
 野菜品種にしても育種方法に関して雑な話がされることがあるけど、実際はもっと豊かで多様な世界が広がってるんよ。それをぜひプロから直接聞いてほしいんな。わしも勉強させてもらお~。
   

Posted by kazuzo at 15:12Comments(0)雑記