この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

Posted by あしたさぬき.JP at

2014年07月25日

カメムシでお土産物を作ろう。

 今年もカメムシの夏がやってきたな。日本の夏カメムシの夏。セミやってカメムシ目やきんな、うそは言うとらんで。




 今年もコーンにわくミナミアオカメムシ。まあようけおることはおるんやけど、他のカメムシもよく見た。シラホシカメムシ、ブチヒゲカメムシ、アカスジカスミカメ、ホソハリカメムシ、マルカメムシ、コーンにはこいつらがおったなあ。ナガメが種取り用のルッコラに。「ナ」ってついとるということはアブラナ科につくカメムシな。キクにもこんまいウスモンミ ドリカスミカメ、ヒメナガカメムシがおる。いろーんなカメムシが目立ってようけおる。何年かぶりに冬がぬくかったきんあ。

 今年はゴマをちょっとだけ植えてみたんやが。ゴマがアザミウマを食べてくれるタバコカスミカメを集めてくれると聞いてな。そいつにキクにつくアザミウマを食ってもらおうという算段。オクラが集めるヒメハナカメムシとダブルで攻撃やが。


 

 やってきた。そんでこいつを温存すべくカメムシを殺さない殺虫剤を選んで使ってたらキクを吸うカメムシがわいたというわけやが。うまいこといかんのう。

 
 ん?

 


 問題です。この中にミナミアオカメムシが何匹おるでしょうか。そうなんよ、ゴマにミナミアオカメムシがようけわいとる。これは知らんかったなあ。こいつら果菜の汁を吸うイメージやけど、より栄養のある種子を好むきん、道理ではある。うちの畑で見よったら、オクラよりコーン、コーンよりゴマが好きな感じ。飼うときは豆とかヒマワリの種で飼うと元気にいっぱい交尾して子孫をいっぱい作るよ。

 ゴマにこれだけ集まってくれたらカメムシを採集するの楽やなあ。おとり作物としてええかもな。ゴマ自体は種は安いし収穫しようと思わなんだらほぼ放任ででける。

 というわけで今年もこいつらを銭に変える試み。今年は七次産業でお土産を作ろうがテーマや。七次産業っていうのは普通の六次産業に狩猟・採集が加わるきん七次な。お土産にでけるような特産品を作れば地元の人にも観光客にも喜ばれるって六次産業のセミナーでゆってた。


 

 畑を疾駆する四輪鍋。取ってすぐ熱湯に放り込む。ちょう新鮮。虫カゴに取って台所でお湯に入れようとするとこいつら逃げるきんな。そんでわしが怒られる。


 

 やっぱり栄養豊富な種子を吸いよるきんか卵をよう見かける。


 

 孵化したて。


 このベイビーたちは、越冬世代→第一世代を経た第二世代。こいつらが平地のコシヒカリやヒノヒカリに斑点米を作るやつや。このゴマ区で止める(去年のオクラ区の様子)。そしてお土産となれ。


 茹でて、水切って、そんでオリーブオイルに漬けた。




 試作品ではあるけれども名前は「カメザイル」がええと思うんや。となり町琴平のヒットお土産「ガアリック娘」の隣に置いてもらいたいきんな。それにカメムシも集合フェロモンでようけ仲間を呼ぶしな。


  


Posted by kazuzo at 21:56Comments(2)草や虫や小動物