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Posted by あしたさぬき.JP at

2011年06月29日

香川のみんな、熱中症に注意やが。

 暑い暑いがいに暑い。ほんまはもう梅雨明けしたんと違うやろうか。時計の上半分の時間帯は野外活動できぬ。ほんま、命に関わるで。

 昨年、人口10万人当たりの熱中症による死亡者数は香川県がダントツやったんやで(これ参照)。こらどいや。香川は戦場やが。『ダイナミックフィギュア』やが。



 
 あ、これ↑おもっしょいよ。剣山から攻めて来る宇宙生物を二足歩行ロボットが讃岐平野で迎え撃つよ。宇宙生物が榎井のマルナカの前からロボットに追っかけられて満濃池に落っこちて溺死するよ。様々な設定がユニークにしてちょうアツいSFやが。

 こういう暑いときは、特に昼間は涼しいところでアツいSFでも読むといいよということやが。ほんま、みんな無理せんとボチボチやろなー。  

Posted by kazuzo at 19:41Comments(0)雑記

2011年06月25日

ブロッコリー跡コシヒカリに関するメモ

 この前の記事でちょっとふれたけど(参照)、うちはブロッコリー跡にはコシヒカリを作付けしとる。なんでコシヒカリかというと早生品種で早く収穫できるきん、秋冬野菜との輪作が可能ということが最大の理由。香川県では「はえぬき」でもええんやけど、紋枯病に弱いのがネックなんよね。茎が硬くて倒れないのはいいんだけど。

 今年はうちは全部コシヒカリ。思い切ってヒノヒカリをやめて、全部コシヒカリ~秋冬野菜の輪作にした。それで、なんとなく今までブロッコリー跡の稲作に関して感じていたことが、前作なしの田んぼと比較してそれなりの知見らしきものになったようなのでメモしてみるよ。

 まずうちのブロッコリー跡コシヒカリの栽培方法。

 ブロッコリーの収穫が完了したら即生えてるブロッコリーの上からケイカルを100kg/10aふりかけて鋤き込む。ケイカルでアルカリ性に傾けてやると残渣の分解が促進され、冬場でも2~3ヶ月もあれば跡形もなくなるよ。ケイ酸は徒長しがちな畑作後の稲を硬く締めてくれる。後は、残肥と分解された残渣を養分として基本的に稲のために肥料は散布しない。植え付けは苗箱16~18枚/10a程度。後は慣行栽培とだいたい一緒。コシヒカリなので中干しはしっかりやる。

 ケイカルは効果がないという人もおるし、重工業の副産物という理由でなんとなく毛嫌いする人すらおる(あんた、車乗らんの?)。けど安くて大事なミネラル資材やが。以前試しにブロッコリー跡コシヒカリに200kg/10a投入したら、あのやわいコシヒカリの茎がヒノヒカリ並になってびびったがー。

 ブロッコリーが他の秋冬野菜と大きく違うのはその残渣の多さ。例えばキャベツやレタスや白菜は植物体を根以外ほとんど収穫して畑の外に持ち出してしまうけれども、ブロッコリーで持ち出されるのは花蕾と数センチの茎だけやきんな。残った茎葉を全部鋤き込めば相当の有機物投入になる。

 その結果、田んぼの水は堆肥をたっぷり投入した田んぼのように腐食によって濁り、草が生えにくい状況になるよ。おもっしょいな。




 この辺りの栽培指針では野菜跡稲作は1割~5割程度減肥することになっとるけど、残肥に加えて分解された残渣の窒素分が大量にあるきん、肥料は基本的に一切入れない。

 さらに、うちの田んぼは土器川流域で、作土の下が石ばっかりの非常に水が抜けやすい田んぼやったんやけど、ブロッコリーを長年栽培した田んぼほど水持ちがよくなった。これも大量の残渣がもたらした効果やろうな。水持ちがよくなれば水管理は楽になる。ただ、あまりにも水持ちが良すぎるのは米をまずくすると言われるので、2~3日にいっぺん水入れればいい今くらいがいいな。

 というわけで、ブロッコリー~コシヒカリの輪作は大量の残渣によって他の野菜跡とは違う特徴が見られる上、なかなかいい感じになってきた。ただ、この辺にGW植えのコシヒカリを栽培する人が少ないきん、はがいスズメの集中攻撃を受けるんだけがネックやなー。   


Posted by kazuzo at 18:57Comments(0)

2011年06月23日

寒菊の定植がエンドレスリバウンドなんとかボム

 寒菊の定植真っ盛り。植えても植えても終わらんが。前に寒菊の挿し穂に苦労した話をしたけど(参照)、5月の末にやけくそで挿しまくったぶんが歩留まり良くようけある。




 とりあえず畑があるところには全部植えてみようというわけで進行中。なんやけど、畑の在庫が切れたきん、明日も畑を用意して植える。一応ちょっと前に有機物は放りこんでおるので元肥と苦土石灰入れたら植わるんやけどな。

 それにしても昨日から急に暑うなったな。日中は作業場でニンニクの掃除や荷造りをして、夕方から菊を植えるサイクルなんやけど、それでも暑い。熱中症でぶっ倒れる職業の代表と言えばお百姓さんやけど、今年はみんな気をつけてつかよ。空気読みすぎて我慢して死んだらあほらしいで。60数年前にそうやって何百万人も死んだ国があるそうな。体温調整能力や気温に対する感度には個人差があるきんな。誰もずるしよるなんか言わんきん、もし言う奴がおってもそいつがあほなだけやきんな、ボチボチ楽しく生きような。

   
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Posted by kazuzo at 19:55Comments(0)

2011年06月22日

なんとなく視察したら収穫があった。

 なんとなく昼から観音寺方面に視察に出かけたんやが。久しぶりに。そしたらおもっしょいことにスイートコーンの畑がようけ目に入った。前からあったかなあ。調べてみたら観音寺はスイートコーンの産地であった(参照)。これは知らなんだ。

 観音寺といえばまず思い浮かぶのはレタスだよね。レタス作った跡にスイートコーン作っりょるんやな。これはすごい理にかなったことなんや。レタスの残肥でスイートコーンの元肥は節約できるきんな。そしてスイートコーンを収穫した後は茎葉を畑に鋤き込む。そうしたら堆肥を入れたみたいに団粒構造の発達したフカフカの土になってレタス作りに役立つというわけやが。夏場に緑肥のソルゴーを作って冬野菜に備えることが多いけど、ソルゴーに近い効果にプラスして収穫も得られてしまうのや。ばんざあい。さすが香川随一の野菜産地やな。見習うところが大きいが。

 写真を撮り忘れたきん、これはうちのスイートコーン。「写真はイメージです」やな。ちょっと草生やしすぎ。


 うちのは「夏休みの子供のおやつにばあちゃんが買うてきてゆでて、ちょっとあんた、走りまいしよらんとちょっとこれ食べな需要」を見込んで7月下旬にでけるように作ってるので収穫はまだまだ先。

 話はそれたけど、ブロッコリーの後作にもスイートコーンはもちろん相性がええ。ブロッコリーの場合、残渣がレタスよりはるかに多いきん、レタス後作の場合より元肥を節約できるんとちがうかな。稲やけどうちのコシヒカリはブロッコリーの残肥と残渣のみで、特に肥料を与えなくても普通に取れる。
 
 そんなわけでスイートコーンを奨励したらどうな、って前に集荷場の所長に提案したことがあったんやけど、実現しないまま所長はどっかに転勤していっちゃった。まんのう町では稲を減反してブロッコリーを作るといくばくかの転作奨励金をくれるんやけど、それよりも夏にも商品作物を作る方に力を入れたらどうやろうかと思う次第やが。税金使うのは、補助金ばらまくだけでなしに、産業を育成するほうにしようで。

 
 オチの写真も撮り忘れたきん、配布資料でお茶を濁しておきますね。



   


Posted by kazuzo at 19:26Comments(4)雑記

2011年06月18日

オクラ先進地の視察をしたがー。

 今年は天候不順で夏野菜がなんでも高いなー。そんな夏のハウス野菜の先進地である高知県へ視察に赴いた。特にオクラはうちも力を入れとるきん興味があったんや。

 南国ICを降り、国道32号線から55号線を東に向かうと道に面していくつも立ち並ぶビニールハウス。さすが施設園芸の最前線やが。そこいらの郊外ロードサイドとはわけが違う。レインボーロードは55号線の前に膝まつくべき。

 日本の農業の未来像としてオランダやイスラエルのようなハイテク施設園芸を指向する意見は多い。それに一番近いのが高知やが。特に害虫の天敵を利用する技術はすごい進んどるんや。




 ハウスではないけどオクラ畑をいくつか見た。すでに収穫が始まっとった。4月の始め頃に蒔いてトンネルで保温したんやろうな。そしてこれだけの天候不順の中、徒長もさせず、節間はきれいにつまって、涼やかに葉もきれいに管理されとる。この辺さすがやなー。

 オクラ栽培は成長を司る窒素を初期にうまく抑えるのがポイントなんや。おーよちよちと初期にかわいがって肥料を与えすぎると茎や葉ばかりほこって花がつかん。あるいはこんな天候やと徒長してしまう。まあ実がつき始めたらオラオラ働けとばかりにガンガン追肥するんやけどな。

 匠の技を垣間見せてもろたがー。




 通りがかっただけ。ほんとに。  


Posted by kazuzo at 20:06Comments(0)雑記

2011年06月17日

ニンニクの出荷作業をしよる。

 乾燥に出しとったニンニクが帰ってきたんやが。一昨日。ボチボチ出荷作業をはじめよる。なんせようけあるきんな。焦っても仕方ない。とはいいつつ相場が気になる昨今やが。

 帰ってきたニンニク、その一部。






 こういう泥つき状態のニンニクの皮を剥いて



 これではまだ根がついてた部分(通称おしり)が残っとるきん、



 専用の包丁で削る。これが生やったらやりこいんやけど、乾燥したらコルクを固く締めたような感じで硬い。硬くて包丁が滑ることもあるきん、ゴム手袋が欠かせないよ。ビニールやとビニールごと切れちゃうけど、ゴム手ならぽよんと刃を受け止めてくれる。

 しかしこれだけニンニクに囲まれとるとそらもうくさい。これが一日中作業場にこもってやってると鼻も麻痺してなんちゃ感じんようになるんやけど、まだペースが上がってない今はくさあてたまらん。そういうときは作業用BGMも臭いのがええが。爽やかな音楽では合わんきんな。というわけで、フェラ・クティの26枚組BOXを持ち込んでもっぱらこればっかり聴いているよ。ゾンビ~。


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Posted by kazuzo at 16:26Comments(0)野菜

2011年06月14日

なぞのたこうかん

 昨晩は倉敷の蟲文庫さんに、テニスコーツ梅田哲也を観に行ったんやが。のっしくんと一緒やったきん、のっしくんムーヴをわしが運転して瀬戸大橋通って行ったんやけど、軽で2人乗りやったら電車で行くより安くてがいに早いな。1時間で着いたよ。

 まずは梅田哲也さんのソロ。いろんな装置をお店の帳場だけではなく裏庭にまでセットして、水を垂らしたり回したり光らせたり振動しているミニスピーカーの上にいろんなものを乗せたり。ポップにエキセントリックでなおかつ必然性のある音が次々出てくるよ。ワクワクウフフ。

 そんなソロの中、おもむろにテニスコーツのお二人が登場しておもむろに演奏を開始。共演はなさげと聞いとったきんうれしいサプライズやったがー。ここでも梅田さんの物音はシンプルなテニスコーツのギターとうたに水のように浸透していく。すごいな~。

 休憩を挟んで今度はテニスコーツ。思えば初めてテニスコーツの音楽を聞いたのは4年ほど前、この場所でかかっていたCDやった。それを今度は同じ場所で生で聴ける幸せ。しかもここ古本屋さんやで。おもっしょいな。

 ギターと小さなキーボード・ピアニカだけで演奏されるシンプルで力強い日本語のうた。あー、これ以上なに書いても陳腐になるきんもうなにも書きたくないが。なんだかとても幸せやった。それだけや。

 ライブ後の帳場ステージの様子。わけわからんな。楽しいな。


 チケット代わりのマッチ。煙草を吸わなくなってもこれはうれしいな。 
  
タグ :music


Posted by kazuzo at 19:01Comments(0)雑記

2011年06月13日

オクラの最近

 今年のオクラは5月2日に播いたんやけど、ご覧のとおりの天候不順で生育があんまり順調ではない。



 なんだか草のほうが元気みたい。畝間の真ん中でピーンと立ってるのはあれ、エン麦やきんな(後述)。



 だいぶ大きくなったけど、ここまでするんに苦労したが。オクラは実が生りだしたらそうでもないんやけど、ちいちゃいときはそら苦労するんやが。まず立枯病に弱い。やりこいきんネキリムシに簡単にマミられる(*株元をチョン切られる)。アブラムシが葉裏一面に着く。ちょっと雨が降ったら葉枯れ細菌病がつく。それらを一つ一つクリヤーしてやらないかん。

 さて今日のミッション。


 ご存知の通りの昨日までの大雨で帯水しておる。オクラはでかくなったら熱帯野菜だけにちょっとくらいの帯水くらいどおってことないんやけど(以前隣の水田を洪水させて畝上まで冠水させたけど全然平気だったよ!)、小さいきん根傷みが心配。そこでリン酸・カリ液肥を葉面散布して根の回復を図ることにした。あと、曇天時に元気を回復させるクエン酸もいっしょに。





 前述のエン麦は毎年播くマルチ大麦を注文するの忘れてて、代わりにならんかなーと思って播いたんやが。結論から言うと代わりにならなんだ。他の草を抑えることはなかったし、ムギクビレアブラムシを集めてアブラムシの天敵を呼びこむこともなかったが。おまけにマルチ大麦と違って穂が出るきん、雑草化しないように刈るか鋤き込むかせんといかん。まんどくさー。  
タグ :オクラ


Posted by kazuzo at 15:39Comments(0)野菜

2011年06月09日

農業とは競輪場のバンクを周回練習するがごとしやが。

 農業書評ブログのほうが最近疎かになっとるが。プライベートな理由で3月4月が忙しかったんもある。それと最近図書館に入る農業書が「農業で儲ける」とか「農で起業」とかそんなんが多くなって技術書ががいに減ってしもうたんもある。そら持続的な農業経営のためにはお金の話は不可欠やけど、技術書の助けもなければ作物がうまいことできんでないか。

 ほんま農業は難しい。今年、うちのニンニクは春腐病をようけ出してしもうた。そのことはこの前書いた(参照)。どうもわしは二年目のジンクスに弱いようやが。ニンニクは今年2年目やった。ブロッコリーも2年目で根こぶ病を出してしもうた。これは地区全体でその年大発生したとはいえ、出てない人もおるわけやが。オクラは2年目に収量を減らした。これは後で考えると旱魃に対応しきれなんだということやが。

 1年目はなんでもうまいことやるんで。2年目がいかん。油断しよるんかなあ。そんなつもりはないし1年目の反省点を改善したりもしよるんやけどなあ。やっぱり油断があるんかなあ。好きな言葉は省力化です。

 そんなこんなで最近は農業再勉強中。定評のある教科書を精読したり、↓
土と微生物と肥料のはたらき (農学基礎セミナー)
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ニンニクの際に教えてもらった土壌診断について勉強したり。今日見つけたサイトはすごいよ。ちょう勉強になる。昼間ずーっと読んでたけど全然終わらん(こちら)。

 競輪選手は自分のフォームやペダリングを常に意識して修正するところは修正を加えつつバンクをぐるぐる回って練習する。観音寺をホームバンクに大活躍した往年の名選手吉田実先生は「練習が仕事、競走は集金」とおっしゃった。百姓も常に作物や土と会話しながら勉強を続けていかないかんとの思いを強くしたが。  


Posted by kazuzo at 18:49Comments(3)雑記

2011年06月08日

実はまだ寒菊の挿し穂をしよる。

 寒菊の挿し穂がうまいこといかんのやが。発根する前に根元が黒く腐ってふにゃあと枯れてしまう。これ、ここ2,3年の傾向。直売所向けに菊を作っりょるおばあさんたちに聞いてもそういう人が多いみたい。なんでやろうか。気候的なものやろうか。それとも菊が黄化えそウィルスにでもかかってしもうたんやろうか。去年なんかは最後まで歩留まり最悪の中、挿しに挿しまくってなんとか数を確保した。でも、盆菊は全然うまいこといくんやで。同じことしとるのに、変なの。

 菊のための衛生状態にも気をつけ、発根促進のための資材も複数用意して取り組んどるんやけどわけがわからん。そこでちょっと実験してみた。菊が枯れた後の苗床の土にオクラを播いてみたんや。オクラは各種立枯病に弱い。もし原因が立枯れを引き起こす菌ならばオクラに出る症状で判明するのではないかと考えたんやが。

 そしたら出た。株元が茶色に変色してくびれて次々に枯れていく。これはリゾクトニア属の菌による立枯病の症状やが。これは盲点であった。菊の挿し穂をする際にはタチガレン液剤を灌注してたんや。この薬は菊の発根を促進するとともに立枯病も防ぐ。しかしこの薬は立枯病を引き起こす菌のうち、フザリウム菌やピシウム菌には強いけどリゾクトニア菌にはさほどの効果がないんや。

 リゾクトニア菌は乾燥状態で被害が大きいんやけど、最近の挿し穂の枯れがリゾクトニア菌によるものやとして、これは気候的なものなんやろうか。菊の挿し穂は基本的に発根するまで水やらんきんな。状況によってミストでは与えるけど。原因の根本的なところを解明したいところやけれど、対策を急がないかんかったきん薬に頼ることにした。リゾレックス水和剤がリゾクトニア菌の特効薬やが。これをタチガレンに加えて灌注するようにしてから立枯症状は急激に収まった。やれやれやが。でも来シーズンに向けて菌の発生を抑える方法を考えておくことにする。これ宿題な。

 



 今日で挿し穂は一応おしまい。ほんまやれやれやが。  
タグ :立枯病


Posted by kazuzo at 19:22Comments(0)

2011年06月07日

ショウガの芽が出たがー2011

 過去ログ繰ってみたら去年も同じタイトルやったきん急遽タイトルに2011とつけてみた。

去年は5月13日に植えて6月11日に芽を確認した。今年は5月4日に植えて昨日やきん6月6日に確認。だいたい芽が出るまでに一ヶ月かかるなー。






 今年は実験的に黒い寒冷紗と白の不織布をかぶせとったんやけど、成績は不織布のほうがよかったが。不織布のほうが保温効果があるみたいやな。その年の気候にもよるんやろうけど。



 まだまだ芽はほとんど出てないんやけど、いつまでもかぶせとくと発育を阻害するきん、のけた。今からぬくくなってくれるとええんやけど。冬に身体をホットにしてくれるショウガは夏の暑さがないといかんのやが。芽が出たからには管理も本格化。草をのけて追肥をやってワラをしいてやらないかんが。




  
タグ :ショウガ


Posted by kazuzo at 18:57Comments(2)野菜

2011年06月06日

田植え日和。

 今日は田植えの第二弾をしたが。うちは乾燥機1台やきん、今年から乾燥機に入るぶん×3回に分けて田植えをすることにしたんやが。そうしたら稲刈りも3回に分けられるきんな。

 今日植えた田んぼはブロッコリー跡とかニンニク跡とか。ニンニク跡は10日ほど前までまだ植わってた田んぼ。抜いて乾燥に回したその日のうちにニンニクの茎の上からケイカルを100kg/10aふりかけてトラクターですき込む。ケイカル入れるだけで結構分解のスピードが上がるんやが。アルカリに傾けば分解系の微生物が元気になるきんな。

 とは言えいくらなんでも日がなくて収穫残渣は多いきん、代かきの水を少なめにして土の中に練り込んでしまう。プカプカ浮いてたら苗が植わらんきんな。

 2枚の田んぼしかなかったきん午前中で終了。これくらいが楽でいいね。



 ところでいきなりやけど、天皇陛下と小学生と最近のヒッピーの共通点ってなぁーんだ?

 
 それはね~。


 稲の苗を手植えすることやが~。しんどいのにね。お年寄りは腰痛リスクが気になるよ。小学生はそんなことさしてもどろんこ遊びしたくらいにしか思わんのと違うやろうか。ヒッピーは勝手にしてつか。

 田植え機バンザイ。技術立国ニッポン。陛下は御自ら率先して田植え機に乗られるべきではないか。YouTubeに田植えやブロッコリーの機械定植の様子を英語でアップしてるとたまに外国の人から興奮気味のコメントがつくことがあるよ。

 文明の利器のおしり2つ。
  


Posted by kazuzo at 16:49Comments(0)

2011年06月05日

満濃池に水がないと不安になるよ。

 今日はちょっと雨が心配なお天気やったけど、満濃池方面にサイクリングに行ってきたよ。満濃池に行く時にはだいぶ遠回りやけど土器川のサイクリングロードを通る。なんでかいうとこれがむちゃくちゃ気持ちいい道なんやが。林の中を駆け抜けるポイントとか結構あってがいに爽快。がい爽快。途中、お弁当食べたりしつつ満濃池についた。



 先週の台風の中でのアートで田んぼの帰りに見たときには7分目くらいの水の入りやったんやけど今日見たら9割方入っとるな。なんとか来週のゆる抜きには間に合いそうな感じやが。わしは心配で心配で5月以降、4へんも満濃池に水見に来たきんな。ホッとしたが。

 実は満濃池が灌漑する地域と言えども香川用水から供給される農業用水がないと米が作れない。でも満濃池は象徴なのよね。このシーズンの。どうしても確かめずにはおれないのがこの辺の百姓の性やが。百姓の性。中学生の性。

 サイクリングは続くよ。かりん亭の下を通って満濃池を周回する道がいつのまにかサイクリングロードと遊歩道になっとったが。これはいいな。昔は釣り人の車におっかなびっくりしながら走っりょったきんな。満濃池に流れこむ金倉川に掛かる橋のところまでが自転車と歩行者のパラダイスになっとるんや。



 実に気持ちがいい。また来よう。いろんな催し物があるまんのう公園もいいけど、満濃池の周りを散歩するのもまた楽しいよ。  
タグ :満濃池


Posted by kazuzo at 18:54Comments(0)雑記

2011年06月04日

農を巡るコミュニケーション。

 最近Twitterでは百姓クラスタと科学クラスタと農学クラスタの間で横断的におもっしょい会話がなされているよ。以下のまとめを参照のことやが。まとめられた発言のほかにもみんなあーだこーだ言ってておもっしょかった。

Togetter - 「有機農業 vs 慣行農法の対立軸の終に関して」
Togetter - 「遺伝子組換え作物と農薬の話」
Togetter - 「モンサントのGM認可とまつわるTweet」

 農業ほど変に誤解されたり、一方的な幻想を欲望されたりする分野もないと常々思うよ。そしてそんな一部の消費者の色眼鏡とどのように付き合うかというのも農作物の生産者や流通業者にとって大きな問題なんやが。この前とある食べ物屋さんに置いてあった若い有機百姓のチラシには「ゆくゆくは自然農法を目指します!」と力強く書いてあった。最近は自然農法のほうが人気やきんな。UFOのおじいさんとか。自然の定義はよう知らんけど。どんな農薬を散布したかをTwitterで事細かく開示する生産者もいる。農薬取締法の範囲内で適切に農薬を散布することはなんらやましいことではないはずなんや。でもこれは勇気がいることなのよね。わしもやってるから分かるけど。

 最近ブログの更新を疎かにしているわしが言うのもなんやけど、研究者と生産者と消費者のトライアングルで有意義なコミュニケーションをもっとしたいよ。リアルの場でもしたいよ。自然農法サイコー。ノー遺伝子組換え。そんな、言葉を弄ぶんじゃなくてね、環境(範囲によって議論が大きく異なるよ)とか健康(短期と長期によって論点が異なるよ)とか様々な場面を考慮したリスクコミュニケーションをしたいよ。ちょっと具体的に考えてみたいと思ってるんやが。

   

Posted by kazuzo at 16:59Comments(2)雑記