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Posted by あしたさぬき.JP at

2009年01月31日

茎ブロッコリーがはじめて完売

 うれしいがー。雨の中収穫したかいがあったがー。年末セールでも完売せんかったのになー。ようやく定着してきたんやろうか。もう2,3回収穫したら終わりやけど。  


Posted by kazuzo at 20:41Comments(0)野菜

2009年01月30日

ばかが増えている話

 なんだか挑発的なタイトルやけど、そんな内容ではなくて、稲のばか苗病が増えているという話や。
水稲種子の消毒法として普及する温湯消毒と生物農薬の使用が不適切なため、東北各地で近年、ばか苗病の発生が増えていることが、東北農政局が28日に岩手県で開いた水稲種子消毒技術研修会で明らかになった。宮城県は2004年まで数%だった育苗施設の発生率が、温湯消毒が普及し始めた05年以降は毎年10%以上に増加。岩手県でも発病を確認した本田割合は、平年の3%から08年には14%に増えた。参加した農家やJA営農指導員らは、適切な処理法を学んだ。
ばか苗病が増加 温湯消毒正しく/東北農政局が研修会【東北】


 ばか苗病というのは、種籾についた病原菌が植物の成長ホルモンであるジベレリンを出して、苗を要らんときにやたらと徒長させ、しまいに枯らせてしまう病気や。ジベレリンはホルモン剤として農業のいろんな場面で使われているけど、もともとはばか苗病菌から発見されたもんなんや。種なしブドウを作るときに使われたりするよ。

 しかし改めて考えるとすごい名前やな。ばかやでばか。漢字で書くとほんまに「馬鹿」やきんな。馬鹿や種無しを作ったりするんやきん、ジベレリンもえげつないな。マイナー分野で多くの人の目に触れる機会がないきんばか苗病なんて名前がいまでも通用しているんやろうけど、農業技術に対する関心が今後大きくなってくると、言葉狩りじゃないけど改名させられる可能性もあるよね。

 そういえばトマトなんかがかかる尻腐れ病も深読みするとすごい名前やな。「尻」で「腐れ」やきんな。男の子同士の恋愛が好きな人たちを連想するがー。これはカルシウム不足による病気なんやけど、中学生くらいの娘さんを持つ親御さんは、娘に精出して牛乳を飲まさんと腐女子になるで、きっと(ニセ科学)。

 冗談はこれくらいにしとくがー。ばか苗病が増えたのは、従来の化学農薬による種子消毒から、温湯消毒や生物農薬による消毒に代わったきんなんやって。温湯消毒はコスト減になるきんわしも興味があって調べたことがあるけど、なんとて温度管理が難しそうやし、昔からの農薬による消毒に慣れた年寄りを説得するのは大変そうやったきん保留中の技術や。こういうデータを見せられるとやっぱり難しいんやなあという気がする。無農薬で米を作ろうという志の高い人、あるいは付加価値のある米で儲けようという人には必須の技術やけどな。でも、ばか苗病が10何%も出たら目も当てられんな。

 改めて農業技術の選択に当っては、リスクとベネフィットを自分の頭で考えてなおかつ技術も磨いていかないかんなーという思いを強くしたがー。  


Posted by kazuzo at 10:06Comments(3)

2009年01月28日

わしの帰属意識は田畑にしかないよ

 ブロッコリーがうち的に端境期で暇やー。おかげで読書がよく進む。今日は朝は大霜やったけど昼はよいお天気やったきん縁側で日向ぼっこしながら本読んどったらいつのまにか寝とったが。

 暇なんは基本的にうれしいんやけどたまにこんなに暇でええんやろうかと思うこともある。しかしこれも自分で作った経営プランが元になっとるんやきん仕方がない。出稼ぎに出ようかと考えもしないでもないけどこのご時世やきんな。

 と思ったら先日、以前の勤め先のボスから何年かぶりに「また手伝ってくれんか」と電話があったがー。丁重にお断り申し上げたけどな。だって向かないんだもん。ボスはことあるごとに「あなたもここにいたのだから」と言う。正味の話うざい。愛国心がそうであるように、帰属意識なんてものも強制したりされたりするたぐいのもんではないがー。そういえばボスは、そういった帰属意識をいつでもやたら振り回しているような人間の多そうな某有名大学出身やった。ちなみにわしはそこを15年前に落ちた。落ちてよかったと今なら思う。帰属意識なんてものがわしには希薄なんや。あるとしたらそれはご先祖が残した田畑にしかない。  

Posted by kazuzo at 20:38Comments(0)雑記

2009年01月26日

好奇心のえらい人!

 生前にウゴウゴルーガが放映されていたなら「教えて!えらい人!」のコーナーで表題のように紹介されていたであろう(どんな前振りや)、南方熊楠に関する講演会が来月、徳島県北島町の町立創世ホールであるよ。南方熊楠に関してはほんと、その全方位型好奇心発散力に好奇心をかきたてられるよね。

 企画するのはもちろん、ミニコミのえらい人!としても知られる館長の小西さん。四国のド田舎在住の文化系男子にいろいろと勇気を与えてくれる方でもある。他にも地方の町立ホールではありえないような、いろんな面白い講演会やコンサート企画が過去にいろいろあったんやけど、なかなかご縁がなくて行けなかったんや。2月は年間最暇なので、やっと創世ホールに行けるがー。万難を排して参集するがー。


  

Posted by kazuzo at 20:15Comments(0)雑記

2009年01月25日

雪降ったがー。

 去年は一時期毎週降った雪も今年はおとなしかったんやけど、今日は未明にこっそり降りやがったなー。天気予報が昨日の夕方の時点で雪から曇りに変わっとったきん、油断したがー。おかげでトンネルの雪おろしは大変やし、ブロッコリーも雪をかぶってしもうて側枝花蕾の場所が分からず、収穫するんにあずったがー。

 第一いちじく園の様子。


 ちなみに実は剪定は完了しとるんや。わしは今年はノータッチやったきんブログには書かんかったけど。ぬくいきんまだ休眠しとらんかもしれんーいうて先延ばしにしとったら、うちの剪定好きが正月にこっそりやってしもうた。わしは軽く剪定して後で調整するほうなんやけど(要するにビシっと剪定する自信がない)、剪定好きはガシガシやるよ。軽めの剪定をやると夏果がついたりしてお得なんやけどなあ。今年は結果母枝(前年の結果枝)が少なめで、しかも短く揃えられとるきん期待薄やな。夏果は結果母枝につくんや。まあ人それぞれやな。

 今晩も雪かもしれんって言うてるねえ。なるべくなら降らんとってつかよ。  
タグ :剪定


Posted by kazuzo at 19:39Comments(2)いちじく

2009年01月24日

茎ブロッコリーに注文が来たがー

 たぶん平均すると売れ残り率5割くらいのうちの未完の大器、茎ブロッコリーに注文が来たのは2日前のこと。朝、出荷に出ようとしたら産直から電話が掛かってきて、「袋に入った軸のブロッコリー、待っとるお客さんがおるでー」とのこと。電話に出たのはおかんやったんやけど、まさかそれが茎ブロッコリーやと思わず、今行くよーとお返事。わしもまさかと思ったけどね。

 そんで行ってみてお客さんと話をしてみたら、茎ブロッコリーを待ってたと判明したんや。なんでも他所の人にもろて食べたらおいしかって、そんでそれからうちのを見つけて買ってくれたことがあるんやって。そうですねん。食べてもろたらこのおいしさは分かりますねん。帰って一本一本収穫して調整して袋に入れてたらまた時間がかかるきん、土曜日に4袋の注文を頂いた。ありがたや。

 ところがどいや、寒くてお布団からなかなか出られずに、今日出荷したのは8時過ぎ。せっかくうちの未完の大器を評価してくれたお客さんを待たせてしもうたがな。なんたることや。

 まあでも励みになったよ。春作の種を播こうかどうか迷ってたところやったきんな。しかし春作はぐんぐん茎が伸びるきん、毎日出荷の短期勝負になる。結構ばくちなんよね。今日店頭に出した残りの4袋は案の定2袋残ったしなあ。でも将来への投資の意味でも作ってみようかいな。  


Posted by kazuzo at 21:04Comments(0)野菜

2009年01月22日

百姓のパソコン環境

 今日も雨。昼からはすることがないきん、おかんの今年の懸案であった産直の日ごとの売上げデータ表を作成することにする。

 町のパソコン講習で以前ワード・エクセルを習ってきたおかんがエクセルはないんかと聞く。そんなものはない。なんせわしはエクセルを避けて人生を送ってきたきんな。そんなもんがプリインストールされたPCは買わないし、ソフトを買うなどもってのほか。

 というわけで、Googleドキュメントの表計算を使ってもろたんやけど、エクセルとは操作がずいぶん違うらしい。しゃあないきん、OpenOfficeをダウンロードしてきてこれでどいやということになった。

 これはエクセルとよう似とるそうや。そらそうや、互換性があるんやきんな。そんで無料なんやきんすばらしいでないか。うまいことでけた。

 無料と言えば、ポップ作りや画像加工はJTrimを使っているよ。使い勝手が大変よいが。

 ついでにブラウザはFireFox、メールは最近はウェブメールしか使ってない。パーソナルなウェブサービスはだいたいはてなかグーグル。ただしフィードリーダーは、はてなRSSのクローラーが最近遅いのでどっかに乗り換えを検討中。

 昔と違ってなんでもフリーウェアか無料のウェブサービスでたいがいのことができるようになった。それがいい世の中なのかどうかは知らないけど。ところが最近、青色申告のためのソフトを購入したが。パソコンソフトなんて買うのは何年ぶりやろうか。これが高い。農家専用やしな。ベクターとか行ったら無料のエクセルのテンプレとかありますやん、って税理士の先生に言うたんやけど、値段だけの価値はあるんやって。お金の計算とか苦手やきん、反論できなんだがー。お金の計算にも詳しくならんと、お金がかかることになるのー。  
タグ :pc


Posted by kazuzo at 21:03Comments(2)雑記

2009年01月21日

井戸水が出んようになった

 去年もそんな話をしたような気もするけど、表題の通りなんやが。今年は秋から結構雨が降ったきん、安心しとったんやけど、困るでないか。

 うちは農業用に井戸水をようけ使う。液肥や農薬を希釈するときは一度に何百リットルも使うし、その他にも切り花の出荷用桶に入れたり野菜を洗ったり、今は必要ないけど庭や果樹の水やりも井戸水や。あと風呂も。そういえば先日近所で火事があったときも井戸水利用の消火栓から水が出んであずったらしい。

 そやきん、井戸水がないとがいに困る。夏に雨が降らなくても井戸水がちゃんと出るのは土器川流域の伏流水のおかげや。伏流水に水を供給しているのは山と水を張った田んぼ。自然と稲作が井戸水のインフラを支えとる。

 冬は田んぼに水を張らない(というかこの辺は張ろうと思っても用水路から水が来んきん張れない)きん、水の供給量は減る。そんなわけで雨水が冬の山や田畑にしみこんでくれるのが頼みや。しかし田畑の面積は減ってきとる。

 前にそんな話を農機具屋の若旦那としていたところ、面白い話を聞いた。山を削ってできた国道32号線の満濃バイパスが地下水の流れをおかしくしとるかもしれんというお話や。ほんまにそのせいかどうかは研究を待ちたいところやけど、何年か前の台風で琴平の榎井一帯が水浸しになったのは、満濃バイパスによって大雨に際しての田んぼの緩衝機能が分断されてしもうたきんかもしれんとのこと。井戸水が冬にあっさり枯れるのも田んぼや山の水供給システムが分断されたきんかもしれん。

 道路や宅地の開発もええけど、目に見える部分だけやなくて目に見えない自然のインフラに対する影響もちゃんと考慮に入れて欲しいところやが。  
タグ :井戸


Posted by kazuzo at 20:39Comments(0)雑記

2009年01月20日

大寒にカキ氷カップを100個買ったでござるの巻

 今日高松へ出掛ける用事があったんやけど、途中にある資材屋さんにおつかいを頼まれたんやが。収穫作業なんかの休憩のときに使う紙コップを買うてこいと。そんで急いどったきん、よう見んとカゴに放り込んだらこれが後で見たら紙コップは紙コップでもカキ氷用やがな。おうじょうしまっせ~。

 ペンギンの絵なんかがあしらってあって、夏に見たら涼しげな感じなんやけど、なんでよりによって大寒にそんなもん買わないかんのや。大きい目のコップやと思えばええんやけど、ちょっとだけ高くついたし、なんだかやったことの割りにがいにへこんだがー。しゃあないきん、今からこれにウィスキーのグレープフルーツジュース割りを作ってあおることにする。

  

Posted by kazuzo at 20:00Comments(0)雑記

2009年01月19日

なぜ農畜産物はモーツァルトばかり聴かされるのやろうか

 暇や。暇やと考えることが多い。今日のお題はモーツァルト農法や。モーツァルト農法という言葉はわしが今考えたもんやけど、要するに作物や牛なんかにモーツァルトを聴かせて育てるっていう話があるやんか。あれや。

 モーツァルトを聴くと頭がよくなるとかそういう人間によい影響を及ぼすっていう話があるけど、あれから連想して誰かがはじめたことなんではなかろうかと考えとる。そんなわけで多分、よかろうという先入観から入っているのでモーツァルトしか聴かされていないんやろうな。ちなみにモーツァルトが脳に好影響を及ぼす、いわゆるモーツァルト効果は最近の研究で否定されているよ。

 では作物ではどうやろう。なんらかの周波数の音による空気の振動が植物の成長に好影響を及ぼす可能性は否定できないよね。実際、外部からの刺激で植物の成長が促される例はある。麦踏みだとか、稲の苗をローラーで踏んでみたりとかね。

 じゃあ、その周波数を特定してそのサイン波を流せばええやんという発想になるのが普通で、そういった研究がなされてもおかしくないと思うんやけど、そんな話は聞かない。やはりモーツァルトがよいというのは眉唾な話なのではなかろうかと思うんやが。

 うちの家の横の第一いちじく園はもう木が寿命を迎えようとしていて、全部の木が枯れてしまったら、ハウスを一棟建てようと思っとるんやが。まんのうではハウスを建ててアスパラガスを作れば補助金が出るそうやが、アスパラは他にも費用がかさむのでやらない。雨の降らないハウスを利用した液肥中心の少肥栽培でいろんなものを作り回そうと思っとるんやが。ハウスなら音楽を流せる。わしがまず作物に聴かせたいと考えとるのは、メルツバウというアーティストの音楽や。

 メルツバウっていうのは文筆家でもある秋田昌美氏が音楽活動をする際の名義で、欧米でも大変評価が高い。そして秋田氏はベジタリアンとしても知られとるんや。ベジタリアンの作る音楽が野菜に悪いわけないでないか。モーツァルトなんかきっと貴族に肉食わされまくりやったはずやで。

 どんな音楽かというとこんなんや。


 …牛とか豚には聴かせないほうがええような気がするな。ベジタリアンの音楽やしな。


  
タグ :music


Posted by kazuzo at 20:35Comments(2)雑記

2009年01月16日

草も生えないし病害虫も出なくなる肥料があるらしい

 例の本の著者の会社で売っている有機肥料をまくと、すごいことになるらしいがー。詳しくはこちら

 対象となる作物や病害虫を特定せずに、草も生えなくなるし、虫や病気がつかなくなるとおっしゃってるんやがー。こらどいや。某ナントカ菌よりすごいんちゃうんー。これがほんまなら15kg5000円もボッタクリではないな。農薬や人件費など病害虫雑草防除のコストがかからないんやきん。

 でも普通に考えると有り得ない。他に挙げられている、化学肥料が不要になるとか土壌微生物が増えるとかは、それはそうなんやろうけど。あと、pH調節の必要がなくなるというのも、有機物をがいに入れると酸性化の緩衝になるきん、ある意味正しい。pHが4とかの土地は苦土石灰か牡蠣がら入れたほうがええと思うけどな。

 そういえばあの本では、石灰をたくさん入れると土がセメント化して固くなって、ハンマーで叩いても割れないとか書いてあった。これもうそやが。たしかに石灰を入れると土が固くなるというのは農業の現場でよく言われることや。それに、石灰からセメントって連想しやすいよね。でも、石灰で土が固くなるのは、土壌pHがアルカリに傾くことによって微生物が精出して土壌に含まれる有機物を分解するきんや。決してセメントになるわけではない。

 話がそれたけど、虫や病気がつかなくなる件について考察してみるが。まず、虫と病気を一緒くたにしてはいかん。虫も病気もそれぞれ一緒くたにしたらいかん。そういった大前提があるきん、その時点でおかしいんやけど、精一杯好意的にとらえて考えてみる。

 まず、虫。虫いうてもいろいろやけど、葉につく虫が多いきんそれで考えてみると、この肥料でがいに健康的に育った作物が猛烈に天然農薬を分泌して虫を抑えるのかもしれん。葉をかじった虫がどんどん死んでしまうんや。そんな葉ができるとして、その葉を人間が食ってどうなるかはわしはしらん。

 病気はワルソの土壌微生物が原因になることが多いきん、有機肥料の多投によって土壌の微生物層が豊かになればある程度は防げるかもしれん。 

 しかし、草も生えない肥料ってどうよ。どんなメカニズムなんですか?草も生えないのに作物はがいに育つの?どんな作物でも?わけわかめやが。誰か教えてつかよ(ちなみに石灰窒素という、まくと除草と殺菌をやったあとに肥料に変わる化学肥料はある)。

 

   
タグ :ニセ科学


Posted by kazuzo at 20:22Comments(2)雑記

2009年01月15日

ほうれん草がエグイくらい甘い!

 今日も寒いなあ。そんな中、今日の「だんだん」では♪タバコの匂いの~のフレーズが放送されていたが!全国の非モテ喫煙者は歓喜の涙を流したことであろう。

 今日の晩御飯のおかずその2はほうれん草のおひたし。売り物にならんくらいでかくなった9月播きのぶんを食べるよ。わしはマヨネーズと醤油で食べるスタイルや。



 ところがこらどいや。なんもかかってない部分もエグイくらい甘い。いや、エグイんじゃないよ。甘いんよ。この数日の寒さでぎゅっと甘みが増したんやな。おもろいなあ。2ヶ月くらい食べ続けているほうれん草やけど、味がこんなに変わるんやきんなあ。

 しかし、ただいま絶賛成長中のほうれん草は寒さで生育が止まってしもうた。ところどころ黄色い葉も見える。これは肥料が足りてないんじゃなくて、アンモニアの形で供給される肥料分を、ほうれん草が吸収しやすい硝酸の形に変えてくれる微生物がこの寒さで弱ってしもうとるきんや。困ったねえ。最初から硝酸が入っている肥料を使えば青々と伸びてくるけど、いろいろな理由であんまり使いたくないんよな。  
タグ :ほうれん草


Posted by kazuzo at 20:48Comments(0)野菜

2009年01月14日

赤いスイトピー

 寒い。風が強い。暇や。朝夕の収穫くらいしか仕事がない。仮に忙しくてもお外で仕事したくないけどな。

 朝の収穫・出荷第一弾が終わると連続テレビ小説の「だんだん」を見ながら朝飯を食うよ。劇中、「赤いスイトピー」がよく流れる。♪たばこの匂いのシャ~ツにそっと寄り添うから~…そんなやつは今日びおらん(遠い目)。おったらうれしいが。とか突っ込みながら見てたんやけど、最近このフレーズの部分は流れんようになった気がするんやが。ひょっとして禁煙ファシストがNHKに抗議したんやろうか。

 気になっていろいろ調べてたらたまたま引っ掛かったよ。

 

 このうp主さんのマイリスには他にも岡山香川のローカルネタがいっぱいで楽しかったがー。

 

 ♪鶏糞の匂いのシャ~ツにそっと寄り添うから~…そんなんもおらん。でもまんのうのコメリで売ってる火力鶏糞はチョコレートの匂いがするよ。

  
タグ :鶏糞


Posted by kazuzo at 20:49Comments(0)雑記

2009年01月12日

小正月に向けて

 寒菊の残りを精出して採ったがー。しかし寒い。雪が降らんだけマシやけどな。それでも露地野菜は成長が止まってしもうた。菊とブロッコリーしか出すものがないよ。

 ブロッコリーに雪が当ると花蕾が赤くなるんや、品種にもよるけど。赤くなると、なんとブルーベリーの20倍のアントシアニンが発生!寒じめブロッコリーとしてフナイユキオからほんもの認定されます!うそやがな。アントシアニンやなくてアントシアンやが。等級が下がるだけやがな。  

Posted by kazuzo at 20:50Comments(0)

2009年01月11日

茎ブロッコリー美味いんやけどなあ

 週末限定で出している茎ブロッコリー、売れまへん。ほのかな甘みが美味いのに。馴染みないよね、確かに。そんでポップにいろいろ書いてみたけど、逆に情報量が多くて読み難かったかもしらん。最近成功を収めているやたらでかい文字のポップで再挑戦して、これであかんかったら春作の種を播くのはやめてみる。

 大量に余ったので石狩鍋に入れてみた。色は悪くなったけど、普通のブロッコリー花蕾のようにとろけてしまうことはなく、やっぱり大変おいしい。

  


Posted by kazuzo at 19:22Comments(2)野菜

2009年01月10日

USODARAKE

 例の本の書評はこっちにアップしたよ。このブログでやると書いたけど、書評ブログも持ってたのを忘れてたよ。それにしてもなんだかなあという本やったが。集英社新書はいつから自費出版のデタラメレーベルになったんや。1時間あれば読めるきん、たいした時間の無駄にはならなんだけど。風邪引いとるきん(きっと電子が足りないのであろう)、とっとと寝るよ。


  
タグ :ニセ科学


Posted by kazuzo at 20:14Comments(0)雑記

2009年01月09日

お上がご褒美をくれるらしい

 今日は一転して忙しかったがー。家族の病院が2軒にその他家事がブロッコリーの収穫に加わる。おかげで15時からの寄り合いに遅刻してしもうたでないかー。これは昼寝してて寝過ごしたんやけどな。

 なんの寄り合いかというと、去年の7月から肥料が爆上げになったきん、それの対策で化学肥料の節減をした百姓には褒美として価格上昇分の一部を補填してやるとのお上のお達しの説明会や。

 なんやらシステムはややこしいんやけど、いわゆる今年度の肥料年度(H20年7月~H21年6月)に、前年に比べて国の定める方法で化学肥料を節減した百姓にお金をくれるという話や。

 うちは以前から稲は前作の野菜の肥料分の残りや緑肥を利用してほとんど肥料をやらん。ブロッコリーは今年、追肥を控えめにしたけど、これは自分で勝手にやったことやきんお国の定める基準に該当しない。というわけで関係なさそうや。関係あっても手続きがめんどくさすぎてどないやねんっていう制度やったけどな。

 でも、肥料を減らす技術が普及することは環境の面からも好ましい。では来年からもこの制度があるのかと言えばとりあえず今年だけの話らしいんやが。後ろに座ってたじいさんから、「選挙対策のバラマキやが」と声が上がる。みんなも醒めた笑い。

 そんなもんなんやって。百姓言うたら保守の票田でバラマキクレクレ厨で、自分とこの田んぼに道路の計画がでけるのをワクテカして待っとるみたいに言う大学のセンセとかいるけど、みんなその辺結構醒めてるよ。そらそういう人もおるんかもしれんけど、いっしょくたにすんなと言いたい。世の中には統計とかと関係なしに自分の印象を全体に敷衍して語る自称知識人(この前から話題にしとる本の著者もそうや)がようけおって困るがー。  


Posted by kazuzo at 21:17Comments(2)雑記

2009年01月08日

夢を見た。

 寒くなってブロッコリーの生育が鈍いきん、収穫は2日に1回。そんなわけやきん収穫のない日はわりと暇や。この時期やと播く種もないしな。

 今日はようけ昼寝をした。こんな夢を見たが。産直市場からの売り上げ報告メールが2時間おきに来るんやけど、夢の中で来たメールには、野菜、果物、花きなどという項目に混じってなぜか本という項目がある。そんで何冊か売れとる。あれれというところで目が覚めた。

 昨日、わしも参加した自費出版のアンソロジーを倉敷の蟲文庫さんに配本したこととアマゾンアソシエイトで何冊か本が売れていたことが夢に反映されたんやな。しかし目が覚めても夢想は続く。

 産直で自主流通本とかミニコミが売れないもんやろうか。産直の流通システムはいたって簡単や。売りたいものに自分で値札を貼って置いておく。売り上げの10~15%くらいは店に入る。こんだけ。奇奇怪怪な流通システムが未だ残るこの国において実にシンプルでないか。

 実際のところいろんなものが売れるとなると、棚のスペースの問題もあるし、新鮮な農産物を提供するという軸がぶれるきん難しいんやろうけどな。でも、夢ハウスの隅にある工芸品コーナーの横にちょこっとでいいから棚が欲しいな。地域の小学生や中学生の文集でもええし、百姓が自分とこの農産物について解説したブックレットでもええ。なんでもええんや。新鮮な知も共有したい。  
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Posted by kazuzo at 20:37Comments(0)雑記

2009年01月07日

昨日の本

 全部読んだけど、今日は眠いのでおやすみなさい。また明日以降に検証してみるよ。一言で言うと、関係ないことを虚実ないまぜにして関係有るように見せかけている、あるいは一部の事実を全体に敷衍しておおごとのように見せかけている、実によいリテラシーの教科書でした。  

Posted by kazuzo at 22:47Comments(0)雑記

2009年01月06日

百姓としてのリテラシーが試される

 今日から夢ハウスの初売り。遅いがー。月曜日が休みやきん6日にまでずれ込んだんや。野菜はようけ売れた。花は正月雨も降らなかったきんまだきれいなんかさっぱりやった。そうや、今日からサラダ水菜の出荷を始めたよ。これも虫に食われるのを避けるために播けるギリギリの時期に播いた。低温伸長性が低いのか、株張りはいいのにやたら短いのができたがー。でもまあ軸ばっかり長い水菜は食感はいいけど味気ないしな。

 出荷の後は図書館へ。年末に借りた本を返しに行ったんや。積読本が溜まってるので、返してもあんまり借りるつもりはなかったんやけど、気になっていた本があったきん、ついつい手にとってしまった。



 以前新聞広告で見かけて怪しいなーと思ってた本や。そのとき著者名でググッたら水商売をやっている会社のシャチョさんやった。ふーん。

 まだほとんど読んでないけど、いきなり日本食品標準成分表のデータを抜粋して、昔より今の野菜のほうが栄養価が低いと脅してきたよ。冒頭で一発脅しとくのはみのもんた法のセオリー通りやな。これを化学肥料のせいにするのがどうやらこの本のお題目のようやけど、これは概ね間違いや。

 野菜のビタミンC含量が成分表上で減っているのは、品種が変わったことと、もうひとつこれが一番大きいんやけど、旬でもない時期に野菜が出回るようになったことが影響しとる。科学的に理由は分かってないんやけど、野菜は旬の時期のものが一番栄養価が高い。ほうれん草なんか夏と冬ではビタミンC含量において別もんと言っていいほどや。
 
 そんなわけなので、みんなは安心して旬の野菜を食べてつかよー。あと野菜の栄養うんぬんは栽培方法より鮮度のほうが影響大きいよー。いきなり脅してかかる人をあんまり信用しちゃいけないよー。

 さて、今晩から百姓リテラシーの練習問題のつもりで上の本を読み進めることにするが。読んでおもっしょいこと書いとったらまた紹介するねー。  
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Posted by kazuzo at 20:56Comments(0)雑記