2009年09月15日

こわい話

長野県中条村の水田に強力な除草剤がまかれ、農産物の出荷停止や村議長の辞職に発展している事件で、同村は9日、村内すべての田畑を対象に同じ除草剤がまかれていないか点検に乗りだした。「日本の棚田百選」に数えられる美しい水田での卑劣な犯行に、村民からは怒りや不安の声が上がっている。

除草剤は水田5枚、計1200平方メートルにまかれ、全農長野県本部の検査で水田や畑には通常使われない除草剤「ブロマシル」と分かった。事件を受けて村と地元農協は5日からあらゆる農産物の出荷を停止しており、5日以降だけで被害額は1000万円に上ると村はみる。収穫前の稲の被害額はこれから把握する。

中日新聞:「棚田百選」の長野・中条村、卑劣犯行に怒り:社会(CHUNICHI Web)

 近年農産物の盗難とか数多く報じられているし、お隣の琴平でもニンニクが盗まれたとか話を聞くけど、ほんまこういうことやめてつかよと言いたい。防ごうと思えば朝昼農作業やった後に夜通し警備せないかんことになる。深夜に警備員を雇う経済的余裕のある農家なんてほとんどおらんやろうし。

 今度は薬物を使った犯行やって。これは百姓にダメージを与える手段としては盗むより簡単で犯行も見つかりにくい。自分のことではないけど、はがいはがいがいにはがい。記事ではあらゆる農産物の出荷を停止となってる。もしなんかの作物から除草剤が検出されたら風評被害が出るきん、山間部の農村には致命的ダメージになるし、全作物を検査するわけにもいかんのや。検査には日数がかかるきん売り物にならんようになるし、第一検査コストは莫大なものになる。

 畑や田んぼを人質に取られながら百姓するのはいややで。かと言ってなんでも厳罰にせよとか言うのもすかんしな。モラルモラルいうのもすかん。犯罪者の人には社会的コストが高まれば周り回って自分の首を締めることになるということをよく考えて、罪を犯すかどうかを決めてほしいものやが。みんながそんなんやったら刑法も警察もいらんのやけどな。


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奇跡も魔法もないけど楽しいよ。
とうとう糖等々
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