2012年02月17日

若いもんの役割である。

 うちは夢ハウスに定番品も出荷するけどわりかし珍しいもの、多分誰もまだ出したことないようなものを出すことも多い。でもすぐ作れる葉物とか注目品種なんかはすぐ追いつかれるけどな。最近新作でヒットやったんは葉ニンニクやなー。あ、でもこれ内緒な。ニンニク農家やったら誰でも簡単に作れるきんな。ただし何度も書くけど球ニンニクと同じ農薬を散布してたら出荷でけへんよ。球と葉・芽では農薬登録が違うきんな。これ注意な。しもた、ここで言うたら内緒にならんがー。

 直売所で新しい品目をどんどこ出していくのは若い出荷者の役割やと考えとる。まず今の時代の若いもんはPCが使えるきん情報収集能力が高い。意欲さえあれば新しい品目の情報を得やすいんや。そしてこれまたPCでPOPを作れるきん、珍しいもんでも比較的売りやすい。せっかくおもっしょいもん作っても、小さな短冊にきちゃない字で品目の名前書いただけでは手に取ってもらいにくいがー。年いった人でも以上のようなことができる人もおるのは当然やけど、農村ではなかなかおらんかな…。もしわしでよかったらそういうのを(えらそうですまんのう)教える機会があればとも思うんやけど。

 そりゃ頑張って売ってみたけど定着しなかったものもいくつかある。それでもチャレンジするアニマルスピリットを発揮することこそが若いもんの一番大事な役割かもしれんなあ。なんちゃって。

 逆に定番野菜の定番品種を作るんは、そりゃ個人差があるけど何十年もやっりょる年寄りのほうが達者なんな。例えばみんな作る大根の定番「耐病総太り」で勝負しても絶対わしよりうまいこと作る年寄りが何人もおる。経験だけは真似できん。そやきん、聖護院大根っていう変化球を投げる。ハクサイも一緒。そこでミニ白菜で低めを狙う。 
 
 そうして直売所の売り場がバラエティに富んでいけば、全体的に見てええことでないかと思うわけやが。

若いもんの役割である。

 そこで、宣伝なんやけど極早生のサラダタマネギを明日から出すよ。さっき掘った生。こんな時期やけどできるんがあるんやが。セット栽培というちょっとおもっしょい栽培方法で作る。説明はこっちの資料を見てもらったほうが早いな(PDFですまんのう)。時間はかかるけど、おもっしょいやろ?

若いもんの役割である。

 あとサラダ水菜も一ヶ月ぶりくらいに。寒さで遅くなったけどやっと大きうなったが。
若いもんの役割である。


 



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