まんのうをたがやす百姓のBlog

　満濃池のゆる抜きが土曜日にあって、ようやく用水路に水がようけ来るようになったが。中干し終わったたんぼに水をたっぷりと入れてやると、稲がうれしそうにグーンと伸びて、見ていてうれしいが。

　ところがどいや、今日は水を入れっぱにして昼飯食った後まったりと本などを読んでおったんやけど、水を入れすぎて気が付いたときには田んぼの隣のオクラと菊の畑に浸水しとるでないかー。こらどいやー。

　田んぼから遠い菊はええ塩梅の畝間潅水って感じになったんやけど、オクラは水びたしやが。急いで溝を切ったり水中ポンプを投入したりさらにはバケツで汲み出したりと、排水に努める。しかし畝間に生やしてあるマルチ大麦が仇となってなかなか排水が進まないんやが。こらどいや。



　思えば昨年の夏にじいさんから50年ぶりに水管理業務を引き継いでからこれまでずっと水不足やったんや。それが満濃池のゆる抜きで一時的に水がようけ来とるのにいつもの調子でのんびり水を入れてしもうたのが間違いや。油断してしもうた。ああ、これは言い訳やな。いかんいかん。頭脳警察風に言うと、「言い訳なんかいらねえよ。てめえの〇ん〇に聞いてみな」や。

　暗くなるまで排水やったけど、まだ水が溜まってるところがあるよ…。畝に指を挿してみたらようかんみたいにぐにゃぐにゃや。根腐れせんかったらええんやけど。あ、あと水を無駄遣いしてしもうた。下流の百姓のみんな、こらえてつかよ。