2012年05月31日

田んぼ干上がるワロエナイ。

 昨日の晩な、この前の記事で書いた水路から田んぼに水を引き込む細くて古い水路にヘイケボタルがおったんやが。しかも5匹、いやもっとおったかな。ヘイケボタルやきん、草の陰で地味~に光っとるんやけど、そらうれしいな。幹線用水路のほうはゲンジとヘイケが混在しておったように思う。古いほうの用水路はこんな様子や。

田んぼ干上がるワロエナイ。

 写真撮ってて思い出した。今年田植前にイデざらいしてないが。忘っせとった。うちんとこの田んぼに水入れるためだけの水路やきんまあええか。それにしてもざまくいな。去年の冬はようけ雨が降ったきん、上の畦から石ころや砂がようけ落ちてきて溜まっとる。草も生える。このざまくさがホタルやそのエサを育んだわけやな。正味の話ゴミ屋敷にゴキブリがわいたみたいなもんやけど、こっちはなんとなく許してくれそうな。てへぺろ。

 以前にもここではヘイケボタルを見たことがあったけど、あんまり意識してなかった。なんとて幹線用水路のほうにおったゲンジボタルのほうが派手やし、ホタルが光るような時間にこの細い用水路のほうに行くことがなかったきんな。なんで昨日そんな時間に田んぼの水を見にいっきょったかというと、水がよいよ上流からこんでなかなか田んぼに水が入らんきんやが。水路に堰してご丁寧にビニールで隙間までふさいでこれやで。

田んぼ干上がるワロエナイ。

 これを書いとる今現在も水入れよるんやけど、チョボチョボしか入らん。ひょっとしたら地中に染み込んだり蒸散する水のほうが多いんとちがうやろかというくらいチョボチョボ。このままでは干上がる。中干しまであと1週間は欲しいんやけどなあ。まだ分けつ数も確保できてないし、あんまり早く干すとカブトエビその他田んぼの生き物にも影響がある。

 5月に入ってまとまった雨が降ってないきん、ゆる抜きを控えた満濃池が水ゲージ溜めよんかなあ。ゆる抜き前でも例年こんなに水がないことはないんで。そういえばモンシロチョウがようけ飛っびょるなあ。蝶や蛾は雨がじゃんじゃん降ったら割と死んでしまうんやけど、降らんきんなあ。トウモロコシのアワノメイガの被害もこの時期にしては多い。アワノメイガが茎に入ったらこんなんなる。

田んぼ干上がるワロエナイ。

 まあ雨降らんのも悪いことばかりではなくて、例えばこの時期収穫を迎えるニンニクや麦には好天は助かる。おかげさんでうちのニンニク上出来。周囲の麦刈りも実にスムーズにでっきょるげな。去年は今頃もう梅雨入りしてえらい目にあったな。

 しかし早明浦ダムの貯水量も90%を切ってきた。あと二週間したら農業用水の取水が始まって2%強/day減るのに、はよ梅雨が来てくれんと困るが。

 井戸の水も出が悪い。4月まではようけ雨降ってたし、上流のほうでも田植えが進んどるのにな。なんでやろと、井戸のポンプを頼んみょる電器屋さんに来てもろたら言われた。

 「満濃川(例の幹線用水路の通称)の底、打ち直したやろ。あれで水が地下に染みんようになったんやが」

 なんとかああ。そんなに水がぶっりょったんかあ。そら直さないかんなあ。でもまさかこんな影響があるとは。ほんまかなという気もせんでもないけどない話ではないなあ。


タグ :水のはなし

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