2013年08月04日
とうとう糖等々
あんまり最近仕事のこと書っきょらんような気がする…。いや勉強も仕事やしカメムシは商品開発やし。ほんま。会社行っきょる人やって研修とか自分の仕事のための勉強するやろ。自営業やって一緒やが。あとカメムシ。
ほんで、今なにをしよるんかというとやな、夏はあんまり種播いたりすることないきんな、オクラとかコーンとかトマトとか花とかの収穫出荷作業が一番の仕事かな。そんで水やり、そして水やり。今年も雨降らんな。降ってもしょんべんみたいなんしかないし。高温乾燥がひどいきん今年は潅水チューブを大幅に増やした。人手では間に合わんきんな。潅水チューブいうたら畝の上に引いといたら等間隔に空いた穴から水がジョロジョロ自動的に出てくるやつ。ちょう便利。こんなん。ただしものによっては目づまりしたり、作物に合わせて出る水量を考えてやる必要がある。
水やりを省力化して、わしはもっぱら畑でトラクター。ブロッコリーの前作緑肥ソルゴーを畑に鋤き込んで分解させる作業に従事しておる。
これが
こうなって
それをトラクターで粉砕して
数日後ソルゴーを分解する微生物を働かせるために鶏糞を散布しながらもう一度トラクターかける。
二週間後
この前のうんこ会で、土づくりに使える「堆肥」は肥料分が少なくて炭素分の多い牛糞堆肥やバーク堆肥だよ、資料に堆肥って書いてあるからといって成分の多い鶏糞堆肥を2tも入れると養分のバランスが崩れるよという話をしたんやけど、同時に鶏糞で土づくりをするにはということでソルゴーの例を挙げたんや。炭素分の多い堆肥は肥料が少ないかわりに分解しにくい成分が多くてそれが土の様々な機能性を高めるんやな。炭素分の少ない鶏糞でそれをやろうと思えば鶏糞を使ってがっつり炭素持ってくる植物を育ててそれを畑に返してやればええやんなという話やが(ソルゴーの前にブロッコリー作っとった畑は残肥や残渣が多いきんなんも入れない)。ソルゴーはものすごく吸肥力も光合成能力も高くて今年の旱魃でも播種して二ヶ月で2.5メートル級巨人になるんや。びっくりやな。光エネルギーを使って空気中の二酸化炭素を取り込み炭水化物というか糖をガンガンつくる。それはみんな理科で習った通りやが。
糖と言えば香川県では希少糖がアツいが。え、強引?いやこの前、とある産直の生産者大会で希少糖の講演があって、いろいろ思うところがあったきんちょっと書こうかなと、スンマセン。
香川県では香大が世界をリードする希少糖の研究や産業利用で盛り上がっとるわけやけど、白砂糖は「白い悪魔」(マクロビオティック系やな)だとか、合成甘味料ガー(「買ってはいけない」系やな)みたいに言ってる人まで香大の希少糖技術は夢の技術みたいにゆっててなんだか不思議。パトリオティズムもしっかりと人の目を曇らせるのですなあ。もうちょっとそもそも糖とはなんぞやということについて誤解なく知ろうで。この前の講演では糖と酵素の働きのさわりだけ教えてもろて、わしももっともっと知りたいと思ったよ(こういう内容が配られた)。
希少糖の機能性について、パンフレット(参照)にはこれまた「夢のような甘味料」と書かれとるわけやけど、なんだか60年代チックやなあ。確かに素晴らしい機能が確認されとるんやろうけど、それを淡々と説明するわけにはいかんのやろうか。キシリトールも希少糖のひとつやけど、日本に入ってきたとき、宣伝文句を盛りすぎて混乱があったよな。その轍を踏んではいかんと思う。こういう説明をしっかりとやって後々ミソを付けることがないようにすることもマーケティングの大事な要素と違うかなあ。と、最近よく思うな。
例えば希少糖に微々たる摂取リスクが仮にあったとして、それを大げさに言いつつ、「自然界に滅多にない=不自然!!」とゆって本を売る人が現れたときにどうするか。お膝元の香川県民が、その論のウソを的確に笑い飛ばせてこそ、香川の希少糖ブランドを守ることになるんと違うやろか。
そやなあ、希少糖をすでに使いよる洋菓子屋さんとかうどん屋さんとかで希少糖を使った美味しいお菓子やおうどんをいただきながら、希少糖のサイエンスカフェあるいはサイエンスうどん屋をやってみたらどうやろうか。わしはぜひ参加したいよ。
ほんで、今なにをしよるんかというとやな、夏はあんまり種播いたりすることないきんな、オクラとかコーンとかトマトとか花とかの収穫出荷作業が一番の仕事かな。そんで水やり、そして水やり。今年も雨降らんな。降ってもしょんべんみたいなんしかないし。高温乾燥がひどいきん今年は潅水チューブを大幅に増やした。人手では間に合わんきんな。潅水チューブいうたら畝の上に引いといたら等間隔に空いた穴から水がジョロジョロ自動的に出てくるやつ。ちょう便利。こんなん。ただしものによっては目づまりしたり、作物に合わせて出る水量を考えてやる必要がある。
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売り上げランキング: 136,107
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水やりを省力化して、わしはもっぱら畑でトラクター。ブロッコリーの前作緑肥ソルゴーを畑に鋤き込んで分解させる作業に従事しておる。
これが
こうなって
それをトラクターで粉砕して
数日後ソルゴーを分解する微生物を働かせるために鶏糞を散布しながらもう一度トラクターかける。
二週間後
この前のうんこ会で、土づくりに使える「堆肥」は肥料分が少なくて炭素分の多い牛糞堆肥やバーク堆肥だよ、資料に堆肥って書いてあるからといって成分の多い鶏糞堆肥を2tも入れると養分のバランスが崩れるよという話をしたんやけど、同時に鶏糞で土づくりをするにはということでソルゴーの例を挙げたんや。炭素分の多い堆肥は肥料が少ないかわりに分解しにくい成分が多くてそれが土の様々な機能性を高めるんやな。炭素分の少ない鶏糞でそれをやろうと思えば鶏糞を使ってがっつり炭素持ってくる植物を育ててそれを畑に返してやればええやんなという話やが(ソルゴーの前にブロッコリー作っとった畑は残肥や残渣が多いきんなんも入れない)。ソルゴーはものすごく吸肥力も光合成能力も高くて今年の旱魃でも播種して二ヶ月で2.5メートル級巨人になるんや。びっくりやな。光エネルギーを使って空気中の二酸化炭素を取り込み炭水化物というか糖をガンガンつくる。それはみんな理科で習った通りやが。
糖と言えば香川県では希少糖がアツいが。え、強引?いやこの前、とある産直の生産者大会で希少糖の講演があって、いろいろ思うところがあったきんちょっと書こうかなと、スンマセン。
香川県では香大が世界をリードする希少糖の研究や産業利用で盛り上がっとるわけやけど、白砂糖は「白い悪魔」(マクロビオティック系やな)だとか、合成甘味料ガー(「買ってはいけない」系やな)みたいに言ってる人まで香大の希少糖技術は夢の技術みたいにゆっててなんだか不思議。パトリオティズムもしっかりと人の目を曇らせるのですなあ。もうちょっとそもそも糖とはなんぞやということについて誤解なく知ろうで。この前の講演では糖と酵素の働きのさわりだけ教えてもろて、わしももっともっと知りたいと思ったよ(こういう内容が配られた)。
希少糖の機能性について、パンフレット(参照)にはこれまた「夢のような甘味料」と書かれとるわけやけど、なんだか60年代チックやなあ。確かに素晴らしい機能が確認されとるんやろうけど、それを淡々と説明するわけにはいかんのやろうか。キシリトールも希少糖のひとつやけど、日本に入ってきたとき、宣伝文句を盛りすぎて混乱があったよな。その轍を踏んではいかんと思う。こういう説明をしっかりとやって後々ミソを付けることがないようにすることもマーケティングの大事な要素と違うかなあ。と、最近よく思うな。
例えば希少糖に微々たる摂取リスクが仮にあったとして、それを大げさに言いつつ、「自然界に滅多にない=不自然!!」とゆって本を売る人が現れたときにどうするか。お膝元の香川県民が、その論のウソを的確に笑い飛ばせてこそ、香川の希少糖ブランドを守ることになるんと違うやろか。
そやなあ、希少糖をすでに使いよる洋菓子屋さんとかうどん屋さんとかで希少糖を使った美味しいお菓子やおうどんをいただきながら、希少糖のサイエンスカフェあるいはサイエンスうどん屋をやってみたらどうやろうか。わしはぜひ参加したいよ。
土壌医検定受験ガイド
連休のおでかけのご案内
ガラパゴス化して当たり前
小さい、強い、そして自由!
ド田舎の地方自治体で議員や首長の候補さんに聞きたい9つの質問
リスコミの学校というタイトルのつもりでした。
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リスコミの学校というタイトルのつもりでした。
Posted by kazuzo at 11:46│Comments(3)
│雑記
この記事へのコメント
お久しぶりです。いつも為になる記事をありがとうございます。
4日はガリフェスに行ってきましたが、子供が暑さでまいってしまい2時間強の滞在でした><;
もしかして寄れるかなぁ~とか期待してましたけど、残念でした><
4日はガリフェスに行ってきましたが、子供が暑さでまいってしまい2時間強の滞在でした><;
もしかして寄れるかなぁ~とか期待してましたけど、残念でした><
Posted by 土居島農園 at 2013年08月08日 13:27
おお~、ガリフェス行かれましたか。わしも夕方あの辺ウロウロしてました。ベンガルエリア含めてなんだかバブル期の地方博みたいになってましたね。あとすごい臭いw
Posted by kazuzo at 2013年08月09日 16:22
地方博ww
にんにく農家ににんにく臭は「やる気ガス」です。
サヌキのバカヂカラの白川さん、主催の牛山さん共に少しお話しましたがとても良い方たちでとても有意義な時間を過ごせました。高知県民と香川県民て改めて馬が合う気がしました^^
にんにく農家ににんにく臭は「やる気ガス」です。
サヌキのバカヂカラの白川さん、主催の牛山さん共に少しお話しましたがとても良い方たちでとても有意義な時間を過ごせました。高知県民と香川県民て改めて馬が合う気がしました^^
Posted by 土居島農園 at 2013年08月09日 23:28