2010年06月28日

草をもって草を制するのは難しいでござる。

 オクラがどんどん大きくなってそろそろ収穫という時期になってきたが。よく日のあたる畝のはじっこにはもう収穫適期の実もついとる。
草をもって草を制するのは難しいでござる。

草をもって草を制するのは難しいでござる。

 ところがどいや。畝間の溝がwwwwwwwwwwとばかりに草ぼうぼうでないか。今年は畝を広く取ったきん、畝の上にもマルチで被覆してない部分があるんやけどそこも草ぼうぼう。これではまだ低い位置に生ってるオクラを収穫するんにあずるでないか。

 去年はマルチ大麦が収穫適期までに枯れて草を見事に抑えてくれたんやけど、どうも今年はその辺がうまくいってない。

 まずマルチ大麦を播いたときに今年は覆土をしなかった。去年も土とかき混ぜるくらいしかせなんだんやけどな。そしたら今年は発芽率が下がった。播いたときに土が雨の後で締まってたのも悪かったのかもしらん。根が土に降りんまま枯れてるようなのもあったしな。

 それに去年やったら今頃枯れとったマルチ大麦が今年は青々としとる。なんでやろうか。涼しかったきんやろうか。マルチ大麦は暑さで穂を出さずに枯れて土壌を被覆するのがええとこなんやけど。

 そんなこんなで草はようけ生えとる。これもなんでかと考えた。まず畝間を広く取ったきん日がようあたる。ブロッコリーの残肥でオクラがあほほど伸びた去年と違って今年はええ塩梅やきんなおさら日があたる。あと雨が多かった。

 ふーむ、わしの技術の柱のひとつである草を持って草を制するが今年のオクラにはうまいこといかなんだが。ナギナタガヤは今年は大成功やったんやけどなー。でも収穫の邪魔にはなるけど、オクラにとって草はワルソとばかりは言えんかもしれん。オクラは初期に窒素過多になると背ばっかり伸びて実がつかん。背が伸びすぎると後で収穫にも困る。余分な窒素を草、特にイネ科の草が吸ってくれるのは悪いことではない。マルチ大麦にしたってそういう役割もあるきんな。おかげさんでオクラは背丈といい葉の具合といいええ感じや。

 でもどっちにしても草の役割は終わったきん、草刈り機で刈り飛ばしたがー。まんどくさかったー。


タグ :オクラ

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