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2010年02月08日

人類と根こぶ病の2000年戦争

 朝の収穫を終え、昼間ニコニコ動画を観よったら農協の人がやってきた。広域の営農指導のほうの課長さん。なんでも今度根こぶ病用の新資材と根こぶ抵抗性新品種の試験するきん、うちの畑の土を分けて欲しいとか。そらお安いごようやがな。新しい試みの役に立つならどんどんうちの土を使ってつかよ。

 …いやまて、これはうちの土のネコブカビ密度の濃さが見込まれたということでないか。しょんぼりすべきではないのか。まあええか。

 新資材は粉状の苦土石灰に微量要素を混ぜたものだという。苦土石灰は粒子が細かいほうがpH矯正作用が大きいきんな。土になじむきん。これはええことや。この辺の農協はわざわざ粒にした苦土石灰ばかり勧めよるきんな。

 微量要素がなんで必要かというと、根こぶ病を防ぐためにpH7以上にするとマンガンとかホウ素とかの微量要素の吸収が鈍るんや。微量要素が少なくなるといろいろ生理障害が出る。そやきん微量要素を普段よりようけやらないかん。まあ理屈にかなっとる。

 しかし値段を聴いたところがどいや。900円くらいするという。わしが普段使っとる粉状の安物苦土石灰(粉状やきん効果は高い)の倍以上でないか。こんな高い石灰を微量要素の大量供給が必要なほどのpHになるまで入れようと思ったらコストがえらいことかかるがな。微量要素は葉面散布で補ったらええんでないのかな。

 根こぶ病抵抗性品種のブロッコリーはまだ商品化されてないんや。試験品種にはあるんやけど、品物がイマイチで市場価値が劣るとか。今度のはちょっと期待できるらしい。こっちのほうはちょっとワクテカするな。ちなみに根こぶ病抵抗性品種には品種名の頭にCRが付くよ。パチンコ台みたいだね。

 物の本によると2000年以上前から人類は根こぶ病に苦しめられてきたそうなんやが。根こぶ病はアブラナ科の根だけに付く病気やけど、人類は洋の東西を問わずアブラナ科野菜が大好きやきんな。ケールにキャベツにブロッコリー、ルッコラもそうやし、チンゲンサイや小松菜、カブや大根も。そやきん、言うてみたら人間の営みに寄生する菌みたいなもんや、ネコブカビは。キャベツや白菜は品種改良によって克服してきたけど、ブロッコリーは現在のところ人間対根こぶ病の最前線なんや。我々の代でこの戦争を終わらせたいものや。そんでこの戦争が終わったら、わし結婚するんだ…って死亡フラグ立ててどないするんよ。


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この記事へのコメント
ブロッコリーの、よしみどりちゃん、甘くて美味しかったです〜!ブロッコリーじゃないみたい。また買い占めます。(笑)

kazuzoさん、死なないで!!必ず生きて還ってきてぇ〜〜〜!
Posted by ましゅみん at 2010年02月08日 22:32
ほのかに甘くておいしいでしょ。ありがとね。

大丈夫!ここはわしに任せて先に行け!
Posted by kazuzokazuzo at 2010年02月09日 19:34
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